4つ葉プロジェクト

2005/07/24(日)13:51

「ゆったりーの」と「戸山あそび場」

杉山千佳(子育て環境研究所)(1000)

 金曜日は新宿区民会議でした。 これは公募の370人もの市民のみなさんと10年後の新宿の 姿を議論するものです。 わたしは汐見先生の丁稚として、第1分科会のお手伝いを させてもらっています。 さる22日に第2回目の分科会が行われたのですが、 まずは新宿区の子育ての実態を知ろうということで、 NPO法人ゆったりーのと、 戸山あそび場 の方に事例報告をしてもらいました。 大都会新宿の片隅に、こんなところがあったなんて!と 感心することしきり。 ゆったりーのは、廃園になる保育所の跡をなんとか子ども のための施設として再利用できないかと、親たちが働きかけ、 地域の人たちも応じ、みんなでワークショップを重ねて、 コンセプトを練りあげ、運営も自分たちで行っているという ことです(今年からつどいの広場事業として補助をもらうこ とに)。 代表の方も、子育て中のお母さん。それまではその園に子ど もを預けて働くWMでしたが、思い切って、仕事を辞め、この 活動にかけてみることにされたのだそうです。 戸山あそび場では、乳幼児から思春期の子どもまで、異年齢 の子どもたちが、思い切り外遊びをしている様子が報告され ました。 わたしもいくつかのプレーパークに遊びに行ったこと がありますが、プレーリーダーの若者がいると、なんか、 いいんですよね。 これは子どもたちに必要だと思い、プレリーダーを迎え、 彼らの人件費を払い、楽しく遊び、つどえるコミュニティを つくるべく、奔走する親・地域の人がいればこそ、公園は コミュニティとしてよみがえるのだなと思いました。 汐見先生からは、 「どうして戸山公園だけあんないいプレーパークがあるの? じゃなくて、あちこちにあんな公園をつくるにはどうしたら いいか、みんなで考えることが大事です。こんな大都会 なのに、新宿にプレーパークが一番たくさんあるんですよね となったらすばらしいですね」 といったお話がありました。 夜になると歌舞伎町にどーっと押し寄せてくる他地域の 子どもたちの問題、浮浪者の問題なと、ううーん!と うなる課題も多いのですが、まずは、できることから、 少しずつ。 そんなお手伝いをしていけたらいいなと思っています。

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