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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
どういうスタンスで書くか・・・というのは、
4つ葉プロジェクトのスタンスとも重なる部分が あり、今日は、今の気持ちを正直に吐露して、 みんなから励ましのメッセージをいただいたような 気がして、ぽぅっと顔を赤らめたりしています。 すんません。 まだまだ修行が足りないです。 へなちょこちゃんも、全然へなちょこじゃなくて、 はるばる新幹線に乗って、東京のわたしたちの勉強会 に顔を出してくれたりするんですよねー。 その意欲、ほんと、すごいと思います。感謝。 これからもバックアップ、よろしくお願いします。 ● 今日は、ちょっとした成り行きで、立川市の次世代育成 行動計画の策定委員会のみなさんの会合に参加させて もらいました。 座長は汐見先生。 行動計画はできたのだけど、今後は、実施にあたり、 応援団を組織して、市民みんなでサポートしていこう という呼びかけが行われたのでした。 みなさん、行動計画作りが終わって、ひさびさに集まった 様子でしたが、「あれからどうしてましたか?」という 問いかけに、「今はこんなことしています」と、お一人 お一人、自分たちの活動報告をされていました。 子育て情報誌を作っている現役ママ、地域活動をしている ママ、地域のパトロールなどを積極的にしているおじさん、 自治会の会長さん、教育関係の人、養護施設の校長先生 などなど、多彩な顔ぶれで、発足当時は、意見がかみ合わず ずいぶん苦労もあったようですが、それを乗り越えて つくった計画は、本当に、愛しい計画で、 「自分たちの手でつくった計画だから、なんとしてでも 実現させる」と、みんなが思っている様子がうかがえました。 ここまで市民が情熱を傾けて計画をつくり、実践にも関わる 例はそんなに多くはないのだろうと思います。 みんなでわいわい飲んで、帰りの中央線で、汐見先生と 一緒だったので、立川の計画作成秘話をうかがいま した。 「市民っていうのは、行政のやっていることも行政マン と同じぐらい知っていなきゃいけないんだ。立川でも、 キーマンになる女性には、前もって、『あなたたちには 勉強してもらいます』と言っておいた」と、汐見先生。 最初は戸惑われたというその女性も、必死になってこれま での立川市の行政施策を学び、次世代育成支援対策推進法 を学び、制度を学び、自分たちの意見をどう制度に反映さ せていくか、考えたのだそうです。 「そういう人を育てるのは、すごく大変ではないですか」 というわたしの問いに、 「日本には、公共の場で、一市民として、どういう立場 で何をしたらいいかを考える機会がものすごく少ない」 と、汐見先生。 企業だったら、各担当者を決めて、どういうスタンスで その事業に関わるか、会議のたびに、繰り返し、確認を するけれど、確かに、「公共」において、それをすること は、ほとんどないですねえ。 だから、みんなどう動いていいのか、わからなく なってしまう(そのいい例が、PTAなどではないかと 思う)。 ルールが共通理解されていて、目的も明確になっていれば、 わりに早く動けるようになるのだろうけど、それを みんなが了解するのに、ちょっと時間がかかるのだろう。 慣れるとスムーズに動き始めるんだけどね。 汐見先生は、委員会参加者同士の意見が対立したときに、 「まあ、まあ、まあ~」って感じで、すっと入って 場を和ませたり、流れを変えたりしているのだ。 汐見先生は天性の協働コーディネーターなんだろうと 思いながら、電車を降りたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 24, 2005 12:11:55 AM
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