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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
先日、福岡で行われた子育て支援のイベントで、作家の
鈴木光司さん、タレントの奥山佳恵さん、東洋大の白石真澄 さん、関東学院大の大豆生田先生が登壇する座談会の司会を させてもらいました。 鈴木さんとは、98年の少子化への対応を考える有識者会議以 来、イベントにお呼びして講演してもらったり、どこかの主催 のフォーラムなどでご一緒したり時々お目にかかる間柄です。 つくづく思うのは彼のことばには力があるってことです。 有識者会議の一番最後に、提言をまとめて総理大臣に手渡した のだけど、故小渕総理大臣を前に、わたしら委員が一言ずつ 感想や意見を述べる機会があって、鈴木さんは、 「ぼくは未来は明るいと思っている。子どもたちに未来は明る いというメッセージを伝えるのが大人の役割だと思う」 ということをおっしゃり、小渕さん、すっかり気に入って、 ほかの委員の、「国はもっとこれやんなきゃいけない、あれも やるべき」みたいな話はすっとんじゃったようでした。 (かくいうわたしも、自分の話したことは忘れちゃったけど、 鈴木さんが言ったことは覚えているわけで。ち、鈴木マジック にまんまとのせられています) 今回も、彼がいる以上、「未来は明るい」という路線で行か ねば・・・と思い、それはほかの方も承知していて、全般に 楽しいトークを繰り広げることができたと思いました。 ○ 鈴木さんのメッセージはいつも変わらず、「未来は明るい」です。 「言い続ける」と、彼は言います。 で、ほんとに言い続けています。 それって、すごいことだなと思っていて、彼に出会ってから、 新しい価値観を手に入れた気がして、 今まで当たり前だった、結論が暗いテレビ番組とかコメンテー ターとか、 「それって、自分がやりたくてやってんじゃない??」と、 思うようになりました。 「不安あおってどうするよ」 ひとりで思うだけなら、まだいいんだけれど、周囲の人に悲観的 な話ばかりするのって、よくないよなー。 ひところはやった「よかったさがし」みたいなのも、ちょっと 無理してる感じでなんですが、そんなせこいのじゃなくて、 もっと大胆に、 「どんなことがあっても未来は明るい」と、 子どもに伝えるのは、やっぱ、 親のつとめかもしれないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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