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カテゴリ:山田麗子(「遊育」副編集長/扶養なし)
サボってばかりですいません。
水曜日、渋谷区と中野区の私立幼稚園が 合同で防犯研修会を実施しました。 少々遅れて、のぞいて来ましたので、 そのご報告も兼ねて。 研修会には、幼稚園の先生や園長先生など、 110人以上が参加してました。 不審者が学校に侵入するビデオなどを見ながら、 中野警察署の担当者が、一つ一つ 対応の仕方を解説してくれるというものでした。 さすまたの実践もありました。 (長い柄の最後尾を持たなくては意味がない) このような事態に至る前に、 学校110番を使って、とにかく早く 警察に連絡をとってほしいということが 一番のメッセージでした。 研修会では、幼稚園安全マニュアルの 雛形(幼稚園団体が作ったもの)も配られました。 これを参考に、各園が園の事情に応じた マニュアルを整備し、地元の警察と連携し、 繰り返し訓練することで、 いざという時、確実に対応できることも 強調されていました。 苦笑したのは、中野区が私立幼稚園に対して 防犯用にと配布したスプレーは、 目くらましとしては飛散する範囲が狭く、 実際にはあまり役に立たないことが 警察の方から明らかにされたことでした。 (それより、消火器のほうがよいようです) それでも、私立幼稚園側として、 区が公私に関係なく子どもの安全に配慮してくれた ものとして好意的に受け止めています。 今回の研修会は、不審者が幼稚園に 入ってきたらどうするかという視点のものでした。 女性が多い職場ですから、 不審者と対決するということではなく、 いかに不審者を見極め、 警察に素早く連絡するかが、強調されていました。 重要なポイントとして、 地域情報に関心を持つことの重要性も指摘されていました。 このような研修会の前後に、 下校中の小学生女児が連れ去られ、 不幸なことに、亡くなって発見されるという 事件が続きました。 園内での防犯対策も大事ですけれど、 地域ぐるみで子どもの安全を守るという意識を 高めることも重要ではないかと思いました。 そして、以前、子育てをめぐる論議の中で、 「母親ばかりに子育ての責任を押し付けることは、 社会の子育てに対する責任を放棄することに なるのではないか」といった問いかけを 何人もの子育て支援実践者から聞いたことを 思い出しました。 少子化といいながら、社会全体が あまりにも子どもに対して無関心なことが、 このような事件につながっているように 思われてなりません。 悲劇を繰り返さないために、 私にできることをしなくては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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