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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
アナログ人間のわたしは、ネットはあまり信用していなくて、
ましてや、携帯メールはまだできない。 1番は、会って話すことだと思っている。 2番は、電話で肉声を聞きながら話しをすることだと思っている。 3番目は、最近はめったに書かないが、手紙だと思っている。 4番目が、メールだ。 先日の中教審の会議で、和田中の藤原さんが最近の子どもたち がつながりを体験できないと言う話をしてくださった。 子どもたちの農家体験の修学旅行。 そこで、生徒たちはたくさんの経験をする。特に印象に残って いることは、 行ってきますといって畑に出かけ、昼に帰るとおばあちゃんが ご飯を作って「おかえり」といって待っていてくれること。 食べてまた農作業して帰宅すると、またおばあちゃんが「おか えり」といって食事を作っていてくれること。 1日がつながっていること。 家から徒歩すぐに仕事場があって、そこで仕事してまた歩いて 帰っていくということ。 作ったものが、その日の晩御飯になるということ。 子どもがいて、お父さん、お母さんがいて、おじいちゃん、 おばあちゃんがいるという連続性を間近に見るということ。 そうした「つながり」を生徒たちは、実体験として感じるのだ と藤原さん。 そうした「つながり」を断ち切っているのが、テレビと携帯 電話だと、藤原さんは指摘されていた。 でも、確か、携帯電話が「つながる」を強調していたよね。 携帯じゃダメなんだ。 でも、テレビも携帯も、そこに在って、わたしたちは、すごく 便利に使いこなしてもいる。 本当に「つながる」って言うのは、どういうことなんだろう? ってことを、深く考えたいな。 本能的にわかるのは、 手をつなぐ、あの感覚。 そばにいてくれるだけでいい、あの感覚。 自分の寂しさをただ埋めるだけではない、あの感覚。 そんなことを、体感して考えていくうちに、おのずと、 携帯やネットやテレビとのつきあい方や、距離のとり方も わかってくるのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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