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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
今朝の朝日新聞の14~15面に、先日行なわれた
「子どもを守る いま、できること、すべきこと」の シンポジウムの模様が紹介されています。 ぜひ、ご一読ください。 このブログでご意見を募集し、いただいたコメントは 整理して、パネラーのみなさんにお配りしました。発言でも 引用させてもらいました。 お寄せくださったみなさん、本当にありがとうございました。 今回、子育て支援とはちょっと違った分野の専門家のみなさんと 知り合えたこと、そして、前々から「どんな人だろう?」と 思っていた上野創さんとごいっしょできたこと、とても うれしかったです。実りの多いシンポジウムでした。 ありがとうございました。 ・・・・ 朝起きるなり、 「出てるよー」と息子が新聞を枕元に届けてくれました。 「写真は?」と布団の中で聞く母。 「最悪。すっげー恐いおばさん」と夫。 (もうちょっと言い方ないの??ぷりぷり) 写真はなあ・・・毎度のことながら苦手です。 元が元だから、しょうがないけどね。 事前に原稿チェックもさせていただいたのだけど、 わたしの申し上げたいことを限られた紙面のなかで きちんとまとめてくださって、ありがたいなあと思 いました。 要約すると、 ・「子育て」を何でもかんでも母親に押し付けないで ほしい ・お父さんも楽しみをみつけて、「地域」に関わる ようになってほしい ・家庭においては、過保護に育てるのではなく、体験 のなかで小さな危険に慣らして、自分で自分の身が守れ る子どもに育てよう ・地域活動は、なぜこのような活動をしているのかの 目的を持って、多様性を認めるものに ・行政はそうした地域づくりの側面支援を行なってほしい ・社会は、根拠に基づく体系的な予防法の確立を急いで ほしい。子どもを守る気運を高めてほしい というようなことでしょうか。 母親以外に向けては、「母親に子育ての責任を押し付ける のはやめて、責任の一端をきちんと担ってほしい」と、 くちをすっぱくして言うし、 母親には、「子ども産んじゃったら腹を据えるしかない。 賢くね」 と言いたかったんだと思います。 (子育ての責任の一端を夫や社会に担ってもらうためには、 母親も、家計の責任の一端と、社会活動の一端を担う必要 があるんだけどね。役割を固定しない。循環させるってこと だけど、その話はまたおいおい) ・・・・・・・・・・・・・・・ ところで、先日、シンポで言った「男の人はあてにならな いから」発言は失言だったと反省したとブログに書きました が、その後、それを読んだ朝日の記者さんから 「本当のことだから、反省する必要はないんじゃないっすか。 むしろ言った方がいいですよ」 というメールをいただきました。 どろっぷに行ったときもその話になり、 「奥山さんはエライよねー。そういうとき、顔に出ない もんねー」 と言ったら、 「ボケと突っ込みがあったほうがいいから、杉山さんは 突っ込んで。わたしがボケるから」 と高野さんに言われました。 (これは、最強のペアになりそうだ) そうなんだよね、言わないとわからないし、 「わたしがいま、どれぐらい怒っているかをきちんと伝えたい」 というようなせりふが「しんきらり」(やまだ紫・筑摩文庫) にもあったんだけど、そういう気持ちは、やっぱりあるかなあ。 言わなくていいということではなく、聞く耳を持つ相手かどうか、 相手の度量を見るってことと、さじ加減、表現方法ってことかなあ。 だから、男性もぬるぬる女を甘やかさないで、言ったらいいと思う。 「黙っておさんどんしてくれるから、いっしょにいるわけじゃない。 ぼくは、あなたがいいから、いっしょにいるんだ。適度な緊張感を 持った関係でいよう」 と。 (「最悪。すっげー恐いおばさん」とまでは、言わなくていい けどね) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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