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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
昨日は息子の17歳の誕生日だった。
高校野球地区大会には、1回戦で敗退してしまって・・・。 試合中に骨折した先輩のかわりに途中から出場し、 3打数2安打だったみたいだけど、残念。 短い夏だったね・・。 とはいえ、今週からさっそく新体制で部活が始まる んだそうだ。 昨日はその中休みで、珍しく部活が休みだった。 (なのに、なんで家にいるのよ? ガールフレンドに お祝いしてもらうとか、そういうことは、ないのかい? 17歳・・・) と、内心母は思うものの、まあ、いいか、と 久々の息子と2人の休日をエンジョイする(夫は休日出勤)。 エンジョイって言ったって、息子がレンタルビデオ屋で 借りてきた、ダウンタウンの「ごっつうええ感じ」を ゲラゲラ笑いながら、一緒に観ただけなんだけどね。 「これをエンドレスで観たら、脳みそ溶ける~~ヒー! せっかく正村さんの本とか読んでるのに~」という 感じだったけど、わたしはともかく、 「息子よ。来年は受験生だぞ。大丈夫か!?」 と心配になってしまうほどだった。 もっと恐かったのは、息子が 「このコント観た覚えがある」と言ったことだ。 ヒー!すみませーん。昔、観てました~~ まだ小学生ならなかった息子と一緒に。ゲラゲラ笑って。 わたしは取り返しのつかないことをすでにしてしまって いるのではないか!?と思ったけど、もうしょうがないしね。 正直、わたしはお笑いにもウルサイのだ(← いいわけ)。 幼少期、吉本新喜劇とドリフで育ち、思春期、ひょうきん族 を観、とんねるず、ダウンタウンと観てきたからね。 最近の面白くないのに、笑わなきゃなんないようなお笑いは 観る気にもならない。 それと、芸もないのにいろんなところに顔を出す、名前も 知らないタレントには、辟易。 息子よ、どんなものでも、一流と接して、見る目を養いな さい(←苦しい後づけ)。 ビデオと一緒にCDも借りてきたようで、歌の話もした。 彼は、ミスチルの新曲が好きだという。 「歌詞に意味があるから。○○○○とか、△△△△のような バンドみたいに、単にリズムに乗ってどうでもいいこと歌って ないから」 と言っていた。 「じゃあ、井上陽水どう思う?」 「『少年時代』しか知らないから」 「アラ、『傘がない』知らないの?『夢の中へ』とか」 (団塊世代の)陽水の時代は、社会的言動をするのが若者の 本流で、それに疲れてしまって、 都会では自殺する若者が増えているというけど、そんな ことより、君に会いに行きたいのに傘がないことのほうが 僕には重要なんだ、それはいいことだろ?と、歌っている わけ。 それが大ヒットして、しらけた世代が登場して、行過ぎたのが わたしたちの世代。 生徒会長なんてダサダサだと思ってた。 そういうことに関心を持つこと自体、避けていた。 でも、いまは、それも違うんじゃないの? という時代になったかなと思う。 ゆり戻しがきてるんじゃないかな? みたいな話をしたら、「だからこの曲なんだよ」と言っていた。 ミスターチルドレンの新曲は「箒星」という。 でもね僕らは未来の担い手 人の形した光 暗闇と戯れ合って眩しく煌めく「箒星」 心配事ばっかり見付けないで 慌てないで探してこう いつか必ず叶うって決め込んで路頭に迷った祈り 目を瞑っても消えない光 夜空に託した祈り 今日もどこかで光ってる 誰の目にも触れない場所で 悪いことばっかり見付けないで 僕ら一緒に探そう ずっと 優しく渋く弧を描いて 夜を撫でてく「箒星」 光り続ける「箒星」 そうだね、君らは、「未来の担い手。人の形した光」 そのものだ。 17歳、誕生日おめでとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 18, 2006 08:31:03 AM
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