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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
わたしが2000年の誕生日に設立した会社は、
「セレーノ」という名前です。 おだやかな晴天という場合にも、セレーノな空、 というのだ。 この他にも、晴れ晴れした顔、という場合にもセレー ノを使うし、落ちついた、とか、客観的な、とか言 いたい場合にも使われる。 世の中には、この種の「明るい人」の数は圧倒的に 少なく、なぜなら、常に静かで晴朗であるなんて、 立派に器量と名づけてもよいものだからだが、 それに比べてこの種の器量の持ち主でない普通人の 方が絶対的に多い現状下では、「セレーノ」な男が 成功者になるのは当然ではないだろうか。 〈塩野七生『男たちへ』成功する男についてより〉 その頃、さかんに読んでいた塩野さんの言葉に あやかって、「セレーノな会社」になりたくて 命名したんでした。 ロゴにもおひさまをつけています で、その後、しばらくして、これまたわたしの大好き なボサノバ歌手の小野リサさんが、「SERENO」 という歌を歌っておるのを聴き、彼女の作曲なの だけど、サンバ調のかわいくて、明るくて、晴れ晴れ した気持ちになる曲なので、勝手に社歌にして フンフンと鼻歌を歌いながら仕事をしています。 3年前からフルートを習い始めたんだけど、 先生のチギラさんは、ライブハウスなどでもちょくちょく 演奏をする方で、わたしも機会があれば友人たちを誘って ライブに行くようになって、がぜん楽しみが増えました。 「ライブで小野リサさんのセレーノ、演奏してください よー」と、図々しくお願いしたところ、 「いいですよー」ってことで、譜面に写してくれ 西荻のライブハウスで目の前で演奏してくれたのが、 春先のこと。 「セレーノ、練習しますか?」 ってことで、レッスンのときに練習するようになった のも最近。 で、「今度のライブ、セッションタイムがあるので、 飛び入りでセレーノやってみますか?」 と誘われて、「はい!」と二つ返事で手をあげたのが ひと月前。 で、これ。 幡ヶ谷のライブハウスで社歌を吹く社長(笑) 若くてかっこいいプロのミュージシャンにサポートして もらって演奏するわたしは、「楽しそう」「うれしそう」 だったとみんなに言われました(そりゃーそうよぅ)。 だんどってくださった、チギラさん、ユウキさん、 ありがとうございました 昨日のライブでも、サンバは楽しい明るい曲調が多いの だけど、その裏側には悲しみやつらさがあって、 「でも明るくやっていこうよ」というブラジル人の 気質がそういう音楽を生むのだというお話がありました。 悩んでいるから、どんより~・・なんてねぇ。 わたしはやっぱり「セレーノ」でいきたいな。 腕あげてまた飛び入りしたいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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