|
カテゴリ:葦澤美也子(Sereno)
こんばんは。
また日付が変わってしまいましたが、 金曜日担当、葦澤です。 ネットでニュースを見ていたら こんな記事を見つけました。 先々週の大正大学での講義のとき (↑記録係として杉山さんに同行してます)、 学生さんからの質問コーナーがあったのですが、 そのときに「産科医・小児科医が減っている」ことについて 話題になっていたのです。 なので、ちょっとタイムリーな記事だったのでした。 授業の様子を見ていると、学生さんたちが 子どもと大人のちょうど真ん中あたりでいろいろ考えて、 希望を持ったり、不安になったりしていることが窺えます。 赤ちゃんポストや最近の遊びの傾向などから、 「子どもはちゃんとすくすく育てる環境なのだろうか」と、 かつての自分と重ねて“子ども側の視点”で世の中を心配していたり。 「私たちはこの先、本当に安心して 子どもが産めるのだろうか」と これからの自分の将来を見据えて “大人として生きる視点”で社会のことを心配していたり。 まだまだスポンジみたいに柔らかくて不安定だけど、 これから何にでもなれるんだね、キミタチは! ……なんて、 眩しく見ながら応援している私です。 それにしても、自分は、 こんなにもふわふわしていたころに ハハになったのだねー。 きっと、いっぱいいっぱい 支援が必要だったに違いないね。 なんて、たまにしみじみもしてみたりして。 * * * 子育て支援を離れた仕事先でも、 学生アルバイトさんと接する機会があります。 でも、どちらの場にいる彼ら・彼女らも、 今すぐ子どもを持つなんて思ってはいないだろうし、 まだまだ時間はたっぷりあるって思っているんだろうな。 上記のニュース記事だって、 25歳以上限定の人をターゲットにしたフリーペーパーで 「あなたもいずれは子を持つ身」ってしめてますよ。 それってどーなの?…と首をひねってしまいました。 「今どき子どもを産むのは30過ぎてからでしょ?」 「お金があるから子どもを産む(産める)んだよね」 「少子化が進む一方で、子どものことは金にならないしね」 なんていう価値観は、スタンダードにしてしまわないでほしい。 たとえ20代前半であっても、望めば不安なく 子どもを産めるような環境になってほしいなあ。 「もしかして子どもができたかも…」 という事態が起きたときに、 将来が真っ暗に思えてしまうような社会ではあってほしくない。 「新しい命が産まれること」を 誰かから押し付けられるものではなく、 心から喜べるようになるには どうしたらいいんでしょうね? 新しい命を授かった人に、 「おめでとう!よかったね。 働き続けながら、子どもも育てながら 自分の人生をこれからも思い切り楽しんでね! 支援のメニューもたくさんあるし、大丈夫」 と、まわりみんなが素直に(空虚な励ましとかでなく) お祝いを言えるような社会がいいなぁ~。 (なんだかリブラの台詞みたいですがw) 昼間働いていても、夜に小児科に駆け込まなくていいように、 「医者が閉まる前に、ちゃんと連れて行ってみてもらいなさい」 って、早退を進めてくれるような同僚や上司がいいなぁ~♪ なんて、つらつらと考えてしまった週末です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 3, 2007 02:29:43 AM
コメント(0) | コメントを書く
[葦澤美也子(Sereno)] カテゴリの最新記事
|
|