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November 6, 2007
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amigoの石山です。

先日世田谷南ロータリークラブ主催の
“あの”佐々木正美先生の講演会がありました。
児童精神科医であり、「子どもへのまなざし」の著者でもある
あの佐々木正美先生です。

子どもの世界から見る社会、
子どもの心を見つめる時間になりました。

内容もさることながら、
お話のトーンやペース、抑揚といいウィットといい
「講演」ってこういうものよね、とフムフムしていた私。

講演の始まりのつかみはこんな風に・・・。

・・・総じていいますと・・・
日本は今、
世界で一番次世代を育てない国になっています。


というフレーズが。

男女とも平均寿命が世界トップレベルでありながら、
合計特殊出生率は世界で最も低い、この状態。
個々人の事情が様々であることは承知しておりますが
(とセンセイは前置きされていました)
でも、総じて言うと
世界で一番次世代を育てない国民であり、
子どもを育てる力を失った国
意欲、気力、活力のない人、子どもが多いのだ、と。

だ、な。
高校生への調査では
Q、自分のことをダメだと思うか?にYESが73%。
Q、自分には何一つ誇るべきものがないと思うか?にYESが53%
という結果が出るそうです。
中学生の「うつ」の発症率は10%にも及ぶそうです。
「うつ」はかつて壮年期の病であったそうです。

自分が誇りに思うこと。
これは「自分」に主導権があるもので、
「自分が」誇りに思えるかどうかにかかってきます。
少し前に、実は私も少し前にチョット惑っていた時期があり(笑)
(ちょうどいた)夫に聞いてみました
「私のいいところってなんだったっけ?」
シンプルな、心の叫びでした。

自分の誇るべきものが見つからないのは子どもたちだけでしょうか。
どれくらいの世代から、
自分の中に「誇るもの」を見つけられない人が増えているのか、
知りたい。

子どもを育てる力を失った国民に
意欲、気力のない人々に
何が必要なのでしょう?

一つの答えは見つからないのかも・・・。
どうぞ意欲をあおらないで、焦らせないでと個人的に思います。
エンジンかけようと思ってアクセル踏んでも
ブルルンン!と火花が飛ばない状態の若い世代。

意欲、気力は与えられるものではなく湧き出るもの
それは母性も然り


「今の母親は・・・」
と思うこともありますが(思われてることもあるだろうな・・・)、
じゃぁ、何でこうなっちゃったんだろう。
言葉や知識で解決できるようなことは限られている。

気力が、意欲が、母性、父性が自然に湧き出るような環境を整えること。
支援者としてできることはそれかな、と思います。
いろんなレベルの環境を整える。
これって4つ葉だ四つ葉

効果の見えやすい作業、長い年月が必要な作業があると思う。
支援者自身も、湧き出てないと(笑)いけませんね。
自身の環境を整えることも大事☆

--------------------------------------------
最後に宣伝を・・・

子ども未来財団主催、amigo企画の
「健やかな産褥期のためにできること」
最終回の講演会はまだ少し空席がございます。
(保育に関してはちょっと厳しいです)

子どもを授かった女性の人生において
大きなポイントになる「産褥期」。
繊細な時期であるからこそ、
関わる価値というか関わり甲斐といいましょうか
(英語にしてみるとworth to be withという感じのこと)
は大きいです。


先日、講師をお願いしている
ウェルネスライフ研究所の神藤多喜子先生と打ち合わせをしてまいりました。
きっと、絶対、
関わる人に大事にしていただきたいことを
沢山お伝えできるいい講演会になると思います。
支援者の方、産後ヘルパーとして活動中のかたお待ちしております。


以下、講演会詳細です。
【日時】11月14日(水)13:30~15:30
【場所】北沢区民会館
    北沢タウンホール 3階 第3集会室
(京王井の頭線・小田急線「下北沢」駅より徒歩4分)

【タイトル】産後の女性のウェルネスライフ
【講師】神藤多喜子先生(助産師・ウェルネスライフ研究所所長)
【参加費】¥2000

お申し込みはamigoまでお願いします。
定員になり次第、締め切らせていただきます。






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Last updated  November 7, 2007 12:29:29 AM
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