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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
ワークライフバランスを推進するには、仕事と家庭の
両立をしている先輩の「ロールモデル」と、相談に 乗ってくれる「メンター」が必要。 というのは、どのワークライフバランスの指南書にも 載っていることだ。 「ロールモデル」ねえ。 わたしは今42歳で、息子が高校三年生。 周囲には、わたしと似たような価値観、生活スタイルで 仕事をしているロールモデルは、残念ながら、いない。 (メンターはいるけどね) 「この先、どうするかなあ」 と思うとき、何を灯台の燈にしていいのかわからない。 特にいろいろやってくれる組織に属してないので、 意識して「ひとり人事異動」や 「ひとり研修」など行わないと、使いものに ならなくなってしまう。 「ロールモデルが必要」って紙に書いたら、 適当なロールモデルが、まるで天から天使が現れるように 突如現れるなんて、ありえない。 世の中が今まで、今年43歳になる女に何をしてきたか、 何を期待してきたかを冷静に分析して見てみれば、 「いまさらロールモデルになれって言われても・・・」 「ごめんね」 と年下の女性たちに言うしかない。 40代の男性達を見ると、明らかに30代とは違う位置に いるし、考え方も、動き方も変化している。 ちょっとやそっとでは、壊れなさそうな、オトコ社会って やつだ。 よくも悪くも、 「これが、日本の経済や組織を土台で支えてきたのね!」 と舌を巻く。 女性であっても、求められるものは違ってくるはずだし、 そうなっていたいと、わたしも思う。 そういう姿(悪あがきも努力も何もかも含め)を 年下の女性たちには、惜しみなく伝えてもいいと 思っている。 これがいいのか、悪いのか、全然わからない。 モデルと言えるのか、まったく自信がない。 真似しないほうがいいこともたくさんある。 それでもよければ、こっそり観ていてください。 ・・・・・みたいな気持ちだ。 ひとつわかることは、わたしはむちゃくちゃ仕事が 好きだ、ということだ。 セレーノのブログに書いた新年のごあいさつでも、 「プロ道まい進」を誓った。 何をして、「プロ」と言うのか? (セレーノのブログでは、 常に「プロ道」を極めようと鍛錬し続ける人のこと。 自分の持っているリソース(資源。あるいは能力)を熟知し、 100%、違いなく使い切る人のことじゃないかな? と書きましたが) 「ぼくもみんなもがんばっていました。 ただ、がんばりかたを間違ったというか・・・」 と、偽装のあとでぬけぬけと言い放つような 「プロもどき」 には、なりたくなくて。 (いくら腕がよくても、ダメなんだ) まずは、「プロとは何者か?」を繰り返し自分自身に問い、 じぶんのしごとを、ていねいに振り返るところから、 始めていきたいなと、思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 2, 2008 02:43:42 PM
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