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先週久しぶりに建築現場へ家具の納品に行った。
山の手線内の3階一戸建て。 建築士による完全オーダーメイド。 金額を想像しただけで、ふ~ッという代物。 年度末は工事関係者は大忙し。 エンドユーザーが個人の場合はあまり関係ないはずなのだが、建設会社さんの決算期だったり、公共施設関係だったりと、この一月にあちこちの現場を掛け持ちしている職人さんも少なくないからだ。 さて、納品を、と現場に踏み入ると、 「おい、家具取り付ける気かよ!(怒)そんなことされたらこっちの仕事がはかどらなねぇなっ!!」 「ここ(階段)は、ダメだぜっ!運ぶなら梯子使いなッ!」 おおぉぉぉーー、なんだこのピリピリした雰囲気はっ?!?! 納期が迫っているのに、まだこんなに仕上げが残っているせいとは言え、“そんな意地悪せんといて~”というカンジ。 監督さんも現場掛け持ちなのか、朝だけすこしいたら姿が見えない。 調整はいわゆる当事者間でするしかないのだけど、パズルのように組み合わさった工程で、全体を見渡さないと上手くいかないのが通常。 う~ん、こういう状況で監督不在って、ありかい?? ま、とはいえ、こちらも仕事を終えなきゃならないわけで、、、 一人ひとりの職人さんに状況を尋ねたり、 ボヤキも聴いて、 「いやぁ~お互い大変っすよね、ところでね、」 と持ちかけると、少しずつ調整がとれていく。 本当はみんな気持ちよく、いい仕事をしたいんですよ。 それぞれの技と経験で。 で、お客様に、いいウチできたわね!って思って、 永く大切に使ってほしいと思っている。 それができる環境づくりが監督の仕事。 (予算管理っていう大切な仕事もあるけど。) そういや昔はよく監督してたよなぁ~と思い出した。 みんなの仕事が活きる環境づくりをマネジメントするって、なんか、今の私と共通してるなぁと、ふと感じた現場のひとときでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 20, 2008 08:12:51 PM
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