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カテゴリ:コマームスタッフより
月に行われた保育士試験の学科の結果が送られてくる時期です。
私が保育士の資格を取った10ン年まえとは科目も形態も変わっておりますが、 試験を受ける皆さんの努力や気持ちは変わらないですよね。 保育の資格をとり、子どもにかかわるしごとがしたいと チャレンジしている皆さんを応援したいと思い、 試験対策の講座で講師をさせて頂いてます。 保育の仕事は子どものニーズ、保護者のニーズ、 そして社会のニーズを強く反映しています。 私が試験を受けた時期は阪神淡路大震災があり、 PTSDについての設問がありました。(大阪府) 近年は発達障害についての対応、 今年は性同一性障害についての設問もありました。 子どもの最善の利益を保障するためには 保育士も常に学習し、社会にアンテナを向けている必要があるとひしひしと感じています。 資格は取得することが目標ではなく、 「プロとして子どもの命と将来を預かるにはこれだけの知識は最低限持っていて下さいよ」 ということだと思っています。 2013年には保育士と幼稚園教諭の両方の資質を兼ね備えた 「こども士」といった新資格を創設する案があります。 また、幼稚園教諭と保育士の資格を残したまま、 取得カリキュラムを共通化する考え方もあるようです。 保育士の不足は深刻な問題ではあるとは思います。 ただ保育の質が低下することはあってはいけません。 より沢山の人が保育という仕事に就きたい と思えるような専門性を確保した資格であると同時に プロとしての就労が経済的に自立できる給与と雇用条件を 保障されるものである必要があると思います。 今後どのような方向に進んでいくのか、 保育の現場で働くものとして しっかりアンテナを張っていきたいものです。 保育士 加苅則子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 21, 2010 10:08:52 PM
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