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テーマ:楽器について♪(3626)
カテゴリ:音楽プロモ
珍しく、新テーマはタイトル通りです。(←ナニモンだ、こいつ‥メイクアップアーティストじゃなかったのか?)
「その1」は先ず、ジョンさん&YO-YOの愛するドラムを背景としてお話しした後、「その2」でミュージシャン&アーティストという言葉の面白マメ知識を書きますので、ドラマーの人もそーでない人も、音楽好きは絶対戻って来て読むように(笑) 仲間や友達、家族にドラマーさんが居たら、絶対損しないから(YO-YOの保証書付き←要らねーよってか)読みに来るよう誘って下さい♪ 御存知の通り、ジョンさんはプロのジャズ・ドラマーとして長い生涯を送ってきた人。 若い頃は、ウエスト・エンド(ロンドンの中心的エンタ地域=NYのタイムズ・スクエアに匹敵する)で劇場のオーケストラで演奏したり、映画に出演したり、イートン校で音楽を教えたり、BBCラジオの生演奏で毎日叩いたり、今はなきIDA(International Drummers' Association)で、かのバディ・リッチが会長だった頃ジョンさんは書記をしていた。 現英女王エリザベスの戴冠式のアーカイブを見ると、ジョンさんがミリタリーバンドのマーチングでパーカッションやってます←いつの話だ 現役の舞台から退き、ドラム講師として今の仕事を始めたのが、早30年前。 レッスン・スタジオがあるのは一世紀前からピカでリー・サーカス近くに立地する有名な楽器店で、海外のプロ・ミュージシャンがロンドン公演などで英国に来た際によく立ち寄る場所であり、UKセレブ達も趣味の楽器用品を買い求めに来たりする。 ジョンさん本人はひけらかすのが嫌いな人なので知る人は少ないが、実はジャズ好きなら知らない人は居ないバディ・リッチ、ルイ・ベルソン、アート・ブレーキー、マックス・ローチ、ジャック・デジョネット、スコット・ハミルトン‥その他数多くの「伝説」達の顔見知りで友達だったりする。ドラマーは仲間意識が強く、自分が認めた相手とは直ぐに親しくなる傾向があるみたいだ。 当然、長い講師歴の中で教えてきた元生徒達には、出世して有名なバンドやシンガーのバック・バンドで演奏していたりするドラマーも居る。 現BBCテレビや有名ミュージカル、ロイヤルオペラの専属ベテラン・ドラマー&パーカッショニストもジョンさんの親友だ。 (そんなジョンさんの口癖は、「人生は人脈で築かれる」デス) ライバル的存在のドラムテックという有名なドラム・スクールがあるが、金儲け主義でカリキュラムのレベルが低く、卒業してもせいぜい8拍子のロック・ドラマーが良いトコで、ジャズやクラシック、高度な技術を要求されるオーケストラでパーカッションやドラムが出来るようにはなれない、マーケティング重視の学校らしい。 高尚な大志を抱き、高度な技術を学んでジャズやオーケストラで叩きたい、または音大の超難関試験をパスして一流のミュージシャンになりたい‥という志願者は、ドラムテックで大金と膨大な時間を無駄にし、それでも鳴かず飛ばずのテクと知識しか身に付かず、一から勉強し直したいと言って、ジョンさんに泣きつくようにして入門する生徒さんも少なくない。 既に一線プロとして活躍しているドラマーも、ロンドンに立ち寄ったついでにスキルアップの為に一回だけジョンさんにレッスンを受けに来たりする。 そもそも一口にドラマーと言っても、ここまでに成る迄の背景がジョンさんとドラムテック講師達とでは雲泥の差があるのだ。 11歳の時にプロのジャズ・ドラマーになりたいと目覚め、長年習っていたピアノとヴァイオリンを捨てた。 そんなジョンさんを数年かけてプロへと導いたのも、英国では知る人ぞ知る、今は亡き一流ドラマーである。 ドラム通の人やプロなら、ジョンさんの演奏を聴いただけで、そのスタイルから誰が師匠か見破られるそうだ。 だから、そもそもヤマハとかドラムテックとは、全くカリキュラムや教え方の方針が違う。 大概のドラム初心者は、いきなりドラムスティックを勇み握りしめて、バシバシ太鼓を叩きたがる。 (まぁレッスン・スタジオにいきなりピカーンッとドラムが設置されていて、その前に座らされるのだから、勇み足になる気持ちも分かるが) 問い合わせをしてくる志願者の中には「2ヶ月でバンド・デビューしたい(出来ればジャズで)」という破天荒なリクエストをしてくるような無知な人が非常に多い。 どんなに生まれ持って才能があって、寝る間も惜しんで毎日10時間以上練習したって、最低6ヶ月はかかるし、それでも未だ8拍子のロック・ドラムがせいぜいだ。 ジョンさんが、「不可能は不可能だし、私はそういう安直な教え方はしません」と明言すると、「なーんだ」と呆気なく立ち去る人のなんと多いことっ! (ジョンさんはセオリーや哲学、ルードメントを大切にするので、先ずは「学問」としてのドラムを重視して教える。これを面倒がって省くと、結局後で行き詰まって、進歩が止まり一流になれないのだ) でもドラムって、ピアノ等と違い見てると簡単そうに見えるらしい。 「1、2、3、4」のテンポをひたすら単調に力任せに叩き、最後にジャーンッ!とクラッシュシンバルを叩きつけてシメれば、それでサマになると思われがち。 実は右手・左手・右足・左足‥全てが全く違う事を同時にしているという事実を分かってない初心者が多い。 しかも他のどんな楽器と同じで、手首と足首の関節を柔軟にほぐし、力の入れ具合をコントロールして、ボリューム(ダイナミズム)やスピードをコントロールしなければならないのだ。 手だけでなく勿論両足も同様に。 スティックの握り方1つだって、実は演奏の質を大きく左右する。 パワーのある若いドラマーは力任せ演奏なので、間違った握り方で無理矢理疲れ知らずで叩き続け、技術ではなくスタミナに頼る人が多い。 彼等はベース(バス)ドラムとハイハットを操るフットワークも、(正→)足首ではなく(誤→)膝を使って演奏する。 当然、全身の筋肉を駆使するから、汗だくになる。 本来、正しいスティックワーク&フットワークを身に付けていれば、80歳のおじぃちゃんが疲れることなく、汗一滴流さず数時間演奏し続けるのも可能なのだ。 ハードロックやヘビメタのような爆音演奏も、技術があれば力は要らない。リストワーク(手首)がシッカリしていれば、エネルギー消耗することなく大きな音を出すのは簡単です。 ドラムの大基本は、「肩から下が動いてはならない」=肘は垂直で、常に脇腹に平行でなければならないのだ。 スティックを頭の上まで振りかざさなければ大きな音が出ないのは、単純に技術不足である。 (まぁ若いドラマーはルックス重要なので、カリスマ性を強調する為にカッコつけて意図的にアクションを大きくするのは、また別の話で) バディ・リッチのように超汗っかき伝説ドラマーの発汗理由は、激しい性格からなる内面的興奮(アドレナリン)と、ナルシストだった彼のフォーマルなコスチュームが原因だったと思われる。 あの時代は冷房だって進化してなかったし。 ジャズ・ドラマーがロック・ドラマーのように、上半身裸で汗飛び散らせながらリストバンドで汗ふきふき演奏‥なんて見たことないでしょ。 「ギターが楽器の中で一番簡単」と言われる理由は、「足が要らない」からというのが大きな理由でわないか‥。 ドラムの才能がない人は、どうしても左右手足という4つの道具を違うテンポとスピードとピッチとダイナミズムで演奏する‥とう同時拡散作業が出来ないのだ。 上記4つの要素のテンポがバラバラになり、リズムやテンポを保てない=コーディネーションが出来ない。 それで挫折するか、どう頑張っても一流になれない。 「ドラムって、こんな大変だったっけ?」と止めるか、良い歳こいても8拍子一点張りのロックorポップ・ドラマーで終わる(あ、YO-YOロック好きだよ★) さて♪ ここで問題です★ 以下の全てが何か分かる人・実際に出来る人は、既に一流のプロ・ドラマーか、将来必ずビッグなミュージシャンになれますっ! (下に行く程、高度なテクを要求されマス) ●シングルストロークロール(超スローから超ハイスピードを、区切りなく=つまずきなく何分間でも行ったり来たり続けられる。また、利き手が心なしか大きな音にならず均一のボリュームで出来る) ●ダブルストロークロール(同上) ●パラディドル(シングル、ダブル、トリプルを高速で、尚且つ利き手が分からないように出来る。好きな部分にアクセントを付けたり、ドラムキット=各タムをアクセントに使用して、スネアだけでなくキット全体で出来る。また、シングル・ダブル・トリプルを区切ることなく連続で演奏出来る) ●5、6、7、9、11、13 ストロークロール ●フラム ●オープン&クローズ・ドラッグ ●フラム・タップ ●3、4、5、6、7 ストローク・ラフ ●コーディネーション ●インディペンデンス(「どの?」と思ってるソコのアナタ!どれもよっ!) ●リムショット ●ブラシワーク(ベーシックなリズムだけでなく、ブラシのみでアクセントを付けたり、ドラムソロが出来る) ●極めつけ=楽譜が読める んで。 1つでも何か分からない、または出来ないドラマーのアナタ。 ロンドンに来てジョンさんのレッスン受けて下さい。それが身の為ですぜ‥ダンナ‥ ランキング巻き返し狙ってます ↓立ち去る前の「ひとぽち」お願いしまっす ←清き一票(*ё_ё*)♪ YO-YOが参加してます♪応援ぽちぽちお願いしまっすっ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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