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８ｍｓ’ｓ　ＣＡＦＥ　　

[オトナの社会見学] カテゴリの記事

全78件 (78件中 1-50件目)

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ホントに秘湯！！　西山温泉「慶雲館」

今回ＥＴＣならどこまで行っても￥１．０００という夢のような企画に釣られていそいそとしておでかけした時のお宿は出かける直前に楽天トラベルで探していてこんな内容の言葉に惹かれて予約したもの。「開湯１３００年の歴史。　信玄公・家康公も愛した隠し湯。　全てが源泉掛け流し。　１３００年記念で近年掘削された源泉は　単独掘削泉としては世界最大の湯量でギネス申請中！」国道５２号線から県道（南アルプス高原線）を走る。山中に入っていくとこれはまたえらいところに来てしまったという思いが次第に強まる。何しろ周囲は断崖絶壁ばかりなのだ。しかも、素人目で見ても断層・褶曲が入りまくり。よくよく考えてみるとここはまさにフォッサマグナの真上なのだ！正確にはフォッサマグナ西縁の糸魚川静岡構造線の真上だね（笑）。ようやくたどり着いたお宿は日本随一の秘境と言っても差し支えないほどの山中にしてはとっても立派な温泉ホテル。西山温泉　「慶雲館」西山温泉　全館源泉掛け流しの宿　慶雲館ホントに空が小さい。まさに日本の中心にある谷底にいるのだ。ホテルの中に入ってしまえば伊豆や箱根、草津、伊香保などの有名温泉地のホテルとなんら変わりないが窓の外の風景は断崖絶壁ばかり。従業員の人たちはどこからどのくらいの時間をかけて通って来ているのだろうかと変なことが気になる。閑話休題。夕食の献立　一、食前酒　:オリジナル巨峰酒　一、先付　 :独活梅肉和え　一、前菜　　:七種盛り合わせ　　　　　　　　セロリと笹身の土佐和え　　　　　　　　山女魚寿司　　　　　　　　長芋黄身焼き　　　　　　　　フォアグラとほうれん草のパイ包み　　　　　　　　桜花チーズ　　　　　　　　蕗味噌　　　　　　　　焼筍　一、吸い物　:スッポンスープ仕立て　　　　一、お造り　:茜鱒　信玄鯛　黒大豆湯葉　紅たで　一、煮物　　:牛肉ビール煮込み　一、焼き物　:岩魚の塩焼き　　　　　ここで突然、手元の献立にない「どんぐりの蕎麦」が出された。板長のサービスだそうな。　一、鍋物　　:深山の幸　朴葉蒸し　　　　　　　　　　　　しめじ茸　たもぎ茸　山伏茸　えりんぎ　椎茸　舞茸　　　　　　　　猪バラ肉　焼き葱　一、酢の物　:春野菜と燻し鮭の酢の物　一、止め椀　:赤出汁　　　　　　　　　一、香の物　:三種盛り　　　　　　　　一、御　飯　:蕗御飯　一、デザート：アプリコットのタルト　フルーツ添え山の幸･川の幸・大自然の恵みを活かした女性に大人気オリジナル･ヘルシー会席です海のない山梨でとことん山の幸にこだわった他では味わえないメニューをお楽しみ下さい。（楽天トラベルの記事から引用）　　　　　　　　　　確かにその通り！。山の中の温泉宿で鮪やタコ、イカを出されてもねぇ。一つ一つの献立にいちいちコメントしていたらきりがないのでやめておくけれどどれもみんな上品で春の気配が感じられてとっても美味しゅうございました。とりわけ酢の物に入っていた「野びる」なんて実に三十数年ぶりにおそるおそる食べてみたのだけれどこれが美味い！！。まさに春の息吹を感じさせるような味がした。子供のころに大嫌いだったものが実はカナリ美味いものだったのだということに気がついただけでもなんだかとっても幸せな気分になった。おまけ：ここは秘境の一軒宿としてあらゆる温泉ガイド温泉ムック温泉番付「サライ」とか「自遊人」とか道楽中年オヤジ御用達の雑誌などで取り上げられることも多い。さすがに日本の名旅館・名温泉として知られているだけあって源泉掛け流しのお湯の質はサイコーでした。洗い場のシャワーやカランからはもちろん各部屋のユニットバスや洗面台から出るお湯もすべて源泉掛け流しという常識外れの湯量。チェックアウトの時間帯限定で見られる余ったお湯を噴射して谷底に架かる虹。あまりにも非日常すぎて風流なんだか野暮なんだか良くわからない（笑）。

May 2, 2009

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5年ぶりのスキー

実に５年ぶりにスキーをした。しかも猛吹雪の中で。プライベートでのスキーなら絶対にゲレンデになど出ない天候だけれどまあ世の中いろいろ事情があるのでしかたがない（苦笑）。昨夜確認したら買ってから２～３回しか履いていない（しかも１シーズン使っただけの）自分のカービングの板はエッジが錆びていた。最近はレンタルの板やブーツも結構良いものを使っているし何よりも安いからメンテナンスの手間やコストを考えればこれで十分だ。となると納戸にしまったままで放置状態の私のスキーとブーツはあまりにも不憫ではある。きちんと手入れをして再び日の目が見られるようにまた昔みたいにプライベートでもスキーに行こうかな。閑話休題。あまりにも久しぶりなのでちゃんと滑れないのではと不安だったのだが体はちゃんと覚えていた。まあ下手くそなりにどんな斜面でも転ばずに降りてはこれた。あ　　緩斜面でよそ見をしていて新雪につっこんで前のめりに大の字になって１度転んだな（笑）。怪我をしなくて良かった良かった。だが、しかーし！！！。技術はともかく若い頃と比べ体力が全く違っていたことに愕然とする。リフト１本滑るごとに息が上がる。後半には短い初級者コースですらエッジを立てる事ができなくなって少しずつ休みながら滑るというテイタラク・・・。もっとヒドイのは体の固さ。なんとかしなきゃなぁ。毎日ストレッチしよう・・・と思うことは思った。それができるかどうかは全くの別問題である。何よりももっと深刻な問題は明日、いやいや明後日以降の筋肉痛の不安なのだ。

February 14, 2008

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NODA・MAP　『キル』【多分ネタバレなし】

いささか古い話になるのだが１２／２８（金）の話。毎年恒例の年末東京リゾートツアーのメインイベント。渋谷Bunkamura　シアターコクーンで観劇。ＮＯＤＡ・ＭＡＰ　『キル』タダでさえチケットがとりにくいＮＯＤＡ・ＭＡＰだけれど今回は名作『キル』の再々演だし主役が妻夫木聡さんと広末涼子さんという人気者だからカミさんが電話をかけまくってようやくゲットしたプラチナチケット。それでもとれたのはバルコニー席だったけれど（笑）。バルコニー席はどうしても体をずっと斜めにしていなきゃいけないから腰と背中が疲れるし何より役者さんの声が聞きづらいんだよなぁ・・・と上演前に一人ブツブツ文句を言っていたらカミさんが客席に風吹ジュンさんがいるのを見つけた。きれいな人だなぁ。オーラが出ている。バルコニー席じゃなければ気がつかなかったはずだからこれですっかり機嫌が直る。我ながら単純な性格だ（笑）。『キル』は再々演とはいうものの私は初めて。カミさんは１０年前の再演を観ていて野田演劇の最高傑作と大絶賛している作品。なるべく先入観を持たずなるべく難しいことを考えずにモンゴルの大平原に思いをはせる。チンギス・ハンの世界征服という壮大なテーマのもとでものすごくセコイ争いが軽快な言葉遊びとともに幾重にも折り重なる。ホントになーんにも考えずに純粋に楽しめた。去年の『ロープ』一昨年の『贋作・罪と罰』などは上演後にいろいろと考えることが多かったのだが今回の『キル』は野田秀樹のとてつもなくスケールの大きなホラ話という感じがした。個人的にウケたのはパンナムのツアーバッグと広末涼子さんのスタイルの良さと野田秀樹さんによる『ガリレオ』の湯川教授のものマネでした。１０年前の深津絵里さんと堤真一さんの『キル』を観ていたカミさんはなんだか不満そうだったけれど

January 7, 2008

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フランスへ

10/7（日）。ひょんなことからフランスへ行くことになった。どうしてそういうことになったのか事情はいろいろあるのだけれど話し始めると長くなるしたいして面白い話でもないので割愛。なんにせよ、ほとんど準備らしい準備もないままに出発。ガイドブックを買ったのすら前日の夜遅くというテイタラク。実は一番気が重かったのはタバコがすえないこと。フランスまでの飛行機の機中での12時間はもちろんだが最近、かの国では路上喫煙だけでなく公共の場での喫煙はほぼ禁止だそうだ。来年からはフランスならではのカフェのテラスでも禁止となるのだという。また、同行者に喫煙者が一人もいないということもあって気も使う。いっそのこと 6日間の禁煙に挑戦してみようかと思い立ち成田の銀座ライオンでヱビスビールを飲みながら最後の一本を吸う。薬局でニコレットを買ってタバコをひとつも持たないまま出国。少なくとも機中での12時間はまったくすえないのだから半端に持っているよりはあきらめもつくだろうとそのときは思った。 12時間のフライトや到着直後の話は長くなりそうなので別の機会に。ホテルに着いたあとどうにもこうにもタバコが吸いたくなり深夜一人でふらふら歩いてようやく「TABAC」と書かれた看板のお店を発見。スタンドバーとLOTOとタバコ屋をかねた深夜営業の怪しげな店。客層からしてどう見ても健全な場所ではない（笑）。フランスのタバコはゴロワーズもジタンもキツイからマルボロを一箱だけ購入する。アメリカのタバコをここで吸ってもなぁと思うが仕方がない。なんと5.30ユーロ（約900円）!!!。日本の3倍の価格だ。こんなことなら成田の免税でピース・ライトを１カートン買っておけばよかったと思うがもう遅い。それでも部屋に帰ってからの 20時間ぶりの一服は至福のひと時でした。　　　　　　　　　　　　　　　つづく。

October 14, 2007

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アイドル！

１２／１０（日）の話。みなとみらい２１界隈をうろうろ。数年ぶりなので迷う。クイーンズ・スクエアなんていつの間にできたんだ。巨大な吹き抜けなどまるでＳＦ映画に出てくる近未来都市のようだ。あまりの人出と華やかさに圧倒されいったん外に出ると横浜美術館があった。企画展「アイドル！」大きなサトエリのポップがお出迎え。篠山紀信蜷川実花『オシャレ魔女ラブ and ベリー』『きらりん☆レボリューション』・・・？？？？。なんだかよく分からないものもあるけれど篠山紀信や蜷川実花のアイドル写真が観られるのならばと迷うことなく入場する。蜷川実花の写真は衣装や小道具の色遣いがカラフルでキレイだ。何よりも写真の見せ方に工夫がある。今度映画を撮るらしいがちょっと観てみたい気もする。やはり演出の時には灰皿を投げるのだろうか父ちゃんみたいに（笑）。一番期待していた篠山紀信のブースはなんと・・・。巨大スクリーンでのＤＶＤ上映のみ。そのタイトルは『ＮＨＫ特集　篠山紀信／激写　山口百恵』。引退宣言以前に制作されたと思われるＮＨＫ特集のアーカイブス。５０分間、動画は一つもなくすべて篠山紀信の激写の写真で構成された番組。はじめは馬鹿にしていたのだけれどついつい最後まで観てしまった。その写真のほとんどを高校生の頃に雑誌『ＧＯＲＯ』で観たような気がする。何といっても山口百恵の存在感がスゴイ。陳腐な表現だがホントにオーラが出ている。そしてその存在感を引きだしている篠山紀信の写真技術もきっとスゴイのだろう。当時はその凄さにちっとも気づいていなかったのだ。いつの日にか『ラブ and ベリー』や『きらりん☆レボリューション』の凄さに気がつくときが来るのだろうか？

December 13, 2006

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湘南新宿ライン

以前に高崎線上野行きグリーン車の快適さについて日記に書いたことがあったけれど今回は湘南新宿ラインを使って横浜まで行ってみた。時間帯にもよるけれど高崎から乗り換えナシの２時間ちょっとで横浜まで行ってしまうのだからこれはかなり便利。新幹線を乗り継いで高崎から新横浜まで行っても東京での乗り換えの手間を考えればなんだかんだで同じくらい時間がかかるはずだ。新幹線の特急券代は乗車券代より高く付く。一方、湘南新宿ラインは普通列車だしグリーン車の料金だって休日なら￥７５０。 Suicaを使えば簡単に取れる。駅弁とビールを買ってのんびり出かけるのはなかなか楽しい。何より２階席から新宿や渋谷のホームの喧噪を見下ろすのは気分が良い。さて、今日の画像は高崎駅で買った駅弁。その名も「上州の冬」（￥１０００たかさき弁当）。下仁田葱のぬたとかぶり大根なども入っていてビールのつまみとしてなかなか美味かった。上州の冬　お品書き・寒ブリ大根・根野菜の煮物・下仁田こんにゃく・榛名豚のチャーシュー・地元産舞茸の粕漬・合鴨スモーク・下仁田葱のぬた・ゆず餅・自家精米のふっくらご飯オススメです。

December 11, 2006

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「白根、浅間から軽井沢へ」３

今や軽井沢といえば旧軽井沢よりむしろアウトレットのほうがにぎわっている。良いことだか悪いことだかわからないけれど。我が家も秋冬物をめあてにやってきた。長袖のワイシャツの在庫がだいぶくたびれてきたのと首周りがちょっときつくなってきたような気もするので１サイズ上のものをいくつか購入。これ以上のサイズとなるとアウトレットはおろかデパートでも手に入らなくなる可能性がある（笑）。 ↑笑い事ではない。ホントに何とかしないとね。それから、普段使いのスニーカーを一足。シャツもスニーカーも市価よりもだいぶ安い。サイズさえ合えばアウトレットもので十分である。良い買い物ができた。大事なことは新しく何かを買ったらぼろぼろのものサイズが合わなくなったものどう考えても似合わないものそういう古いものをキチンと処分することだ。「一つ買ったら、一つ捨てる！」ついついもったいない気がしてとっておくからただでさえ狭い家がさらに狭くなるのである。それはよくわかっているのだけれど・・・。

October 13, 2006

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「白根、浅間から軽井沢へ」２

１０／１０（火）の話のつづき。白根から万座・浅間方面へ向かう。白根から万座温泉を経由して三原の町（ＪＲ吾妻線の万座・鹿沢口駅のあるところ）へ下る有料道路はこれまた快適なドライブウェイだ。ただ料金が片道\1020とかなり高いけれど。このあたりは何とかならないのかな、ねえコクドさん。気分だけは「頭文字Ｄ」の藤原拓海となって気持ちよく法定速度（？）で下り坂を運転していたのだが万座温泉を過ぎたアタリでかなり後方に白黒ツートンのクルマが走っていることに気がついてからはさらに安全運転に徹する。それにしても腹が減ったのだがなかなかその気にさせてくれるお店がない。三原から浅間の鬼押し出しにむかうまた別の有料道路でようやく一軒の蕎麦屋を見つけ飛び込んだ。天明３（1783）年の浅間山の大噴火で火砕流・熱泥流が直撃した鎌原観音堂のすぐ蕎麦、モトイ！。すぐそば。「そば処　つまごい」「新そばが打ち立てですよ～！」といういかにも群馬のおばちゃんっぽい元気な店員さんの薦めに乗って天付きそばを注文。いやはやこれはホントに美味かった。実は街道沿いのお店だったからどうせ観光客相手の一期一会の商売だろうとあまり期待してなかったのだがこのお店の選択は正解でした。鬼押出し園を過ぎてからエンエンと続く長い直線。最近、その直線の途中にコクド系の「道の駅」風の施設ができた。物見高いということだけが私の取り柄なので当然寄ってみる。いろいろな土産や地元嬬恋キャベツなどの農産物などがたくさん並んでいる。もちろん長野と群馬のご当地キティ（鬼押しキティ・高原キャベツキティ・信州リンゴキティなど）や私が個人的に贔屓している上毛戦隊グンマンの根付けなどもある。【群馬限定】　上毛戦隊　グンマン根付（だるまレッド）【群馬限定】　上毛戦隊　グンマンビーズストラップ（コンニャクブルー）【群馬限定】　上毛戦隊　グンマンビーズストラップ（グリーンキャベツ）そんな中から吾妻名産「高原　花まめ甘納豆」（清月堂）を購入。【草津温泉名産品】　花まめ甘納豆　箱入り250g子どもの頃よく食べたけれど、これはホントに美味いよ。このあと、吾妻方面には戻らずに軽井沢にむかう。軽井沢といえばやはりあそこに寄らざるを得ないだろうな。・・・・・・・つづく。

October 12, 2006

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「白根、浅間から軽井沢へ」その１

１０月１０日（火）旧体育の日。この日は晴れの特異日ということから東京オリンピックの開会式に選ばれたはずだがことしは３連休明けの単なる平日。ハッピーマンデーって何だか変なものだ。連休が増えるのは結構なことだが月曜ばかり休みになっては困る業界だってある。とか何とか言いつつその１０日に休暇をとって遊びに出かけた。白根山で紅葉狩りという計画。天気はドピ－カン!!まさにドライブ日和。草津から白根さらに志賀高原へ抜けるルートはまもなく大雪のため閉鎖されてしまうがいまの季節のドライブには最高だ。肝心の紅葉の方は今年の夏の悪天候のせいか今ひとつ。草津白根山の火口はたくさんの観光客で駐車場も一杯。火口までの遊歩道は行列状態。もう何度も来ているから先へ急ぐ。実は空気の薄いところで坂道を歩いて登るのが嫌なだけなのだが（笑）。渋峠でクルマを置きリフトで横手山の山頂へ。甘く見て上着なしでリフトに乗ったらこれがまたかなり寒い。何とリフトの支柱や木の陰には雪が残っている。この雪は夏を乗り越えたということだよね。山頂の展望台から志賀高原方面をながめる。近くに住む友人に電話でもかけてみるかと思ったがケータイの電波が圏外だった（笑）。先日、テレビ東京の「いい旅夢気分」で昭和九年会のそうそうたるメンバーがここを訪れていた。この番組の影響かかなり年配の人たちのグループ（明らかにover70）で山頂はにぎわっていた。ホントみなさんお達者ですね。日本一高いパン屋で知られる「横手山頂ヒュッテ」。高いのは値段ではなく２３００ｍという標高、多分。番組でも紹介されていた名物のボルシチとパンのセットでも食べてみようと思うが行列がものすごく、しかもボルシチは好評のため品切れ。みんな考えていることは一緒なのだ。次が仕上がるまでにはだいぶ待つという。残念だがあきらめる。また次に来るときの楽しみにとっておこう。またリフトで山を下り、空腹を抱えながら万座・浅間方面へ向かう。・・・・・・・つづく。

October 11, 2006

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上野駅の駅弁

８／１３（日）の話　第６回。だらだらと書き続けてきた上野の話もこれでおしまい。帰りも上野駅から高崎線のグリーン車。エキナカでビールと駅弁を購入して乗り込む。上野駅限定　「おふくろの味　上野弁当」(\1000）内容はぜんまい煮焼小板玉子焼おみ漬け青蕗五三竹ご飯江戸味楽(ふりかけ) 海苔トラウト塩焼筑前煮(椎茸、鶏肉、人参、黒蒟蒻、牛蒡) 東京や上野での駅弁の定番　「深川めし」（\830）内容はあさりご飯煮物（筍、人参、蓮根、その他）焼きあなごはぜの甘露煮付合せどちらも「日本レストランエンタープライズ」製。おまけに上野とは何の関係もないが話題の空弁を構内のスーパーで購入。「みち子がお届けする　若狭の浜焼き鯖寿司」（６切　\945）　みち子がお届けする　若狭の浜焼き鯖寿司（大）福井県の「海の恵み」製。いずれも今時の若者はいやがるような大人な味。これがまたビールに合う。二人分にはやや多すぎたような気もするが車中でカミさんと夢中でむさぼり大宮に着く頃にはなんとかたいらげる。新幹線なら高崎に着くまでに食べ終わらなかったかも知れない。終点の前橋までのちょうど１時間ほど、ぐっすり眠る。これもまた新幹線では無理だ。おそらく長岡アタリまで連れて行かれていただろう。上野に向かう往路の話の時も力説したが高崎線のグリーン車、おすすめです。ところでみち子って誰？

August 20, 2006

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「真夏の夜の・・・動物園」

８／１３（日）の話　第５回。東京国立博物館を出たのが午後５時をだいぶ過ぎた頃。むしろ午後６時に近い。また企画展だけで終わってしまい本館の通常展示が観られなかった。何より疲れたし、喉がカラカラだ。冷たいビールを求めて上野公園内をうろうろ。ようやく上野動物園の近くの売店で生ビールを発見。幸せをかみしめながら生ビールを味わう。ふと上野動物園の入口を見ると「本日夜間開園日」という大きな掲示。そういえば何かの情報番組で見たような気もする。期間限定（８月９日（水）～15日（火）東園19:00まで。　西園20:00まで）で夜の動物園に入場できるらしい。（通常は17:00まで。）上野動物園・・・・きっちり３０年前中学一年生の時に来たきりだ。伊藤若冲の動物の絵とりわけ鳥の絵をたくさん観た直後だから本物の鳥を見るのも良いかもしれないと勢いで入場する。入場料￥６００。残りの営業時間を考えるとちょっと高い？意外にも多くのご家族連れが次々に入場していく。夜の動物園を楽しむ機会はめったにないからなかなか良い選択かも知れない。入場口すぐソバのキジ・ハトのコーナーでしばし、いろいろな鳥を眺める。しみじみ思うが鳥ってホント恐竜だ。その無表情で邪悪な瞳。若冲や北斎の絵そのものである。あれ？話が逆かな？東園は19:00までなのでもたもたしていると閉まってしまう。あわててパンダ舎へむかう。通常の開園時間だとあらかた寝ているパンダではあるがこの時間帯は食事の様子が見られる。さすがにイチバン人が集まっている。カンカン、ランラン、ホワンホワン、トントンぐらいまでは名前を覚えていたような気もするが今いる子の名前に記憶はない。現在、冷暖房完備の巨大なパンダ舎に一頭だけで暮らしているとのこと。さすがにめったに見られない食事をしているときの仕草はかわいい。せっかくだから名前を覚えておいてやるかとそのときは思っていたのだがもうすでに忘れている。３０年前のあの大騒ぎは何だったんだろうとも思う。そのほかシロクマやペンギン何よりも動物園でイチバン好きなサル山を眺める。旭川の旭山動物園大分の高崎山伊豆の波勝崎名古屋の東山動物園・・・。サル山の猿を見ているのは飽きない。写真も撮ったのだが夜ということもあって公開するほどのモノではなかった。 19:00が近づき閉園する東園から西園へ。モノレールは長蛇の列。きっと日本最短のモノレールしかも距離単価はイチバン高いハズ。いつかきっと乗ってやると心に誓う。歩いて西園にたどり着き不忍池のほとりのウッドテラスでまた生ビール。 19:00ちょうどに前方に巨大な花火が上がる。周囲のざわめきが高まる。そういえば前日の悪天候で延期されていた東京湾花火大会だ。たちまちウッドテラスにはたくさんの人が集まってきたが不忍池のほとりから見えたのは最初の特大スターマインだけだった（笑）。

August 20, 2006

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「若冲と江戸絵画」展　その２

８／１３（日）の話　第４回。プライスコレクション　「若冲と江戸絵画」展東京国立博物館　平成館 2006年7月4日(火)～8月27日(日) 今日は諸般の事情で画像は無し。金屏風というのは日本以外にはほとんど無いらしい。もちろん屏風という調度品は中国がオリジナルだがそもそも金箔を作るという技術そのものが長いこと日本にしかなかったためその貴重な金箔を屏風に貼るという発想そのものがなかったのだろう。今回の展覧会。若冲の絵が中心だがもう一つの目玉として江戸時代の数多くの金屏風をガラス越しでなくまた、自然光に近い形で見られるということだ。日本美術を鑑賞する際、光の果たす役割は非常に重要である。これはこれらの膨大な作品をコレクションしているプライス氏の持論。従来、美術館における絵画の展示照明には「限りなくフラット」であることが求められてきた。しかし今回の「光と絵画の表情」のコーナーでは舞台に使われるような照明装置を使い「自然光のように変化し、作品に表情を与える陰影ある光」を実現している。そもそも、屏風というものは生活に密着する調度品だから部屋の中に差し込む光を意識して描かれているハズ。ジグザグに曲がった状態で立てられている屏風にフラットに光が当たるということなど自然界においてはありえないことだ。言われてみればあたりまえのことなのだが今まで誰も気づかなかったというのもおかしな話ではある。実際に差し込む光の角度や強さが変化すると光の反射も変化して金屏風の印象が大きく変わる。時間とともに光の角度が変わると雲が流れる。水が流れる。紅葉や松の色合いが変わる。鶴や牛や人の表情が変わる。これはちょっと鳥肌モノである。ジョー・プライス氏はこれらの作品をより日本の自然光に近い形で見るため照明装置や窓、ブラインドカーテンに間取りなどを工夫した巨大な自宅を建てたというのだからなんともすごいスケールの大きい話ではある。「カリフォルニアの青い空」のもとでは日本の自然光の再現は不可能なんだそうだ。こうなるともうほめられてるんだかバカにされているんだかよくわからなくなってくるが貴重な作品をみせてもらっただけでもありがたいということで今日の話は終わり。

August 18, 2006

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「若冲と江戸絵画」展　その１

８／１３（日）の話　第３回。第３回にしてようやく本題。プライスコレクション　「若冲と江戸絵画」展東京国立博物館　平成館 2006年7月4日(火)～8月27日(日) 江戸時代の画家、伊藤若冲の絵は以前から割と好きだったのだけれど先日、テレビ東京の『美の巨人たち』「若冲とプライス」を観て『鳥獣花木図屏風』の実物を是非とも観たくなった・・・。という話は前に書いたな（笑）。この展覧会はプライスコレクションとあるようにアメリカ人の美術愛好家ジョー・プライス氏の膨大な個人コレクションのうち伊藤若冲の作品を中心として１０１点を公開するというモノ。５０年以上前ＮＹにスポーツカーを買いに行ったはずがたまたま観た伊藤若冲の葡萄図（京都の相国寺に構図などがそっくりな若冲の作品があります。）に魅せられついつい買ってしまったのが江戸絵画のコレクションを始めるきっかけとなったというエピソードは有名だ。当時、日本国内において美術史家にも見過ごされていた伊藤若冲ら江戸時代の画家に注目し蒐集を始めた。近年になってこれらの作品が大きな関心を集めるようになった中での今回の特別展。やれやれ、また外国人が先に評価し国内で話題になるパターンである。まあその話を始めると長くなるし日本文化論みたいな大げさな話になるので・・・。閑話休題。鳥獣花木図屏風伊藤若冲筆　江戸時代・18世紀今回の目玉。ものすごい人だかり。この屏風の一双（左右一組）隅々まで観るだけでだいぶ時間がかかった。江戸時代に日本にはいるはずのない多くの動物を描いた作品。色彩分割と呼ばれる技法の凄まじさとその色使いの鮮烈さ。エキセントリック!! 他の絵もいろいろスゴイのだけれどこの屏風の迫力が圧倒的だ。長くなったので他の絵や他の画家の話はまた次回に。おまけ。当然、図録を購入。毎度のことながら重い。さらに勢いにのって「鳥獣花木図屏風Ｔシャツ」（\6000!!）まで買ってしまった。

August 17, 2006

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はじめてSuicaを使ってみた。

８／１３（日）の話　第１回。突如、思い立って上京。その目的は東京国立博物館で開催中のプライスコレクション　「若冲と江戸絵画」展である。ボケボケしていると開催期間【～8/27（日）】が終了してしまう。江戸時代の画家、伊藤若冲の絵は以前から割と好きだったのだけれど先日、テレビ東京の『美の巨人たち』「若冲とプライス」を観て『鳥獣花木図屏風』の実物を是非とも観たくなったからだ。さて、この展覧会の話はおいおいするとして問題はこのお盆休み期間にどうやって上京するかということだ。クルマは上りはともかく下りは自殺行為。新幹線だって似たような物だ。高崎線のすべての普通列車・快速列車にグリーン車が連結されるようになったということを思い出しはじめて乗ってみることにした。時間はかかるだろうけれど満員の新幹線よりはましだ。ＪＲ前橋駅でSuicaを買ってみる。ここはたぶんSuicaが使える北限なはず。（調べてみたら渋川駅までＯＫでした。）間抜けなペンギンやあの「ユーミン」が出演しているＣＭを観るたびに一度は使ってみたいと思っていたのだ。 Suicaは新幹線では使えないからクルマ社会の群馬では無用の長物・・・と思っていたのだけれどこれがまたなかなかどうして。タッチ＆ゴーで改札通過を初体験。なかなか気分が良い。ホームでグリーン券情報を購入（土休日料金\750）。 Suicaに情報を書き込む仕組みのようだ。土休日より平日（\950）のほうが高い。また、とりあえず乗るだけ乗って車内でグリーン券を購入するとかなり割高になるようだ。土休日　事前\750→車内\1000 平日　　事前\950→車内\1200 なかなかＪＲも強気である。グリーン車だけど自由席。これは従来からある東海道線や横須賀線と同様。座ってもデッキに立っていても同じ料金。発車時間ギリギリに２階建て車両の２階へ乗り込んだが始発だから余裕で座れた。新しくって快適。これは新幹線の２階建て車両の MAXより座席がゆったりしている。何よりも在来線は防音壁がないから眺めがよい。座席上方にこんな物があってグリーン券情報が書き込まれたSuicaをかざすとランプが赤から緑に変わる。いったいどういう仕組みなのか想像も付かないがこれは何だかスゴイ。これならグリーン車の只乗りを防ぐことは簡単だ。車掌さんではなく車内販売のお姉さんがたまにまわってくる。そうか、このお姉さんが緑のランプをチェックしているのか・・・。なるほど上手い人の使い方だ。所要時間は前橋から上野まで約２時間弱。あれ、在来線と新幹線乗り継ぎだと高崎での乗り換え時間が意外とかかるから４０分ぐらいしか変わらないぞ。上野や東京はともかく新宿や渋谷に行くのなら湘南ライナーの小田原行きに乗ったほうが確実に新幹線より早いハズ。料金差は指定席利用だと片道\2000近い・・・。高崎線普通列車のグリーン車ほぼ確実に座れて快適。普通列車のロングシートで弁当やビールというわけにはなかなか行かないがグリーン車なら車内販売もあるし余裕余裕。これはおすすめです。ただこの日はクーラーが効きすぎで寒かったけれど。

August 15, 2006

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世界文化遺産　白川郷

夏休みお出かけ日記　第１０回。三日目　８／４（金）の話。きりがないのでこのシリーズは最終回。一週間以上も前の話になってしまったし何より自分が忘れはじめてる（笑）。さて、郡上八幡の街から「世界文化遺産　白川郷」を目指す。それにしても想像以上に遠い!! ガラガラの高速を合法的な範囲（？）で突っ走り眺めの良い山あいの国道を快適にドライブするが行けども行けどもなかなかたどり着かない。途中、荘川というところで見かけた巨大４連水車。一番大きいのはビル５階より高そうだ。その大きさがわかりますか？隣にタバコでも置けば良かったかな（違うって!!）。さらに進むと大きな人造湖があり突然視界に巨大な御母衣（みぼろ）ダムが飛び込んできた。ロックフィルダムというちょっとめずらしい形のダム。これはスゴイ!! 「ダムは正義！」という高度経済成長時代に小学生時代を過ごしたからアーチとかセミアーチとかロックフィルとかのダムの形についてはちょっと詳しい世代（笑）。社会科のグループ研究で調べたなあ。クルマをとめてしみじみ眺めまた隣接するダム資料館にまで入ってしまった。こういうことで時間をとられるからなかなか最終目的地にたどり着かないのではあるが（笑）。閑話休題。ようやく白川郷に到着。駐車場にクルマをとめる前にのっけからこういう別世界の風景。もう笑ってしまうほかない。人はあまりにもビックリすると笑い出してしまうということがよくわかる。圧倒的な事実の前に言葉は無力だ。

August 15, 2006

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郡上八幡　水のある風景

夏休みお出かけ日記　第９回。やっと最終日の三日目　８／４（金）の話。高山を出て郡上八幡へ。街のどこにいても水のせせらぎの音が聞こえて来る。気温はかなり上がっているはずだがこの水の気配のおかげでやわらいでいる。実際、この日岐阜県のこのあたりが３８度近い猛暑であったことを翌日のニュースで知った。中心部を流れる吉田川の新橋。この橋の上から子供が飛び込む通過儀礼は有名だ。でも上から見るとこんな感じ。１５ｍはありそうだ。私は絶対ヤダ。一人前と認められなくったって良い（笑）。実際、橋の上にはこんな注意書き。「不慣れな方等のむやみな飛び込みは厳に自粛されるよう警告します。」ずいぶんお調子者が飛び込んだんだろうなあ（笑）。と言っているそばから隣の八幡橋では・・・。あれは岩の上から飛び込んだのかな？街のあちこちで水のある風景が見られる。最近大竹しのぶさんがナレーションをしているＣＭ（何のＣＭかは忘れた）でもこの街が紹介されているが観光目的に作られたのではなくここに住む人々の生活に密着した水のある風景だ。観光客に接する姿勢も売らんかなの態度ではなく肩から力が抜けていて心地良い。この街にも「古い町並」があった。こちらは江戸ではなく大正のころの町並。ここにも人々の生活がそのままある。どの家も「うだつ」が上がっている。ここの「古い町並」にはお土産物屋さんは一軒もない。お昼は普通のお弁当屋さんで買った「朴葉寿司」。これもまた美味かった。今回の旅行は食べ物にほとんどハズレがないのが嬉しい。夏場は毎晩この街のどこかで「郡上おどり」が開催されているという。毎年７月中旬から９月上旬まで延べ３２夜。旧盆の期間は明け方まで夜通し踊り続ける「盂蘭盆会（徹夜踊り）」。まさに究極の盆踊りとも言える。次に来るときはこの「郡上おどり」を是非とも観たいモノだと思いつつ次の目的地「世界文化遺産　白川郷」を目指す。

August 14, 2006

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「さるぼぼ」と「飛騨牛」

夏休みお出かけ日記　第８回。二日目の８／３（木）の話はまだまだつづく。高山の街ではどこのおみやげ屋さんでも必ず売っていたのがさるぼぼ。どうやら高山では大ブームのようだ。何それ？という方のために「解説しよう!!」。さるぼぼとは？雪深い飛騨の里。昔、おばあちゃんが子供のために作ったお人形。猿の赤ちゃんに似ていることから「さるぼぼ」と呼ばれ今尚、良縁（猿）・（猿）円満・安産の御守りとして魔除けとして親しまれています。コンビニではこんな物まで!! ファミマ限定さるぼぼ。うさぎにこだわったファンシー土産のお店にはうぼぼ・・・。最近流行のご当地ヒーロー根付けもあった。飛騨遊び隊さるぼぼレンジャー赤は判断力、ピンクは恋愛力、緑は健康、青は幸運、黄色は金運がそれぞれアップするという。さらにもう一つのご当地ヒーロー根付けも発見。一つの街に二つのご当地ヒーロー!? 奥飛騨戦隊タカヤマン飛騨牛ブラックタカヤマンのほうは「さるぼぼレッド」「飛騨牛ブラック」「高山ラーメンゴールド」「赤カブピンク」の４人。上毛戦隊グンマンのようにそれぞれがかなり脱力系の必殺技を持っている。とりわけこの飛騨牛ブラックの必殺技は「絶品！朴葉味噌焼き！体力ＵＰ！」・・・。よく見ると背中に朴葉味噌を背負っている（涙）。というわけで？その日のホテルの夕食に出てきたのが飛騨牛にぎり（ちょっとピンぼけ）と飛騨牛しゃぶしゃぶ。大変美味しくいただきました。ありがとう！飛騨牛ブラック!! 四季彩の宿　萩高山　高山観光ホテル

August 12, 2006

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飛騨高山「古い町並」

夏休みお出かけ日記　第７回。二日目の８／３（木）の話はさらにつづく。高山観光スポットとしてはもっとも人が集まるのが「古い町並」。昔々、「ディスカバー・ジャパン」なんてキャンペーンがはやった頃に「小京都」風の町並の飛騨高山が一躍脚光をあびた。だから他の似たような古い町並が残っているところと比べ観光地として練れている。外国人観光客も多い。タバコの自販機もこんな感じで町並に調和している。それからあちこちで目に付いたのが造り酒屋さん。全部違うお店が４軒。「鬼ごろし」がイチバン有名かな。よく考えてみると日本中に「鬼ごろし」というお酒や焼酎があるな（笑）。その中の一つで酒蔵を見学。ものすごくフルーティーな麹の香り。これだけで酔っぱらいそうだ。名物「飛騨牛にぎり寿司」の屋台。とっても試してみたいが確か夕食のメニューにあったはずだからガマンする。・・・・まだまだつづく。

August 11, 2006

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飛騨国分寺と中華そば

夏休みお出かけ日記　第６回。二日目の８／３（木）の話のつづき。高山市観光の目玉「古い町並」は後回しにして飛騨国分寺に行く。もちろん奈良時代の創建当初の建物は残っていないが小ぶりな三重塔や本堂などはなかなか良い雰囲気。「本堂は室町アタリ、三重塔は江戸時代中頃の様式だよな。」なんてかなり適当なことをカミさん相手に講釈。たちの悪い趣味だがはじめて行くところでは思いつくままにデタラメな解説をするのが好きなのだ。近くの解説板で確認したら何と正解。これには自分でもビックリ。境内の真ん中にものすごく大きな銀杏の木。秋には紅葉がものすごいだろうな。お昼は近くのお店「みやがせ」で「中華そば」。ご当地ラーメンとして有名な「高山ラーメン」だが地元では「中華そば」と呼ぶ店がほとんどのようだ。スープが真っ黒でかなり味が濃そうだったが見た目とは異なりあっさりとしたシンプルな醤油味で美味しかった。腹ごなしをかねて「古い町並」にむかって歩くがそれはまた明日のココロだ!!

August 10, 2006

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飛騨高山の手長足長。

夏休みお出かけ日記　第５回。ようやく二日目の８／３（木）の話。ホテルの朝食バイキングってちょっとずつ一通り食べてみたくなるのはどうしてなんだろう。貧乏性というか、意地汚いというか・・・。案の定、食い過ぎで動きたくなくなるがそうも言っていられないのでチェックアウトして飛騨高山へむかう。山越えの国道ドライブはとっても快適。窓を開けて走っていると標高が上がるとともに気温が下がっていくのがよくわかる。途中、上高地に行ってみるかとも思うがあそこはマイカー乗り入れができずシャトルバスに乗り換えなければならないからほぼ一日かかってしまう。いつのことになるかわからないけど次の機会に来ることにして先を急ぐ。１時間半ほどで飛騨高山に到着。街の中心部を流れる宮川の鍛冶橋の欄干には枕草子にも登場する伝説の妖怪が・・・。手長!! 足長!! そのあまりのマヌケさに笑った。

August 9, 2006

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「ええじゃないか」・・・ちっとも良くない。

あまりにも髪の毛が伸び放題だったので近くの美容院で髪を切ってきました。３ヶ月に一度、ほぼ坊主。坊主なら別に美容院じゃなくとも・・・。と思うのだけれど家から近いしこの時間でもやってくれるしなじみだからあれこれ注文をだす必要もないし床屋さんのきっちりした坊主じゃ中学生みたいで身も蓋もない。それからこれがイチバンの理由だけれど他人にヒゲを剃られるのが実はあまり好きではないのだ。さて、そこの美容院のお兄さんの話。な、何と・・。先日、富士急ハイランドへ行ってできたばかりの「ギネス認定！総回転数世界一のローラーコースター！ええじゃないか」に乗ってきたという。彼は全国あちこちの名だたる絶叫マシンを制覇しているらしいがその彼をして「あれはとんでもないです!!」と言わしめる凄まじさだという。「いままで同じ富士急ハイランドのフジヤマがイチバンと思ってましたがええじゃないかの後に乗ったら全然楽勝でしたよ。」観覧車ですら怖い私にとっては尊敬するほかになすすべがない。 ※2006/8/08現在、「ええじゃないか」は機械調整のため運転を休止しております（笑）。

August 8, 2006

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リゾートホテルでの一夜

夏休みお出かけ日記　第４回。まだまだ８／２（水）の話。安曇野での宿泊は穂高温泉郷の穂高ビューホテル。前の日にあわてて「楽天トラベル」で予約した。穂高温泉郷　穂高ビューホテル安曇野の街や穂高温泉郷からはだいぶ離れた森の中にあるリゾートホテル。なかなか良い落ち着いた部屋。温泉は内風呂の大浴場と小さな露天風呂のそれぞれがながーい施設の両はじにあるため両方に入るためには結構歩くが気分が変わってなかなか良かった。特に露天風呂に入ったときは一人で貸し切り状態。宿泊者が少ないわけではなさそうだったのでたまたま巡り合わせが良かったのだろう。森の中の露天風呂は気分がよい。当然、風呂上がりはビール！ビール！ビール！夕食は和食会席で予約してあったので和食処へ。○お品書き　季節料理『夏のりんどう会席』◇前菜　美味三種盛　◇造里　明科産、信州サーモンの糸造り　◇焚合　木野子寄せ豆腐そばの実掛け　◇焼物　岩魚塩焼き　◇強肴　信州牛の叩き合せポン酢　◇揚物　鱧野菜巻揚、そば煎餅、海老真丈、湯葉スティック　◇酢物　鰻野沢菜巻、ぜんまい朝顔大根　◇食事　１５穀米、味噌汁、野沢菜　◇水物　旬の果物（すいか）もちろん、メモしたわけではなくてＨＰからコピペ（笑）。これに信州名産の「馬刺し」を追加。どれも美味しくいただきました。良くある団体向け温泉旅館のような量ばかりあっても作り置きされていたあまり美味しくない宴会料理と違い温かいものは温かく、冷たいものは冷たく適切なタイミングで出される料理を堪能した。ビールだけでなく調子に乗って日本酒までススムススム。部屋に戻ってＷＢＡ世界ライトフライ級タイトルマッチをテレビで観戦。試合そのものはなかなか感動的な良い試合だった。これで彼も人間的に成長するだろうなんてことを思っていたら判定結果に愕然。リゾート気分を満喫していたが台無し。ふて寝する。

August 8, 2006

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わさび・ワサビ・山葵!!

夏休みお出かけ日記　第３回。まだ８／２（水）の話。安曇野の碌山美術館を出て大王わさび農場にむかう。のっけから農場入口の灰皿に先制攻撃を受ける。「すみません」と恐縮せざるを得ない。谷間に見渡す限りひろがる「わさび田」。日よけの黒い布の下はこんな感じ。さすがに水がきれいで冷たい。農場内の売店にはわさび関連の商品やメニューがたくさんならんでいる。とくに「わさびビール」は試してみたかったのだがクルマの運転があるので断念。「本わさび丼」も食べてみたかったが夕食の時間まであまり間がないし・・・。とりあえず来場者に一番人気の「わさびソフト」。うーん。微妙。おろしたての生わさびをおばちゃんにすすめられて試食したらこれはさすがに美味かった。クーラーボックスがなかったので買わなかったけれど。売店のそばにあった「こもれび」と題された少女の銅像彫刻。何か持っているな。と近づいてみたら・・・。持っていたのは一本の生わさび（笑）。いろいろな意味で徹底している。

August 7, 2006

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安曇野　『碌山美術館』

夏休みお出かけ日記　第２回。８／２（水）長野道を豊科で降りて安曇野に向かう。その地名の優しい響きが前からずっと気になっていて一度は訪れてみたいと思っていた場所だ。のどかな田園風景が広がっている。時分時なので、穂高駅前の蕎麦屋さんに入る。私は「穴子天盛り蕎麦」（大盛り）。カミさんは「車海老天盛り蕎麦」。更級系の白くて細い蕎麦。大盛りは￥４００増だが２人前ぐらいあるホントの大盛り。蕎麦がしみじみ美味い!。穴子も車海老もサクサクで美味い!!。何よりおろしたてのワサビが美味い!!!。さすが産地だけのことがある。私は蕎麦は大好きだが、蕎麦に関する蘊蓄や能書きを語るのも聞くのも苦手だ。駅やサービスエリアの立ち食いソバもそこらの普通のお店のそばも産地や老舗の蕎麦もみんなそれなりに美味しいし、楽しめる。腹ごしらえができたので本来の目的地の碌山美術館にむかう。ツタの絡まる建築と周囲の樹木や庭園が作り出す雰囲気はとても居心地がよい。日本の近代彫刻の扉を開いた安曇野出身の彫刻家荻原守衛（碌山）の作品を集めた美術館。３０才という若さで亡くなったため作品数はけして多くはないがそのほとんどがここの煉瓦造りの本館に並んでいる。明治の雰囲気を強く残す教会風建築だが昭和３３年建造というからそんなに古いわけではない。でもこういう本格的な煉瓦造りは技術的にもコスト的にももはや作れないだろうな。代表作の「女」（画像）。日本史の教科書や資料集などには必ず載っている明治を代表する彫刻作品だ。ほかの作品もどれも若々しいエネルギーに満ちている。別館には碌山と交流のあった人たちの作品や写真が並ぶ。高村光太郎の代表作「手」もこの美術館が所蔵している。隣に展示されていた『智恵子抄』の「レモン哀歌」の原稿（複製かも？）を読んでこの詩に感銘を受けた若い頃のことをちょっと思い出した。

August 6, 2006

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高速ＳＡのガソリン価格。

夏休みお出かけ日記　第１回。８／２（水）前日に楽天トラベルで長野・岐阜の温泉ホテルだけ予約して全くの「ノープラン」で出かける。準備もその日の朝にどたばたあわてて適当に着替えを旅行カバンに放り込んだだけ。結局自宅を出たのは９：００を過ぎていた。前橋ＩＣから関越道に入り上信越道へ。ガソリンがほとんど無いので横川ＳＡ（下り線）で給油。実はこれは「ノープラン」ではなく確信犯である。こういうことはめったにないことだからあえてここに記しておきたい。ＳＡのガソリンスタンドは市中の価格と比べかなり割高なイメージがある。というのもＳＡでは全国一律にガソリンの販売上限価格が定められていて月ごとに改訂されるのだ。民営化された旧日本道路公団グループ３社のＨＰドラなびにはこう書かれている。高速道路は閉鎖的空間であることから、東/中/西日本高速道路の3会社ではお客さまに不利益となることがないよう、給油所の石油製品販売価格の上限価格(ガソリンなどの販売額の上限)を毎月定めています。上限価格には、経済産業省が毎週公表している「給油所石油製品市況週動向調査」の全国平均価格を採用しています。まあ、わかるようなわからないような理屈だがこういうのはカルテルとは言わないのかな（笑）。それはともかく８月の上限価格はこちら。スゴイでしょ！この価格。市場調査が実態に追いついていないのがよくわかる。現在、スサマジイ勢いで価格が急騰しているガソリン価格だけれどこと今月に限っては高速のＳＡの方が市価に比べて１リットルあたり５～６円安い!!! その差は今後ますます広がるのは間違いない。あくまでも８月限定ですがクルマでお出かけの際にはＳＡでの給油がおすすめです（笑）。おまけ横川ＳＡ（下り線）の弁当の売店。次から次へとお客さんがやってきて口々に「釜飯ありますか？」。横川といえば何といっても釜飯というイメージが確かにある。実は下り線は峠の釜飯で有名な「おぎのや」経営でなくよりによって ○○○弁当（貯金箱にもなる例のあれです）で有名な××××の経営。店員さんもいちいち対応するのは辛いだろうなあ。さすがに「峠の釜飯は上り線のおぎのやでお求め下さい。」と張り紙を貼るわけにはイカンのだろうし（笑）。

August 5, 2006

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日本のメディア芸術１００選

先日、仕事がらみで文化庁のサイトをうろうろしていたらこんな企画を発見。日本のメディア芸術１００選あなたが選ぶアート・エンタメ・アニメ・マンガのベスト１００！公式サイトはこちら。「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」そして「マンガ」。４つの部門からベスト１００をネットからのアンケートによって選ぼうという企画。ノミネートに偏りがあるような気もするけれどたくさんの作品の中から１０を選ぶのはかなり迷うしまたその迷うところが相当に楽しい。文化庁も高松塚古墳の問題などで最近あちこちで怒られてばかりいるけれどこういう現代のメディアに力を入れるのはとても良いことだと思う。来年、六本木にできる国立新美術館も楽しみになってきた。

July 23, 2006

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「多摩センター」を散歩。

６／３（土）の話のつづき。多摩モノレールに乗ってみたくて高幡不動駅から多摩センター駅へ。多摩センターは他のモノレールの駅に比べてもとりわけ近未来的。駅から街へ向かうとなんだか別世界。近未来的というか人工的というか。街そのものがテーマパークみたいだ。時分時だったので腹が減ったし喉も渇いたし・・・。ちょっと生ビールでもと思ったが中年一人でも様になるような居酒屋を探してもちっとも見あたらない。全国チェーン系のファミレスやファストフードばかりだ。居酒屋は「○○屋」を見つけたがここは一人では辛い。何はともあれ、ご家族連れがとても良く似合う街だ。この街に暮らすお父さん達はどこで憂さを晴らすのだろう？その昔、話題になったドラマ「金曜日の妻たちへ」の舞台となったのは確かここだったような気がする。ちゃんと観てなかったからよくわからないけれど。追記：『金妻』は東急田園都市線の「たまプラーザ」駅のほうでしたね。一際目立つのが、ベネッセの東京本部ビル。私の世代だと福武書店といえば岡山の企業というイメージがあるがベネッセという名前になるとこちらの多摩センターのほうが似合うかも。そのビルの前をテクテク歩いているとサンリオ・ピューロランドがあった。私の周辺で良く出る話の一つに中年オヤジ一人で出かける場所としてどこが一番辛いかというのがある。（それにしても阿呆な話題だ。）おおむね「中年男、お一人様でディズニーランド」という結論に達するが「中年男、お一人様でサンリオ・ピューロランド」のほうがキツイかもしれないとも思う。ところで、うちのカミさんは「ご当地キティ」の根付けのコレクターである。キティやサンリオ好きというより日本中、同じテーマでそこに行った証拠が安価で手に入るということで重宝しているようだ。全国４７都道府県完全制覇まで、あともう少しらしい。そのカミさんが先日「キティは堕落している!!」と主張していたことを思い出した。最近、キティはなんとペルシャ猫二匹とジャンガリアン・ハムスター１匹を飼っているという。「猫としての矜持と誇りはどうなっているのだ!!。」ということらしい。そんなことを私に言われても困る。

June 12, 2006

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多摩モノレールは楽しい。

高幡不動尊でお参りした後多摩モノレールの高幡不動駅に向かう。モノレールといえば羽田空港へ向かうときにはおなじみではあるが改めて違う路線に乗ってみると結構楽しい。そもそも、その性格上かなり高い所を走る乗り物だから２１世紀になった今でも近未来的な雰囲気を持ち続けている。非日常を味わえるという意味では数少ない乗り物と言えるかも知れない。さて、南の多摩動物園や多摩センター方面を目指すか北の立川や上北台方面を目指すか一瞬考えるがとりあえずすいていた南方面のホームからモノレールに乗ることにした。ホームの雰囲気といい遠くからノタノタ近づいてくる車両といいこれはまるで横に動くエレベーターだなと思う。エレベーターといえば最近・・・。あ、やめた。閑話休題軽度の高所恐怖症だからどきどきしながら車窓からの風景を眺める。このくらいの高さが一番怖いかも知れない。「・・・鳶の人は、あのレールの上を何もつけずに　　　すたすた歩いて行くんだろうな・・・」そういうことを考えるから怖くなるのだ。吉田戦車『吉田電車』（講談社　2003年）より盗作。沿線にいくつか大学が集中している所だからその駅によって乗ってくる学生の気質をあれこれ分析しながら自分勝手に納得する。この大学はメガネ男子の割合が多いとかこっちの大学は女子のほうが元気が良いとか・・・。さらにその根拠までいろいろ考えるがここでは言わない（笑）。そんなこんなであっという間に終点の「多摩センター」駅に到着。この街もかなりおもしろかったのだが長くなったので次の機会に。

June 9, 2006

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『贋作・古寺巡礼』　高幡不動尊金剛寺

このシリーズはネタにつまったときちょっとだけ弱ってきた頭のリハビリを兼ねて昔の記憶を掘り起こして訪れたことのあるお寺の話を書いていたのだが今回はちょっと趣向を変えてついこのあいだの６／３（土）の夕方の話。高幡不動尊正式名称は真言宗智山派別格大本山高幡山明王院金剛寺。公式サイトはこちら。実をいうと、たまたま東京都日野市にいたので「多摩モノレール」に乗ってみたかっただけなのだ。高幡不動の駅に行くのならついでに寄ってみようかとかなり軽い気持ちで向かったのが本音ではあった。いきなり門前のお土産物屋さんの壁から近藤局長がお出迎え。表に回ると土方副長も。ホントにこの国の景観をダメにしているのは電線と電柱ですね。そういえば、日野市といえばまさに新選組、とりわけ土方歳三ゆかりの地だ。ここ高幡不動尊の参道も新選組関連のグッズであふれかえっている。大河ドラマ「新選組!!」の影響力の大きさに改めて感心。山本耕史さんという役者はこの役のために生まれてきたんじゃないかと思うほどだ。大昔の古谷一行さんの副長も好きだったけれど。古い門をくぐり不動堂に参拝。普段ならこの時期庭園のあじさいが満開なはずで「あじさい祭り」は多くの善男善女でにぎわうらしいが今年の日照不足などの天候不順の影響で肝心のあじさいの開花が遅れているらしい。屋台のテキ屋さん達も手持ちぶさたのようだ。ご祈祷が行われている中でボケ防止を中心として家内安全、商売繁盛、交通安全などありとあらゆるお願いをする。お賽銭は５円だけだったけれど（笑）。すぐうらの奥殿にある丈六不動三尊像の大きさに感動。不動明王像でこれだけ大きいモノは他にはあまり無いはず。最後にやはりどうしてもこの人にご挨拶をせねば。「たとひ身は蝦夷の島根に朽ちるとも魂は東の君や守らむ」こういう生き方は私にはできるハズもないがかっこいいなあ。ホントに。多摩モノレールの高幡不動駅に向かう道すがらフト、自分がたまたま来ていたＴシャツのデザインに気づいて一人赤面する。ホントに偶然なのだが Drug　Store'sのご当地シリーズ。「京都編」の新選組Ｔシャツだ。新選組マニア？いやいや、それは否定はしない。でも、赤の他人からそういう眼で見られるのは潔しとしない、という立場ではある。自意識過剰なのはもちろんわかっている。いっそのことダンダラ羽織に水色の袴などできっちりコスプレしてこういう所に出かけられる勇気が欲しいともちょっとだけ思った。

June 7, 2006

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まえばし寄席　『桂文珍　独演会』

５／２８（日）の話。落語が好きだ。その背景も登場人物もシチュエーションもぼやーっとしているところがたまらなく好きだ。中学校の頃から密かにハマリ高校・大学・社会人と成長するにつれてもっともお気に入りの演芸となっていった。現在、私の車の６連奏CDは全部「古今亭志ん生」だったりする。小説でも映画でも演劇でもマンガでもあらゆることが緻密に説明がされる物語もそれはそれで大好きだが落語の醍醐味はこのぼやーっとした世界観を自分勝手に想像して楽しめるということにつきる。そうした意味ではクドカン脚本の TBSのドラマ「タイガー＆ドラゴン」はホントに良くできていたと思う。このドラマがきっかけとなってカミさんが落語にはまった。前橋市民文化会館で行われるまえばし寄席『桂文珍　独演会』のチケットを手に入れてきた。しかも最前列!! 上方落語でしかも新作中心の人だからカミさんが初めて見るナマの落語としてはどうかとも思ったが当然つきあう。桂文珍師匠。噂の域を出ないがタレント・文化人としての活動が主となるあまり「上方落語界で最も落語家に人望のない人物」としてつとに有名である。しかし、最近土曜のニュース番組が終了したことを機に落語家に専念し若手の育成に励むことに専念することを表明。年間１００本以上の独演会で全国を回っているという。いろいろな意味で興味があった。日曜の午後の会場は想像していた以上に中高年の比率が高い!! 平均年齢はおそらく６０を越えるだろう。何しろ開場しても自分の席がわからない妙齢の方々が続出。１ベルが鳴ってお囃子が流れはじめても満員のハズのホールの喧噪や座席の勘違いによるトラブルはとまらない。すぐ後ろのオバサマ方はここぞとばかりに大声で不健康自慢をはじめている。それでも緞帳が開く頃にはみな無事に着席し前座である弟子の「桂楽珍」さんの話が始まる。私語が止まらないのではないかと懸念していた後ろのオバサマ方もしょうもない話に大受け。ほどなくしてこの日の主役桂文珍師匠の登場。マクラから「老いることの悲しさ」ネタ連発!! これがまたスゴイ!! 何よりもその間が巧みだ。会場大爆笑。わけもわからず笑ってしまっている人も多いはずである。とりわけ本人得意のＩＴネタがスゴイ。ＩＴの進歩に対応できない中高年を笑うネタ。会場大爆笑。（わかっているのかな？）しかも、この話のどこがおもしろかったかという解説付き。これも会場大爆笑。（ホントにわかっているのかな？）涙目になりながら腹を抱えて大笑いしつつ高齢化社会における笑いということについて考えていた。中高年というより老人の比率が高い中で考えていた。どうせわかりゃしないんだろとはじめから決めつけられてしまうことの辛さ。俺たちだって、ガンバレば少しはわかるんだという心の叫び。そうした感覚のすれすれの所に生じる笑い。その中にほんの少しだけ混ざるいかに若者が物を知らないかということをバカにし笑い飛ばすネタ。ダイヤル式電話をかけられない若者やマニュアル通りにしか対応できないコンビニやファミレスの店員の話。つくづく粋な笑いという物は江戸、上方古典、新作に関わりなく「やせ我慢」の上に成り立っているのだということを実感した。三席あった師匠の話。どれもみんなマクラの方がおもしろかったような気もするがそれはそれ。充分に落語の楽しさを堪能した２時間であった。退場する際、２時間ずっと大爆笑し続けてていたすぐ後ろのオバサマ方がこんなことを言っていた。「この前の小朝の方がおもしろかったわね。」恐るべし、高齢化社会。

May 31, 2006

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「少年よ神話になれ！」

昨日の日曜日、ものすごく久しぶりにパチンコに出かけた。本来ならパチスロの方がスキなのだけれど久しぶり過ぎて機種がよくわからない。「吉宗」や「北斗の拳」などもあるがいまさら・・・という気もする。パチンコならただ座っていればいいだろうと思い前にもやったことのある「CR新世紀エヴァンゲリオン」に座る。【PS2】CR新世紀エヴァンゲリオン　よく見れば以前やったことある機種とちょっと違う。セカンドインパクトだって（笑）。 ■CR新世紀エヴァンゲリオン・セカンドインパクト＆パチスロ新世紀エヴァンゲリオンそもそもこのアニメ。１０年ほど前に世間が大騒ぎしていたころはかなり冷ややかに眺めていた。１年ほど前、パチンコの機種に導入されたのをたまたまやってみたところ全く意味がわからずかなり口惜しい思いをした。何事においても知らないモノを一方的に批判するのは卑怯だしみっともない。そのころ、ケーブルテレビで全話一挙放送というのをやっていた。それを全部録画して全２６話ならびに劇場版を一日で一気に鑑賞して大笑い。なるほど。良い意味でものすごく大バカなアニメだ。作っている方は完全に確信犯だと思う。これはSFやアニメだけでなく様々なエンターテインメントの基礎的教養に乏しい若い人には相当ウケルハズだ。閑話休題。さて、今日の戦績。￥１００００ほど投入してようやく大当たりが連続５回。快調快調と思っていたがそれからはサッパリ。うんともすんとも言わない。５箱そっくり投入してもダメ。熱くなってさらに￥２００００を投入してようやく大当たり連続７回。最後に１回分を投入してあきらめる。所要時間５時間でほぼトントン。バカみたいである。いやいや、「みたい」はいらない。完全にバカである。「あんた、ばかｧ？」アスカに怒られそうである。つーか。怒られたい。今やパチンコ屋さんはレジャーや暇つぶしの場所ではなく公営ギャンブルをもしのぐ鉄火場だ。若い頃は毎日仕事帰りに通ってそれなりに楽しめたけれど、もうだめだ。１０万円ぐらい持って行き開店から閉店まで一日かけて取り組まないとコンスタントに勝つことはできないだろう。それにしてもあきらかに年金生活者と思われるおばあさんがたくさんいてみんなかなり熱くなっていたのが気になった。財布の中身をどうつかおうが赤の他人がとやかく言うことではないがそれにしても、ねえ。

May 22, 2006

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５／６（土）の話。総括編。

さて、５／６（土）の一人で上信電鉄に乗るためだけの目的で財布に￥５．０００だけいれてふらりと出かけた話。いつまでもずるずるとつづけるのもかなり飽きてきたのでここらで総括。富岡製糸場の見学を終えるとそろそろ夕暮れ。もう少し時間があれば上州福島駅でおりて織田家ゆかりの小幡藩の武家屋敷跡でも見ようかと思っていたのだけれどまた次の機会にしよう。高崎駅にたどり着きエキナカの「バール」（ラテン系だね）というお店でなにはともあれ生ビール。キリンの「ハートランド」が出てきた。（￥５００）喉が渇いていたので、夢中で一口。たまらん!! 一口飲んだあとに気がついて、あわてて写真撮影。この時点で残金￥３３９。つまみもたのめない状況なので一杯だけで我慢してＪＲで前橋駅へ向かう。１８：００過ぎ。前橋駅到着時の残金￥１４９。なかなか充実した一日。ちょっとした達成感も感じることができた。もはやバス代すらないがこの時間なら歩いて帰っても余裕である。それにしても節約に徹したお出かけだったから腹が減った。現代における冒険（？）に成功した自分へのご褒美としてラーメンでも食って帰るかと考えてコンビニのＡＴＭに飛び込んで資金を調達。そもそもこれが間違いの始まりだったのだが・・・。（５／６の自分の日記からの引用）素直にまっすぐ歩いて帰れば良かったのだがついうっかりＡＴＭに寄ってしまったモノだから気が大きくなっていた。なまじ節約に徹した一日という意識があったからなおさらだ。前橋駅からすぐ近くにある最近できたばかりのラーメン屋さんに立ち寄る。店の名前はあえて書かない。写真も撮ったのだがアップしません（怒）。とりあえず生ビールと普通の醤油ラーメンを注文。生ビールのジョッキはよーく冷えていて・・・。最近はやりの凍っているジョッキで・・・。その時点でいやーな予感がしていたのだ。まずは一口。泡が凍ってシャーベット状。ここまで冷えていると生ビールでも発泡酒でも第三のビールでもなんら変わらない風味である。「ハートランド」を飲んだ後にこの仕打ちは辛い。つづいて醤油ラーメン・・・・。結論。能書きの多いラーメン屋さんは美味くない。泣きながら（嘘）、歩いて帰る。敗北感でいっぱいだ。今日一日の達成感が台無しにされた気分すらする。こういうときは「Bar六曜館」で飲み直しするに限る。博識なマスターと世界平和には全く役に立たない四方山話を楽しみながらギネスからはじめてラフロイグ、そしてグレンリベット。ようやく落ち着きを取り戻す。『さて、それでは歩いて帰るとするか』しかし、住吉町のお気に入りのラーメン屋さん「五鉄」の誘惑にどうしてもあらがうことができない。珍しく行列もなかったのですんなり入店。まだ時間が早かったのだ。飲み直しだけでは飽きたらずラーメンの食べ直しか？ハウスワインならぬハウス日本酒を「冷や」で飲みながらラーメンのできあがりを待つ。最近、日本酒においても「冷や」と「冷酒」の区別のつかないお店が増えているから油断がならないがここはちゃんとした「冷や」を出してくれる。「五鉄」の醤油ラーメン。ホント、美味かった。美味いとか不味いとかというモノはつくづく相対的な感覚なのだということがよくわかった。それにしてもこの日私は前橋駅に着いてからコンビニのＡＴＭに飛び込んだ後の時間の方がずっとお金を使っている・・・。お金も使ったがいったいどれだけの酒を飲んだのだろう？。それより何よりいったいどれだけのカロリーをとったのだろう？。人として根本的にダメだ。

May 17, 2006

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日本で最初の富岡製糸。

５／６（土）。一人で上信電鉄に乗るためだけの目的で財布に￥５．０００だけいれてふらりと出かけた話をまだまだつづける。貫前神社での参拝を終えたあとふらふら歩いて上州一ノ宮駅に到着。上州富岡駅までの切符（￥170）を購入。何と昔懐かしい厚紙のタイプ。他の駅とはひと味違う。さすが「ゆかりは古し」である。そういえば昔のデパートの大食堂の食券ってこういう感じだったよね。ホームでぼーっとしている間にやってきた電車に乗りこむとあっという間に上州富岡駅に到着。富岡市、上信電鉄、沿線住民の総意として「富岡製糸場を世界遺産に！」という運動をしているようだけれど・・・。ちょっと無理があるような気がするのは、私だけ？確かによく知られている近代日本の国策「富国強兵・殖産興業」の中心となった官営模範工場であったことは確かだけれど・・・。いきなり「世界遺産」？歴史的建造物として貴重な建物だと言うことは充分わかっている上でこっそりというのだけれど国宝指定はおろか国の重要文化財の指定もない現状で（多分、群馬県の重要文化財にも指定されていない。）いきなり「世界遺産」！？。ボクシングで例えるならいきなりデビュー戦が世界タイトルマッチ。しかもヘビー級でその対戦相手は最盛期のマイク・タイソンみたいな状況である。もう少し地道にやるべきだと思うのは、私だけ？（しつこい）まあ、何にせよ現物を見るのは小学生の時以来だから大人の眼で確かめよう。受付にて。さすがに歴史の重みを感じさせる建物ではある。数年前から製糸工場としては稼働しておらず現在、富岡市の所管である。入場無料ではあるが、住所・氏名を記帳させられる（爆笑）。「全く、お役所というところは・・・。」これだけでも「世界遺産」登録は少なくとも２１世紀中には絶対に無理だとかなり悲しい気持ちになる。これが上信電鉄の車両の前面に描かれていた「明治五年」か。ここだけでなく明治の煉瓦造りの建物はものすごく手が込んでいて建築物としてはとてもかっこいいモノばかりだ。（ホントに労働力がとっても安かったんだろうな）製糸工場というと日本の近代化を支えた歴史遺産であることは確かである。しかし、「女工哀史」とか「あゝ野麦峠」とか「日本之下層社会」とかの悲惨なイメージが強すぎるためそうした悪い印象を払拭したいという地元の気持ちはわからなくもないがそれにしても・・・と思った。「富岡製紙場」は器械製糸の国立研究所であり「富岡工女」といえば幹部候補生だったのだから「世界遺産」登録とか、「街興し」とかそんな目先のことにこだわらずその輝かしい歴史を地道に伝えることに全力を注ぐべきではないかとも思った。観光資源として人をよびたいのなら何よりも住所・氏名の記帳を強制するのはやめてね。お役人様!! 見学を終えて門の前にあるお店「信州屋」で「上州名物　和風絹しゅうまい」を土産として購入。８個入りが￥６８０（税込）。上州名物なのに「信州屋」？和風なのに「しゅうまい」？かなり頭が混乱したが帰宅してから温めなおしていただいた「和風絹しゅうまい」はとっても上品なお味で美味しゅうございました。

May 16, 2006

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ゆかりは古し貫前神社。

５／６（土）。一人で上信電鉄に乗るためだけの目的で財布に￥５．０００だけいれてふらりと出かけた話をしつこくつづける。上州一ノ宮駅で降りる。目指すのは「上野国一ノ宮の貫前神社」。小学生の時の近所の子供会のバス旅行以来だ。駅前の光明院という天台宗のお寺に何気なく立ち寄ったら境内で「群馬自由民権の碑」というモノを見つける。自由民権運動の激化事件の出発点でもあるこの地域。ノドカに見えるが結構激しい土地柄なのかも知れない。フラフラ歩いているとやはり激しいたばこ屋さん（宝くじやさん？）を発見!! ずいぶん高額が当たっているんですね。でもかえってヒクんですけれど・・・。１０分ほどで参道にたどり着く。坂をのぼり始めてすぐに右側に見えるちょっと古風な建物に気づく。「富岡市シルバー人材センター」ここはたしか・・・。昔、群馬県立博物館だったハズ。歴史分野は高崎の「群馬県立歴史博物館」へ科学分野は富岡の山の上にできた「群馬県立自然史博物館」へ移転したがその建物はシルバー人材センターとして二次利用されているようだ。参道の坂を登り上げるとようやく鳥居が見える。ここまで登ってまだ階段かよ! その先を知っているからなお辛い。鳥居の先の中門をくぐると・・・。登った高さと同じくらい下らなきゃならない全国でも珍しい鳥居から下ってお参りする神社の拝殿が見える。珍しいといえばこの神社は鹿の骨を焼いて吉凶を占う神事太占（フトマニ）を大晦日の夜から元旦の朝にかけていまだにやっている神社である。日本史の教科書には必ず出てくる神事だけれど実際今でもやっている所はここくらいだ。参拝を終えて上州一ノ宮駅に向かってのんびり路地裏を歩く。なんと多数の烏骨鶏を飼っている普通の民家を発見!! 彼らがつついていた餌はグレープフルーツとマスクメロン!!! やはりいろいろな意味で激しい土地柄なのだとちょっと思った。・・・つづく。

May 15, 2006

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ねぎとこんにゃく下仁田名産。

５／６（土）。一人で上信電鉄に乗るためだけの目的で財布に￥５．０００だけいれてふらりと出かけた話のさらにつづき。下仁田駅に到着。左のゼブラカラーの車両は群馬サファリパーク提供のアウトオブホームメディア（屋外広告）仕様。小栗康平監督作品、映画『眠る男』のロケにも使われた改札口。駅舎も味わい深い。下仁田といえば、何といっても「ネギとこんにゃく」。群馬県人のＤＮＡには深く刻み込まれているはず。駅前をうろうろしていたらこんにゃく料理専門店があった。コース料理￥２．０００～とある。同行者がいるならともかく中年一人の貧乏旅行にはちょっとふさわしくないので見送る。そもそも、高崎駅で食べた立ち食いそばが消化されていない。ホントにのどかな田舎町だ。連休の暇をもてあましている金髪のお兄さんが駅前でヤンキー座りしている他は人影がない。駅周辺をうろうろし人気のない土産物屋で名物のこんにゃくをひやかしつつ次の高崎行きで戻ることにする。今思い返せば近くに下仁田農協経営のＡ－ＣＯＯＰがあったのだからちょっと立ち寄れば良かったと思う。下仁田農協といえば何といっても下仁田ネギと下仁田こんにゃくの総元締めである。どちらも土産として持って帰るのには重すぎるし何よりも財布の中身を考えれば買えるはずのない高級品ではあるが写真ぐらい撮っておけば良かった。下仁田ネギで検索したら楽天市場にこんなモノが!!! ベジタブルミニチュアマスコット(下仁田ネギ) 悪ふざけはともかく・・・。地元の熱い思いはこちら。（群馬県下仁田町による公式ページ）たとえ同じネギを他の地方で育てても気候や土、そして標高が異なると同じモノにならない「殿様ネギ」。私の個人的な嗜好をこっそり言えばスキヤキなどの味の濃い鍋の具としてはホントに最高!! だけれど一方で、生食には適さないところとかあまりといえばあんまりの価格の高さにかなりたじろぐ。へたをすれば牛肉より高い。下仁田ネギはネギとか野菜とかの分類に入れない方が良いのかも知れない。下仁田こんにゃくも探してみた。匠・下仁田こんにゃくセット（送料込み）こんにゃくについてはこの日記を書き始める前にいろいろ調べていたらおもしろいサイトを見つけた。「こんにゃくワールド」（日本こんにゃく協会）とりわけ全国の生産量の統計を見て改めて群馬産のすごさを思い知らされた。こんにゃく県別生産量。（平成16年）『上毛かるた』のおかげもあって下仁田こんにゃくばかりが有名だが実際には下仁田より生産量が多いはずの吾妻町（現、東吾妻町）や子持村（現、渋川市）のこんにゃく生産農家がちっとも目立たないのが気にかかるけれど。・・・つづく。 ※それにしても平成の大合併っていろいろめんどくさい。

May 13, 2006

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Ｇ・Ｗ　上信電鉄は楽しい。その２。

さて、「Ｇ・Ｗ　上信電鉄は楽しい。」シリーズ第２回。５／６（土）。一人で上信電鉄に乗るためだけの目的で財布に￥５．０００だけいれてふらりと出かけた話のつづき。往路は終点の下仁田をめざしとりあえず全線を踏破を達成したい。車中はとってもノドカな雰囲気。車窓から景色をながめながら復路でどこに立ち寄ろうかと思案する。気分だけは土曜の朝のテレビ番組「ぶらり途中下車の旅」。（ＮＴＶ系　多分関東ローカル。）そもそもこの路線は駅名自体がどれも魅力的だ。根小屋・山名・馬庭・上州新屋・上州福島・上州七日市上州一ノ宮・神農原（かんのはら）・千平そして下仁田。どれもなにやらいわく因縁がありそうな地名ではないか。中でもとりわけ強烈なインパクトがある駅名は「南蛇井」。いきなり「なんじゃい」といわれてもお互い困るが（笑）。駅名だけでなく実際に立ち寄りたくなるようなスポットもたくさんある。上野三碑。（多胡碑・山上碑・金井沢碑）余談だが「昔を語る多胡の古碑」という言葉を知っている群馬県民ならびに群馬県出身者はとても多いが多胡碑にどんなことが刻まれているか知っている人は意外に少ない。同様の例として「歴史に名高い新田義貞」もどんな理由で歴史に名高いのか知っている人・・。これまたビックリするぐらい少ないのである。小幡藩城下町の武家屋敷。信長亡き後の織田本宗家がひっそりとすごした城下町跡。マンナンライフ工場。「蒟蒻畑」で知られるマンナンライフの工場見学も楽しそうだ。いきなり行って工場見学はできるのかな。群馬県立自然史博物館で恐竜の復元模型や骨格標本を見るも良し富岡市立美術博物館で福沢一郎の油絵を見るも良し。一人だとあまり楽しくないかも知れないが下仁田からバスで神津牧場まで足をのばし名物のソフトクリームを食べるという手もあるぞ。それならもっと中年男の一人旅に似合わない群馬サファリパークに行くというのもそれはそれで良いかも。（良いわけない。）心は千々に乱れる。最後の下平～下仁田の区間の風景がこの路線のクライマックスである。それまでの田園風景から突然、渓谷に分け入り森林地帯を走る。駅もない山中に突然停車。電車が交換するためだけのスペースがある。駅での交換作業よりずっと慎重だ。どこでレールの切り替えを管理しているのだろう？これもまた、珍しい光景。その後、森を抜け出すと一気に明るくなって下仁田駅に到着。これだけ楽しめて￥1.080なら考えようによっては安い。学生時代、この街出身の先輩が下仁田の空は丸いと言っていたことを思い出した。・・・つづく。

May 10, 2006

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Ｇ・Ｗ　上信電鉄は楽しい。その１。

５／６（土）は久々に完全休日。ところがカミさんが休日出勤。こういうときは一人で「行きそうで行かないところへ行こう。」（by大槻ケンヂ）ということで財布に￥５．０００だけいれてフラフラ出かけた話のつづき。天気も良いので高崎から下仁田まで走る日本一料金が高いと噂される私鉄上信電鉄に乗ってみようと思い立った。この路線についてもこの歳になって全く未踏破。クルマで吉井や富岡、そして下仁田などに出かけるのは簡単だが上信電鉄を使って赴くのはその気がなければ一生縁がないかも知れない。バスとＪＲを乗り継いで高崎駅へ。何より腹が減っていたのでエキナカの立ち食いそば屋さんへ吸い込まれるように入る。一人きりの電車でのお出かけには立ち食いそばは欠かせない。「八起家」だるまのマークの「たかべん」だからこその屋号か？券売機で「かき揚げ天そば（￥350）」の食券を買ってお姉さん（？）にわたす。ちょっと前までお姉さんと呼ばれていたはずの人（？）は手慣れた手つきでそばを温めかき揚げと大量のネギをのせつゆをかけまわす。そのあと何と玉子を割り入れた。「あれ？」玉子入りにするかどうしようかさんざん迷ったあげくあえて貧乏旅行を実行するため玉子なしにしたはずである。確かにチノパンのポケットにはおつりの￥650がある。「やった！\50得した。」昔、お姉さんだった人改め今でも十分お姉さんに見えてきた人（？）に気づかれないようにカウンターに背を向けてかき揚げ天玉そばをすする。さい先の良い小旅行のスタートである。高崎駅は最近、大幅なリニューアルを行った。継子のような扱いを受けていた上信電鉄のホームが完全に分離されいったんＪＲの改札口を出ないといけなくなった。ゴールデンウィークの人出でにぎわう高崎駅の中でここだけなんだか別の時間が流れているようだ。上信電鉄０番線ホーム。すでにホームには電車が入っている。ヘッドマークには謎の「明治五年」。車両側面には「富岡製糸場を世界遺産に」の文字。ははあ。なるほど・・・。世界遺産ねえ。時刻表通りに高崎を出発。２両編成の車両の乗客は５０人程度。意外なほど小さな幼児を連れた若い夫婦が多い。電車に興味を持ち始めた子供のリクエストなのかな？烏川をわたるとき、ちょっと北に高崎の観音様が見える。三分おきぐらいにちょこちょこ駅に止まる。ほとんど無人駅なのは上毛電鉄と同様だ。それにしてもノドカというのにもほどがあるような風景がつづく。誰かが開けた窓から入ってくる風が心地良い。線路際のタンポポの綿毛も車内に飛んできた。昼寝をするには最適な環境だがとりあえず終点の下仁田をめざす。所要時間１時間程度の全線乗車で料金￥1.080という価格はかなり気になるけれど。・・・・つづく。

May 9, 2006

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５／６（土）の話。予告編。

５／６（土）は久々に完全休日。ところがカミさんが休日出勤。こういうときは一人で「行きそうで行かないところへ行こう。」最近、いろいろな意味で贅沢になってきているから清貧な・・というより思いっきり貧乏なお出かけを企画する。とりあえず、財布に想定される最低限の金額の￥５．０００だけ入れて１０：００に家を出た。現代における冒険と・・・言えなくもない（笑）。この日撮った写真をちょっと加工。いきなり「なんじゃい」と言われても困るが・・・（笑）。その詳細は後日詳しく述べるがとりあえず収支決算報告。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－バス　　　　　　　　　￥１９０　　残高￥４．８１０電車切符　　　　　　　￥１９０　　残高￥４．６２０かき揚げ天そば　　　　￥３５０　　残高￥４．２７０電車切符　　　　　　￥１０８０　　残高￥３．１９０ボトル缶コーヒー　　　￥１３６　　残高￥３．０５４電車切符　　　　　　　￥４７０　　残高￥２．５８４電車切符　　　　　　　￥１７０　　残高￥２．４１４缶ジュース　　　　　　￥１２０　　残高￥２．２９４お賽銭　　　　　　　　　　￥５　　残高￥２．２８９電車切符　　　　　　　￥７７０　　残高￥１．５１９土産　　　　　　　　　￥６８０　　残高￥　　８３９生ビール　　　　　　　￥５００　　残高￥　　３３９電車切符　　　　　　￥１９０　　残高￥　　１４９－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－支出総額　　￥４．８５１残額￥１４９で１８：００過ぎに前橋駅に到着。なかなか充実した一日。ちょっとした達成感も感じることができた。もはやバス代すらないがこの時間なら歩いて帰っても余裕である。それにしても節約に徹したお出かけだったから腹が減った。現代における冒険（？）に成功した自分へのご褒美としてラーメンでも食って帰るかと考えてコンビニのＡＴＭに飛び込んで資金を調達。そもそもこれが間違いの始まりだったのだが・・・。前橋駅そばにある今までに行ったことがなかったラーメン屋に入るがこれがまた・・・。・・・つづく。

May 8, 2006

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Ｇ・Ｗ　「華蔵寺公園」は楽しい。

５／５（金）「こどもの日」の話。伊勢崎市にある天台宗の名刹、華蔵寺に行ってきた。そこにいたるまでの話はこちら。ホントは５／３（水）に行われた「法燈奉安大法要」を見たかったのだけれど仕事の都合でどうしてもダメだったのだ。とりあえず、お目当てはこの連休限定で延暦寺から群馬にやってきた「不滅の法燈」とそれにあわせて１６６年ぶりに公開されている華蔵寺の本尊「秘仏本尊釈迦牟尼如来」「普賢菩薩」「文殊菩薩」（伝運慶作）を観ること。詳しくはこちら。「華蔵寺まつり」快晴に恵まれたこどもの日だけあって華蔵寺公園一帯はものすごい人出。駐車場はどこも満車。少し離れたサンデンの工場が臨時駐車場として開放されていたのでようやくクルマをとめることができた。サンデン偉い!! 次にエアコン買うときはサンデンの製品にするからね。いつになるかわからないけれど（笑）。公園の中はどこもかしこも善男善女であふれかえっていたが華蔵寺の境内には、ひとっこひとりいない。お寺の関係者すら姿が見えない。さっそく本堂に入り「不滅の法燈」と「秘仏」を拝観。１２００年間、ともされ続け「油断」の語源となったあかり。延暦寺でも観たけれど、荘厳な気分になる。何よりも「秘仏本尊釈迦牟尼如来」「普賢菩薩」「文殊菩薩」の三体の仏様に感動。群馬にこれだけのモノがあったとは・・・。運慶作と伝えられる仏像は日本中にものすごくたくさんあってそのほとんどが偽伝といわれている。この三体についても真偽のほどはわからないけれど作者が誰であれとってもかっこいい仏様である。写真は撮ったけれどありがたみが下がるような気がするのでアップはしません（笑）。無人のお守り売り場でボケ封じのお守りを購入。代金は箱の中へ入れる農作物無人販売所方式。箱ごと持って行かれたらどうするのだろうとか余計な心配もするが基本的に拝観者を全面的に信用してくれているのだろう。さっそくお出かけ用のショルダーバッグにつける。せっかくの機会だから華蔵寺公園遊園地に入ってみる。軽い高所恐怖症だが思いきって観覧車に挑戦。￥７０の乗り物券４枚、すなわち￥２８０。周囲に高い建物が全くないから関東平野が一望できる。ものすごく怖い。カミさんはメチャクチャ楽しんでいる。挙げ句の果てに下に見えるジェットコースターに乗りたいなどと言い出す始末。即座に却下。絶叫マシンが好きな人たちの気が知れない。下に降りてツツジをながめながら散策。屋台のヤキソバやお好み焼きにまたもやそそられるが我慢ガマン。ソースや醤油が焦げる香りというものはどうしてこうも人を物狂おしい気分にさせるのだろう。フラフラ歩いていたら前方に彼を発見!! 追いかけて前に回って写真を一枚。群馬県が全国に誇れる　ゆるキャラ「ゆうまちゃん」。この陽気だから中の人は大変だろう。駐車場に戻る途中に見つけた味のある和菓子屋さん、北島製菓で柏餅を購入。予想通りとっても美味しい柏餅でした。端午の節句らしいことを一つぐらいはやっておかないとね。

May 7, 2006

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Ｇ・Ｗ近所だって楽しい。

さて、一昨日の憲法記念日の話のつづき。早朝、私の身ににふりかかった不幸な話はこちら。破れた幌の応急処置をすませた後かなりふてくされた気分で朝食をとる。当然のことながら美味いわけがない。これはもちろんこちらの気分が最低だからだ。くよくよしていても仕方がないので午前中の仕事が始まる10:30までの時間を利用して近所をドライブすることにした。当然、屋根を開けて。今度はさすがに手順は間違えない。走り始めるとやはりこの季節のオープンカーは爽快だ。嫌な気分もおさまっていく。その嫌な気分の原因はともかくとして。上毛大橋で利根川をわたりスポーツセンターの対岸にある吉岡風力発電所をめざす。風の強い土地柄だから風力発電には絶好の場所だがさすがにこの季節は（しかも午前中）ほとんど風車は回転していなかった。そこから北上して日帰り温泉・スカイテルメ渋川の奇妙な建物を眺めつつ走る。次に向かったのはまたまた利根川対岸の佐久発電所。発電所つながりである。桜の名所として知られる場所だ。ほかではあまり見られないその発電の仕組みについては遠い昔に小学校で教わったような気がするがよく覚えていない。限られた時間なので帰路につく。ビートでくねくねした山道を走るのは最高の気分である。ミッドシップレイアウトのおかげで気持ちよくカーブを曲がってくれる。その異常なまでに低い視点もあって体感速度はとても速く感じられるが 660ccのエンジン（ノーマル）が極めてプアだから音が立派なわりにはたいしたスピードではない。実は制限速度の範囲内。ある意味、とても安全なクルマではある。４０キロ程度の距離を約１時間のドライブ。良い気分転換になった。同じ頃に高速道路で何十キロもの渋滞に巻き込まれていた人には申し訳ない話。群馬県総合スポーツセンターで午前中のお仕事をすませる。昼食は群馬県総合スポーツセンターの登利平。登利平といえばこれでしょう。鳥めし（竹）のセット。鳥めし（竹）の大盛りに唐揚げ二個とみそ汁とサラダつき。朝食の時とは気分が変わったので大変美味しくいただきました。我ながら調子良い奴だと思う。午後の話はまた明日。

May 5, 2006

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路線バスは楽しい。

昨日の「みどりの日」は休日出勤。一昨日『歩いて帰ろう』の第３回を実施したからクルマは職場に置きっぱなしである。良い機会だから路線バスを乗り継いで職場に向かうことにした。職場の前を通る路線バスは中央前橋駅が起点のハズ。中央前橋駅へは市内循環バスマイバスに乗ればいい。狭い路地をちょこちょこ走るマイバスはどこまで乗っても￥１００。１５分ほどで中央前橋駅に着いたがバス乗り場でダイヤを確認して呆然とする。次のバスまでなんと１時間以上ある。その時間があれば歩いても大差ない。ここでしばらく作戦を練る。ＪＲ前橋駅から新前橋駅まで一駅乗ってそこから歩くことにするか。それとも別系統のバスを乗り継いで少しずつでも職場に近づくか。とりあえずここで呆然としていても仕方がないので中央前橋駅と前橋駅の間を走るシャトルバスに乗り込む。レトロな外観のバスだ。内装も凝っていて椅子は木製ベンチ出発の際には運転手さんが大きなベルを鳴らす。上毛電鉄の到着に連絡していてかなりの人数の乗客をのせて前橋駅に直行する。（￥１００）前橋駅のバスターミナルは乗り場がたくさんあるのにもかかわらず行き先の表記などがとってもわかりにくい。初めて前橋を訪れる人のことを考えているとはとうてい思えない。はじから一つづつ確認してようやく目的のバス乗り場を探し当てる。どうやらここからなら頻繁に本数があるようだ。それなら最初からこの駅を目指せば良かった。５分ほどでバスがきた。乗客は私一人。定刻通りに出発。普段クルマを運転している者にとっては「なぜこっちの道を？」というような思いも寄らないルートを通る。またバス独特の高い視線から見る街の風景も新鮮だ。自分が運転しているときには気づかないお店などもたくさんあって興味深い。結局、私が降りるまで誰も乗ってこなかった。料金は￥２９０。一つ前の停留所なら￥２３０だったのに・・・。急にあがりすぎだ。次からは一つ前で降りよう（セコイ）。

April 30, 2006

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『歩いて帰ろう』　その３

週に一度は『歩いて帰ろう』という企画。第３回。昨日はものすごく良い天気だったし「黄金週間」の連休の前日と言うこともあり比較的早めに仕事も片づいたこともあって歩いて帰るには絶好のコンディション。いつもの利根川サイクリングロードをテクテク歩く。対岸では新入社員風の若い女性二人と男性一人の逆ドリカム状態の三人が利根川に流した流木を標的に大きな石をドカドカぶつけている。ストレス発散のための遊びとしては最高かも知れない。楽しそうだな。今日は平成大橋ルート。普段ならクルマであっという間に通り過ぎる橋。橋の途中でふと利根川を見下ろしたら・・・。なんと「はぐれ白鳥」が一羽。なんでこんな季節にこんな所に白鳥が!! と思いつつデジカメで写真を撮っていたら犬の散歩途中の主婦やウォーキングしている年配の人さらに自転車で帰宅途中のサラリーマンや女子高生が立ち止まりみんなで白鳥観察となってしまった（笑）。ひとしきり白鳥談義に興じたあと対岸の前橋刑務所前を通る。明治初めの歴史的建造物なのに文化遺産としてはなかなか認めてもらえない刑務所の門と塀。そのアタリの事情はジャズピアニストの山下洋輔さんが書いた長編小説『ドバラダ門』に詳しい。明治維新後新政府が最初にとりくんだ洋風建築はなんと薩長に歯向かった連中を収容するための監獄だったという事実。それはそれとしてとっても可笑しくて悲しい。そこから北に向かい前橋カトリック教会前へ。ちょっと暗くなってきたので上手く写真が撮れなかったのだけれどここの教会は住宅街の中で突然に姿を表す味わいのある教会建築だ。前橋の街とキリスト教の関係も地方都市にしては珍しくいろいろな歴史と経緯がありそうだけれど長くなりそうなのでまたの機会に。その後、老舗の本屋燠乎堂に寄ったり自分へのご褒美としてまたいつものBar六曜館でギネスを２杯ほど飲んだりしながら自宅に向かう。最後の最後に新装開店したばかりの第一ほるもんでキムチ一袋と牛タン塩一袋を購入。各￥２００。二つで￥４００。相変わらず安い!! キムチを肴に飲み直し。美味い。連休の前祝いという事でまずまずの『歩いて帰ろう』第３回でした。

April 29, 2006

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『最澄と天台の国宝』２

東京国立博物館で開催中の特別展「最澄と天台の国宝」に行ってきた話のつづき。全国の天台宗のスーパースターが勢揃い。織田信長による比叡山焼き討ちもあって延暦寺には創建以来のモノが意外にも少ない。しかし今回は天台宗開宗1200年記念と銘打つ特別展だけあって「ご本山の一大事!!」と思ったかどうかは知らないが普段なかなか見ることのできない秘宝・秘仏が日本中から集まっていた。よくぞここまで集めたモノだというのが正直な感想。まずは仏像編。重要文化財　聖観音菩薩立像平安時代・12世紀　滋賀・延暦寺蔵今回のポスターにも使われている仏様。焼き討ちの際にお堂は焼けてしまったがこの仏像は奇跡的に残ったもの。優しい表情、優雅なスタイル。ぼんやり何も考えずしばらくの間眺めていた。このほかにも味わい深い仏様がたくさん。・阿弥陀三尊像（大阪・四天王寺）　　　脇侍の片足あげたポーズがかわいい。・獅子吼菩薩（京都・即成院）　　　二十五菩薩座像のうちの一体。　　　口を開けて歯を見せてほほえんでいる珍しい仏様。・毘沙門天立像（京都・鞍馬寺）　　　これはホントにかっこいい。男前の毘沙門さんである。・梵天立像と帝釈天立像（愛知・滝山寺）　　　さすが運慶・湛慶コンビ。　　　後世に彩色の補修がされているから　　　いっそう迫力がある。　　　賛否両論だろうけれど　　　私は補修賛成派である。　　　他の有名な仏像も補修すべきとすら思う。五大明王など密教系の仏像はやはり真言宗のほうがいいかな？と小さな声でつぶやく。そのほか、語りたい仏像の話もたくさんあるのだがきりがないのでこの辺で。次回、絵画編につづく。

April 23, 2006

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「国宝とは何物ぞ」

「国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心有るの人を名づけて国宝と為す。」（伝教大師・最澄）４／１２（水）東京国立博物館で開催中の天台宗開宗1200年記念特別展　『最澄と天台の国宝』に行ってきた。名前とは祈りであり希望である。ホントに平安だったら新しい都に「平安京」なんて名前をつけるわけがない。「平成」という元号だって同じ事だ。そんな時代の為政者達が藁にもすがる思いで頼ったのが唐から帰国したばかりの留学生の最澄と空海であった。平安初期の事について話し始めたら止まらなくなりそうなのでほどほどにしておくけれど。（sigh）・・・そもそも、こういう事を言い出す自分のダメさ加減に大きなタメイキがでる。スーパースターの空海さんに比べ最澄さんは優等生過ぎて地味だなとずっと長いこと思っていた。そうした私の無知と偏見と思い上がりを払拭してくれたのは去年の３月に比叡山延暦寺を訪れた経験である。何事もそこに行って何かを感じてみることがいかに大切なことかと言うことを思い知らされた。軽々しく印象でモノを語ってはいけない、そう思った。（でも懲りずに今でも結構やっているけれど）最澄さんの天台宗といえば正統派中の正統派。ただ、正統派としての体面やプライドを維持し続けることもきっと大変な事なのだろうなということも今回改めて感じた。最澄さんの真筆の現物を初めて見た。同時代の空海さん、嵯峨天皇さん、橘逸勢さんの筆跡はあまりにも有名だが最澄さんだってなかなかのものだ。何よりも人柄がにじみ出る。たぶんものすごくイイヒトだったんだろうなと素直に思う。今回、天台宗ゆかりの人たちの真筆がいくつも展示されていた。小野道風さん（花札の雨の２０点の人ね）の書もあってこれはホントにすごかった。「書は人なり」というけれど死ぬまでには人に笑われない程度のちゃんとした字を書けるようになりたいとつくづく思った。今日の日記の最初に書いた最澄さんを語る上であまりにも有名なフレーズ。「国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心有るの人を名づけて国宝と為す。」最澄さん直筆のこのフレーズの現物（もちろん漢文）を目の当たりにしてしばらく色々なことを考え込んでしまった。果たして今の私に「道心」は有るのだろうか？長くなったので仏像とか絵画とかの話はまた次の機会に。

April 21, 2006

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『歩いて帰ろう』　その２

17:00の定時には仕事が片づいたのでまた、『歩いて帰ろう』という気になった。それにしてもだいぶ日が伸びたものだ。前橋市には利根川にかかる大きな橋がいくつかある。前回は利根橋をわたったのだが今回は国道１７号線が通る群馬大橋を渡る。群馬県庁や前橋グリーンドームが間近に見える。良い機会だから県庁の３２階展望台に登ってみることにする。明るいうちに前橋公園の「さちの池」の形を確認してみたいし。やっぱりホントに「さちの池は鶴舞う形」だ。まだ工事中で未完成のようだけれど。それだけ確認したらすぐに降りて昭和庁舎周辺をうろうろ。昭和初期の大正モダンの雰囲気を残す落ち着いた建物である。ところが裏に回ると・・・。こんな感じ（笑）。「前橋公園」を通り抜け、「臨江閣」のまえから「前橋るなぱあく」を歩く。営業時間終了後の遊園地というのは何とも言えないもの悲しさがある。家に帰ったら19:00。今日はビールや焼き鳥の誘惑にも負けずノンストップで２時間歩き通した。健康的な一日であった。

April 19, 2006

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東武鉄道「特急りょうもう２２号」

赤城駅12:07発「特急りょうもう２２号」浅草行きに乗車。とっても快適。見慣れない風景だからなおのことワクワクする。そもそも田舎モノだから東京に近づく時の高揚感というものは何度、上京してもたまらないものがあるのだけれど東武線で浅草駅に近づく風景は新幹線や高崎線とはまた違った雰囲気で楽しい。赤城駅には駅弁は売ってなかったし車内販売もなかったからかなり腹が減ったけれど。ここで路線別の料金並びに所要時間比較など。東武線特急利用の場合。全席指定。特急券￥1000　乗車券￥1160 合計　￥2260。上毛電鉄の中央前橋～赤城が￥600 浅草～上野の地下鉄が￥160だったから上野までの片道交通費が合計￥3020ということになる。所要時間は乗り換え時間を含めて全行程で約３時間。東武線だけならほぼ２時間。今回はあえて道楽で遠回りをしたが前橋から上京するのには一般的なルートではない。群馬の東毛地区の人にとってはとっても便利で格安な路線であると思う。ＪＲだとどうなるか？前橋～高崎～上野のルートで計算すると・・・。新幹線の特急券￥2710（指定）乗車券　　　　￥1890 　　　　　計　￥4600 自由席利用だと￥4090 新幹線だけなら５０分とメチャメチャ速いが高崎での乗り換え時間をいれるとなんだかんだで１時間半程度かかる。本数は限られるが在来線快速「アーバン」なら乗車券だけで　￥1890 前橋から一本で行けて２時間ちょっと。あれ？意外にも新幹線は効率が悪いぞ。今まで何の疑いもなく新幹線の指定席を利用してきたが約４０分の時間に\2710!! 今後ちょっと検討の余地があるなぁ。ちょっと違う角度からものを見ると新たな発見があるということの一つの例となるかも知れない。さて、浅草に着いたあと街には出ないですぐに上野に向かう。浅草は大好きな街だからこそいったん外に出てしまったら本来の目的地である東京国立博物館へはそう簡単にたどり着けるはずがない。 14:00過ぎに上野に到着。昼食がまだだったのでエキナカの洋食屋に飛び込む。上野のエキナカはいまスゴイ勢いで変化している。「オムハヤシ」いやはや玉子がトロトロでおいしゅうございました。それにしても空腹でわけがわからなくなっているときってどうしてこういう濃いものを頼んでしまうのだろう？・・・つづく。

April 18, 2006

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上毛電鉄　「赤城駅」

４／１２（水）の話のつづき初めて乗った上毛電鉄。車内も窓から見える風景も実にのどかである。朝から降っていた雨もやみ少しづつ日が差してきた。このまま眠りに落ちたら気持ちいいだろうな。どうせ西桐生で折り返し運転だから眠っちゃっても中央前橋まで戻ってくるだろうし・・・。なんて事を考え始める。若い頃は結構見かけによらず神経質で電車で眠ることなんて夜行列車でも無理だったのに変われば変わるモノだ。成長したと言うべきか無神経になったと言うべきか・・。一方、子供のころからどこでも眠れるという才能を有している奥様はほぼ熟睡。陽ざしがポカポカ気持ちよく本当に眠りに落ちる寸前というところで「赤城駅」に到着。あわてて下車する。ここは無人駅ではないからすべてのドアが開く。改札口をいったん出る。最近できたばかりらしく小さいけれどキレイな駅舎である。群馬県人ならびに群馬県出身者のなかでもなぜ大間々に「赤城駅」なのかと素朴な疑問を持つ人もいるだろうけれど昭和３０年代に東武系の資本が赤城山の観光開発に乗りだしていた頃その起点だった名残と思われる。ここからバスで利久茶屋まで行き赤城ケーブルカーで一気に赤城大沼のそばまで登るルートがほんのわずかな期間だったが、かつてはあった。覚満淵の西側の高台には「赤城山頂駅」の名残が今でも残っている。一度でいいから乗ってみたかったなあと思う。その後、自家用車の普及と高性能化にともない赤城山頂へは前橋側からの有料道路をマイカーで登るというコースが一般的となり、ケーブルカーは廃線に。今ではその有料道路も減価償却が終わって一般道となり観光道路というより走り屋さんの聖地になっている。マンガ「頭文字Ｄ」の影響もあり、未熟な運転技術の若者による事故も多発。連続するヘアピンカーブには無粋なアンジュレーション（凹凸）が設置された。栄枯盛衰というが、わずか５０年足らずの期間の話。だいぶ話がそれてしまったがここから東武鉄道に乗り換える。特急「りょうもう２２号」浅草行き赤城山の話をこれだけひっぱっておいて実際に向かうのは逆方向の浅草である。「また浅草か？」という声が一部から聞こえてきそうだけれど今回の目的地は上野。東京国立博物館で開催中の「天台宗開宗1200年記念　特別展　最澄と天台の国宝」に向かっているのである。上野に行くのにあえてＪＲを使わず「上毛電鉄」と「東武鉄道」で行ってみたかったのだ。時間はかかるけれど料金は新幹線よりずっと安い。それをいうなら高崎線の快速の方がさらに安くて時間もかからない筈だがまあそれはそれ。料金や時間の比較は次回にまわすが色々なことを試してみたいお年頃なのだ（笑）。・・・つづく。

April 16, 2006

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上毛電鉄に乗る。その２

４／１２（水）の話のつづき。平日に休みが取れたので今まで乗ったことがなかった「上毛電鉄」初体験レポート。まだ中央前橋駅でうろうろしているところから。 11:15発、西桐生行は２両編成。特急でもないのに（そもそもすべて各駅電車で特急はないが）「さくら」のヘッドマーク。何の事やらと思ったが車両の中に入ってみて納得。天井一面に桜の造花が飾られ壁には桜の花びらの切り絵。これはスゴイや。たまたまそういう企画モノの車両にあたったようだがなんだか得した気分である。定刻どうり発車。前橋市街地の住宅街をジェットコースターのように走っていくが実はたいしたスピードではなさそうだ。２，３分おきに停車する駅のほとんどが無人駅。これならキセルし放題じゃないかと思うが、さにあらず。２両の車両のうち無人駅で開くドアは一番前の一つだけ。そのドアにはこんなモノが。無人駅では乗るときに整理券をとって降りるときに精算するシステムらしい。まるでワンマンバスそのものだ。前橋市郊外に出ると周囲は完全に田園地帯。菜の花畑やレンゲ畑がキレイだ。レンゲ畑なんて見るのは何年ぶりだろう。駅と駅の距離もだんだん広がっていく。ある駅で妙齢の女性が自転車ごと乗り込んできて驚愕する。ママチャリとオバちゃんと電車の中という関係が自分の中でうまく理解できない。掲示をよく見ると自転車持ち込みが無料でできるらしい。そもそも満員電車という発想がない路線なのだ。「なごむなあ。」 11:53に赤城駅に到着。下車する。群馬県人でも「赤城駅」ってどこだ？という人も多いと思うが大間々である。この３月の町村合併で「大間々町」「笠懸町」「勢多・東村」が合併し群馬で１２番目の市「みどり市」が成立。結果的には「黒保根村」「新里村」はかなり離れた飛び地として「桐生市」に編入された。わかりにくいと思うけれどまるでサンドイッチの具のように「桐生市」の中にはさまれる形で「みどり市」ができたということである。正直な感想としてこれはかなり変なことだと思うのだが余所者が口を出すことではない。それから、ついでに補足するとこの３月末で群馬名物の一つでもあった３つの東村がすべて消滅した。「勢多・東村」（みどり市へ）「佐波・東村」（伊勢崎市へ）「吾妻・東村」（吾妻町と合併し東吾妻町へ）亡き妃を偲び「あずまはや・・・」と詠んだヤマトタケル命は草葉の陰でどう思っているのかちょっと気になる（大嘘）。今日はちょっと悪ふざけが過ぎているが「赤城駅」で上毛電鉄を降りていったい何をしようとしているのかという話はさらにまた「明日のココロだ！！」。（「小沢昭一」風もちょっと飽きてきましたが・・・。）つづく。

April 15, 2006

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『歩いて帰ろう』その１

突如思い立って新シリーズ。本来なら「上毛電鉄に乗る」の話のつづきを書くべきなのだろうけれど生まれついてのへそ曲がりの性格が災いしまた、今日思いついたことを今日のうちに書いておかないときっと忘れるとの思いから新シリーズを立ち上げる事にします。陽気が良くなってきたので突然だがクルマを使わずに『歩いて帰ろう』という気になった。きっかけの一つは駐車場スペースがあまりない前橋駅北口での用事をすっかり忘れていたこと。面倒な事を先送りにし続けた報いではあるのだがいっそのこと自分への罰として歩いて行こうと思った。もう一つのきっかけは体力の低下ならびに基礎代謝の低下そして運動不足のいわゆる中年三点セットの解消を目指そうという気になったこと。「寄る年波には勝てない」なんて事はホントは声を大にして言いたいのだけれど世間の風潮からすると言ってはいけない雰囲気である。何よりも遊び回るのにも美味いモノを食い歩くのにも良いお酒を楽しむのにも健康な体あってのことだと言うことにようやく気づいたらしい。（人ごとみたいだが・・）明日の出勤はどうするのか！？それはまたそのときに考えよう。とりあえずクルマで５キロの道のりを歩き始める。利根川沿いのサイクリングロードから撮影した前橋刑務所。萩原朔太郎が「上州の空の烈風に寒きは何ぞや」と読んだ利根川沿いから眺める前橋監獄。（詩「監獄裏の林」より）あれ？道路沿いの刑務所の塀は明治の煉瓦造りのままだけれど人目につきにくい利根川の反対側から見ると・・・。コンクリートじゃないか。色だけ煉瓦風？あれ？施設が施設だけに文化財指定がされていないから仕方がない事なのかも知れないけれど釈然としない。当時の雑居房は明治村に移設され保存されているがそれはそれとして。何はともあれ普段、車に乗っていると気がつかない風景や花、行き交う人々の気配、利根川の流れ。たまには良いかもと思い始める。前橋駅北口でさっさと用事を済ませ、本町方面へ。小一時間ほど歩いたから喉も渇く。なぜか目の前にBar『六曜館』がある。「なぜかじゃないだろ!!」というツッコミは却下する。クチアケの客としてギネスを一杯だけ。市内中心部を抜けて廣瀬川沿いを歩く。前橋文学館の前の桜は市内の他の名所よりやや遅めのようでまだ十分楽しめるが人影はまばらだ。ソメイヨシノではなくヤエザクラなのかも知れない。ここを歩くときには必ず挨拶をする萩原朔太郎さんの銅像に先ほどの前橋監獄の塀の話をチクル。寄り道をしながら実質６キロ程度の道のりを１時間半かけて帰ってきた。心地良い疲労感。何よりも途中で酒を飲もうが寄り道しようがなにものにも縛られない自由。モノを考えるのにはクルマはもちろん自転車のスピードでも速すぎるということを実感した１時間半であった。陽気の良い期間限定で週に一度くらいはこの『歩いて帰ろう』シリーズを書くことができればいいなと思っています。

April 14, 2006

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上毛電鉄に乗る。その１

昨日（４／１２）の話。また、平日に休みが取れたので出かけた。最近、遊び歩いているか体調を壊して寝ているかのどちらかでちゃんと仕事をしているようには見えないかも知れないが一応やるべきことはやっている・・・はずである。後厄も過ぎたことであるし今まで経験しなかったことに挑戦するということが最近のちょっとしたテーマである。今回は上毛電鉄に乗ってみた。前橋に割と長いこと住んでいるが中央前橋～西桐生を結ぶ超ローカル私鉄「上毛電鉄」にのった記憶がない。このままだと一生利用せずに終わる可能性があるから無理してでも乗ってみようと思った。自宅の目の前から市内循環バス「マイバス」に乗って中央前橋駅へ。この駅は最近リニューアルされて小綺麗になった。ロビーでは「上電オリジナルグッズ」を販売している。運転士の帽子や電車のプレートすべての駅の記念入場券など。私は全く興味がないがマニアにはたまらない品々かも知れない。駅員さんはほとんどが若い女性。とても感じが良い。改札では切符にハサミを入れる昔懐かしいスタイル。始発駅だから改札の先はすぐホームで２両編成の電車がすでに待機している。何となく小田急の箱根湯本の駅に似ている。ＪＲの前橋駅まではわずかな距離なのだから線路を延長して両毛線に乗り入れをすればもっと便利になるのにとも思うがこれはこれで良いのかも知れない。よく見れば運転手さんも若い女性だ。この上毛電鉄を使ってどこへ向かったかという話に当然なるはずだが長くなったので今日はこれまで。つづく。

April 13, 2006

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