カテゴリ:オトナの社会見学
夏休みお出かけ日記 第2回。
8/2(水) 長野道を豊科で降りて安曇野に向かう。 その地名の優しい響きが前からずっと気になっていて 一度は訪れてみたいと思っていた場所だ。 のどかな田園風景が広がっている。 時分時なので、 穂高駅前の蕎麦屋さんに入る。 私は「穴子天盛り蕎麦」(大盛り)。 カミさんは「車海老天盛り蕎麦」。 更級系の白くて細い蕎麦。 大盛りは¥400増だが2人前ぐらいあるホントの大盛り。 蕎麦がしみじみ美味い!。 穴子も車海老もサクサクで美味い!!。 何よりおろしたてのワサビが美味い!!!。 さすが産地だけのことがある。 私は蕎麦は大好きだが、 蕎麦に関する蘊蓄や能書きを語るのも聞くのも苦手だ。 駅やサービスエリアの立ち食いソバも そこらの普通のお店のそばも 産地や老舗の蕎麦も みんなそれなりに美味しいし、楽しめる。 腹ごしらえができたので 本来の目的地の碌山美術館にむかう。 ツタの絡まる建築と周囲の樹木や庭園が作り出す雰囲気は とても居心地がよい。 日本の近代彫刻の扉を開いた 安曇野出身の彫刻家 荻原守衛(碌山)の作品を集めた美術館。 30才という若さで亡くなったため 作品数はけして多くはないが そのほとんどがここの煉瓦造りの本館に並んでいる。 明治の雰囲気を強く残す教会風建築だが 昭和33年建造というからそんなに古いわけではない。 でもこういう本格的な煉瓦造りは 技術的にもコスト的にも もはや作れないだろうな。 代表作の「女」(画像)。 日本史の教科書や資料集などには必ず載っている 明治を代表する彫刻作品だ。 ほかの作品もどれも若々しいエネルギーに満ちている。 別館には碌山と交流のあった人たちの作品や写真が並ぶ。 高村光太郎の代表作「手」もこの美術館が所蔵している。 隣に展示されていた 『智恵子抄』の「レモン哀歌」の原稿(複製かも?)を読んで この詩に感銘を受けた若い頃のことをちょっと思い出した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 6, 2006 12:11:20 PM
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