清多夢くらぶ

2015/11/30(月)13:19

急流 日光だいや川

利根川水系(78)

 多くの急流・激流が流れ込む鬼怒川上流。大谷川もそのひとつである。中禅寺湖から出発して、鬼怒川への合流地点のまで約30kmの一級河川。激流から河床が削られるのを防ぐ対策が施されている。  大谷川は、日光今市地域の扇状地を創った川。その中流域、稲荷川から今市・大谷橋までの7.5km区間に、床固工が35基造られた。低水護岸には、近くの川岸から採取した巨石が使われている。  台風18号がもたらした豪雨により鬼怒川が決壊して、常総市は大規模な浸水被害を被った。あれから2.5ヶ月が過ぎる。東武日光線・鬼怒川線も、数か所で寸断して一時運行休止が続いた。現在は全線で復旧している。  大谷橋は、日光街道から分岐した国道121号を通す。この橋を渡り、鬼怒川温泉-川治温泉-湯西川温泉を経て会津に至る。よって国道121号は会津西街道とも呼ばれ。大谷橋の上から、雄大な日光連山と遠き会津を想う・・。写真-1  今市-大谷橋(国道121号)より日光連山を望む。写真-2 男体山のお膝元、中禅寺湖から流れる大谷川は急流。段差工が幾重にも見える。写真-3  大谷川河川敷と女峰山を望む。  写真-4  大谷橋から下流の大谷川橋梁(東武鉄道)を望む。 写真-5  会津西街道を通す大谷橋と床固工。

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