テーマ:鉄道(23073)
カテゴリ:テツネタ
昨日の日記
久々の旅行記です。 今日は唯一の丸1日道内滞在日です。 日程的には、夕方定山渓温泉についていなければならず、札幌近辺の鉄道はそれなりに乗っていて、あまりそそるものがないしフリーきっぷのようなものもなさそう。 そこで、同行者と合議の結果、レンタカーを借りて岩見沢近くの『三笠鉄道記念館』、札幌近くの『北海道開拓の村』を訪れることにして、間の時間は同行者の趣味である〒巡りに使うことにしました。 先ずは、高速道路を一路三笠村へ向かいます。やっぱり北海道の高速はおおらかな感じがします。 三笠鉄道村の手前にもかつての三笠駅を利用した鉄道車両と実物の駅舎が保存してあります。 野外保存なので状態は悪いですが、広々としていて築堤上から眺めると本線を列車が走っているようにさえ感じます。
駅舎は状態もよく跨線橋も保存されてました。 ホームにはDD51と貨車が数両停まってました。 さて十分ほど走って『三笠鉄道村』です。道路に沿って線路跡のようなものが併走していました。 到着直前、いきなり道路沿いに北海道の車両郡が現れ、「あぁ~!キハ56やぁ」等、雄策はすでに興奮気味。 おおらかに展示されている(要するに土地が余っているのダ)ので敷地はかなり広いですが、資料館はこじんまりして見えます。鉱山で使っていたらしい電気機関車も展示してありました。同行者はいたく置きに召した様子でした 展示している車両郡は後回しにして展示室に入ります。 どこの鉄道資料館にもありがちな展示が続きます。(北海道に特化してはいますが) そんな中でワタシの」目を引いたのが
こんな本まであったとは驚きです。 これで優秀な!?“国鉄マン”が形作られていったのでしょう。 ちょっとまじめになれば、おそらく当時は中卒で就職するものが多く、その高等教育も兼ねていたのでしょうね。 動く展示や、模型など見て周り、資料室にはなかなか壮観な『時刻表』のバックナンバーなどがありました。 さて、表に出て展示車両を見て回ります。何両かは機関庫に収めてありましたが、ほとんどの車両は雨ざらしで塗装などの傷みもひどいようです。同行者によれば冬場の雪を考えれば致し方ないのでは?との言。 しかし、注意札の一文には「この車両たちはJR北海道からの借り物です」とかいてありました。それならば保存も油さしなどしっかり行ってほしいと思いました。 そんななかで雄策の気を引いたのが
このDD14形はDD13を基本としたロータリー式除雪車ですが、キャブが車端に、ボンネットは高いまま反対の車端に伸びていて、まるでアメリカのデーゼル機関車を見るようで、壮観でした。 そのほか足漕ぎ式トロッコが実際に動かせるようになっていました。 ミニSLもありましたが稼動しているようには見えませんでした(平日のことなのでなんともいえませんが…)
出口にはこんな洒落たオブジェもありましたが、平日の昼間、来館者も少ない中ではなんだか淋しげでした。 ここで、次の目的地『北海道開拓の村』へ向かいますが、その間に、 同行者の趣味である〒巡りをします。随分うろうろして(って言ってもカーナビが案内してくれる)、これで江別市内の郵便局は全て廻ったそうです。オメデトー\(^^@)/ さて札幌市内に入り開拓の森へ向かいます。その中に開拓の村が入っています。 一言で言ってしまえば北海道版明治村なのですが、開拓史の関係からか保存物は大正時代のものが多かったようですね。 エントランスホールは旧札幌駅の一部
中に入ると(確か)北海道特有の『待合旅館』がお出迎え、これは列車の発車を待つための休憩所のようなものだったのではなかったでしょうか。実際馬車鉄道の乗り場の前に建ってましたし。
少し待つと馬車鉄道がやってきました。御者さんのほかにちゃんと大正風衣装の女車掌さんまで乗ってました。
やはり土地があるからでしょうがゆったりと展示物が並べてあり、鰊小屋などは非常に興味深かったです。 だんだん夕方になってきたのでほとんど駆け足で廻ります。 北大の寮が食事のサンプルなどもありなかなか面白かったです。 大分日が傾いてきたので、一路今夜の宿定山渓に向けて走ります。 路線バスなどもそこそこ走っているようでしたので、これならせめて真駒内からでも電車を残しておいてほしかったなぁ。まぁ東急系の会社なので、現存していたとしても東急7000系か8000系になっちゃってるんでしょうけど。 さて、今宵は少し豪勢に1万円越えの宿を取っておきました。クチコミなどで悪い評判はなかったものの、サーヴィスについて同行者の手前かなり心配しています。 今宵の宿は 『定山渓第一寶亭留(これで「ほてる」と読ませる)』というなかなか凝った、それゆえに当たり外れの大きそうな旅館です。 しかし吃驚したのは チェックインをラウンジで座って行ったこと。このようなビル旅館では初めての経験だったのでかなり好印象です。 全体のサーヴィスとしては日本旅館とホテルのいいところを取って2で割ったような感じです。 部屋まで荷物を運んでくれて、仲居さんのサーヴィスは無し。余計な気は使わなくていいようになっています。 またエレベーターホールの前にはミニラウンジもありお茶が自由に飲めて新聞類なども用意してありました。 食事は部屋食でなくてこの値段でお食事処?と思っていましたが、食堂は和風レストランのようなつくりで落ち着いていて、食事から帰ってきたらその間に布団を敷いておいてくれました。 従業員は出会えば必ず立ち止まってお辞儀と御礼をしてくれる。 これなら値段以上のサーヴィスかなぁと嬉しくなります。 話が前後しますが、食事前に一風呂。ちょうど皆さんの食事時間だったようでワタシたち2人でお風呂を占領。内風呂も大きなものが3つと露天風呂がひとつ、露天風呂の一段上にはジャグジー風呂が備え付けてありました。 明朝は男女入れ替えになるとのことで、そちらも楽しみです。 汚いものをお見せしてしまってスミマセン(^^;) 食事は和風のコース料理。 メインの焼き物は魚介2種、肉2種から選べます。 私たちは知床鶏の焼き物と、スペアリブをチョイス。 お皿もいいタイミングで持ってきてくれます。やっぱり値段なりだなぁ 食後に離れの湯屋『森の湯』に向かいます。 このお風呂は建前上有料になっておりますが、私たちは宿泊プランの中に入っているのでタダで入ります。 コチラは大浴場と違ってこじんまりとしており、昔の温泉場を再現したということで洗い場にはカランのみでシャワーは無し。 夜は湯上りにワンドリンク付きますが、ワタシは緑の野菜ジュースをチョイス。野菜ジュース特有のにおいもなくとても美味しく頂きました。 このないようなら確かに別料金が取れます また、部屋の冷蔵庫は空で自由に使ってほしいとのこと。ココも好感が持てますね。 少し驚いたのは、翌朝になってからお茶のキャビネットにブルックスコーヒーが用意してあったこと。ブルックスとは言えお部屋でゆったりドリップコーヒーが飲めるのは得点が高いですね。 それにしてもつらつらおもうに 旅館業界も価格破壊が進んでいるのでしょうか? 二昔前には1万円を多少超えたクラスだとまぁ“普通”という感じで、値段相応と思ってましたが、昨今は同じ値段でサーヴィス(特に人的な)が非常に良くなっていると思います。 とにかくハズレでなくてヨカッタというのが率直な感想です。 私たちは最低のクラスに泊まったのですが、上層階は『翠山亭』という別名がつけられているので更なるサーヴィスが期待できそうです。もっとも人的サーヴィスはあまり変わらないだろうからお部屋が豪華になるだけかもしれませんが…。 そんなわけで、あしたはいよいよメインイベント『トワイライトエクスプレス』乗車です。 明日の日記へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月14日 10時29分34秒
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