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カテゴリ:心に残る先達の言葉
二年前に定年を迎えるに当たって、定年後は愉しい(楽しいとは違って
長く、深くこころから喜べること)ことだけを心がけるようにしたいと 思ったが、 まず一般的に「愉しい」ものごととは何だ。と言う自問自答になり、 そんな時に、以前読んだ正法眼蔵(道元禅師)の現成公案(げんじょうこうあん) の中の、 「一方を証する時は、一方は暗し」 といっている言葉が頭の中をよぎった。 人は社会的にものごとにかかわる時、 平等:人と同じレベルであることによる「安心感」を得る 差別:人よりも自分の方が優れていることを味わうことによる「優越感」を感じる 向上:自分自身が内面的に高まって行くことを実感する「満足感」 の三つの視点が存在し、いずれかの方向を重視していると他のものは見えなくなる 私流の愉しいことは、安心感、優越感、満足感の三つが満たされたものである ということにしたのである。その上で、自分自身の歩んできたパーソナリティ のふるいにかけてライフデザインの軸足を定めた。 これは難しいことではない。心の底から喜びを感じることができることに 貴重な人生の時間とカネを使いたいモノである。 住む場所、仕事、趣味、家庭、夫婦のあり方、心身の健康、資産形成など、 この物差しで方向をさだめたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.10 18:44:34
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