B&Q(百安居)
中国の内装は日本と違って面倒で、全ての建築資材からドア、窓、トイレに至るまで自分で購入して部屋に届けてもらい、施工業者に工事をしてもらうというスタイル。そして、施工の間中、自分の思ったとおりになっているか、また手抜き工事をしないか、材料のごまかしはないか、見張っていなければなりません。夫も仕事があるし、そんな大変なことできないということで、「百安居(B&Q)」というホームセンターのような店で内装に必要ないっさいがっさいを購入し、そこの店のデザインセンターで、設計から内装まで全部請け負ってもらうことにしました。手順は次のとおりです。1.B&Qの建築デザイナーに内装するうちまで来てもらい、 部屋の測量・基本設計図面を引いてもらう。 (測量費100元、設計代1000元)2.デザイナーさん同行のもと、 トイレやバスタブ、ドア、タイル、床材、 セントラルヒーター、システムキッチン一式など 主要材料を選定、購入予定品目のめどを立て、 それをもとに主要材料費、副材料費、人件費などを 計算し、契約書作成。 (内装資材は全てB&Qで購入するという契約)3.予定人件費の55%と管理費を支払い、施工開始。 現場監督の同行のもと、まずは当面の施工に必要な コンクリートや砂利、接着剤や電線、配管など 約70品目にわたる副材料を購入、現場に届けてもらいます。 その後は進捗状況に合わせて、タイルや天井材、 床材、ドア、キッチン一式など主要材料を 順次購入していきます。4.最初の3日間は壁や古い内装の取り壊し。 その後窓枠の取替え、電線・水道管・ガス管の配置等。 同時に、購入したドアやセントラルヒーター、 システムキッチンなどの会社の人が順次やって来て、 設置部分の測量を行います。5.工事の半ば、基本部分(表からは見えなくなる部分) が完成すると、B&Qから派遣された人と現場監督、 そして依頼主の三者立会いのもと、 現場確認を行います。6.確認後検査合格したら、人件費の40%を支払い、 工事の後半、仕上げに入っていきます。 きっとトイレやキッチン、ベランダ部分の タイルを貼ったり、天井や床を張ったり、 壁を塗ったり、測量した部屋のサイズに合わせて 加工されたドアやセントラルヒーター、システムキッチン、 それにトイレ、バスタブ、洗面台などを 設置していくのかな。7.施工終了後、人件費の残り5%を支払い、 購入した材料の余りは返品できます。今はまだ電線の配置を行っているところなので、今後本当に上の通りに進んでいくのかどうかはまだ分かりません。ちなみに予定費用はというと、材料費 約56,000元人件費 約16,000元管理費 約 2,700元合計 約74,700元(約100万円)となっています。B&Q、マニュアル化された手順と明瞭会計がいいですね。材料費や人件費は、項目ごとに細かく書かれた明細を書面で渡してくれます。きっと細々とした追加費用がかかって、結局この予算を超えていくとは思うけど、リビングと2ベッドルーム、そしてキッチンとお風呂場、ベランダまで一から全面内装してこの費用は安いと思います。B&Qに一括依頼せず、一般の建築資材卸売市場などで材料を購入し、自分でデザイン会社や施工会社を探してそれぞれ依頼すると、もっと安く上がるかもしれませんが、あちこち走り回って管理が大変ですね。うちはチビもまだ小さいし、あちこちの卸売市場を回っている暇もないし、やっぱり管理費を払っても、B&Qでやってもらうのがいいという結論に達しました。ちなみにつばめ達は寝室を和室にする予定で、これはB&Qではできないので和室専門の内装業者に依頼しており、上記とは別に約3万元ほどかかる予定。窓枠と窓ガラスの取替えも別業者に依頼し、8500元かかりました。全部合わせて内装費用は12,3万元(150万円)ぐらいかなぁ。今のつばめは、和室で畳のにおいをかぎながら眠るのと、新しいバスタブにお湯を張ってゆっくりつかるのが楽しみです。さて、果たして無事にそんな日を迎えられるのか、内装の進み具合をまた随時報告していきますね!↓B&Q(百安居)