カテゴリ:中国人夫
夫の会社の人に誘われて、全部で10人で
菩薩島というところへ行くことになった。 車で走ること4時間、埠頭から船に乗り 菩薩島に着いてびっくり。 雑草とススキが生い茂るのみで、ほんとに なーんにもないところだったのだ。 しかも物価だけはべらぼう高い。 宿泊も、コテージに泊まる予定だったが、 1小屋1280元と言われ、しかも2小屋借りないと 全員が泊まれないことが判明し、断念。 奥に別の宿泊所があると聞き、そちらにたどり着き 値段交渉。その後また入り口まで戻り、現金支払い。 領収書を持ってまた宿泊所まで戻り、やっと 泊まるところを確保できた。 ここまでで私はすでにイライラ。 だいたい、高いお金出して、 こんな何にもないところに泊まることない、 って気持ちのところへ、10人泊まれるところが なく、2人だけ別の高い料金の部屋に 泊まらなければならないことに。 他の部屋となんら変わらないのに、料金は倍。 気まずい雰囲気を破って夫が、 「僕らがそこに泊まるよ」って。ほっとするみんな。 夫はえらいと思うけど、なんだか不服な私。 そうするとしばらくして、その高い部屋は 予約が入っていることが判明し、別の棟へ 移ることに。その棟の前に行くと、 すでにドアが開いていたので、私が入ろうとすると、 夫に、 「ちゃんと管理人さんが来てから」 って怒られた。 そうこうしているうちに、 あとから別のカップルが来て、さっさと中に入り、 3部屋のうちの一番いい部屋を取られてしまった。 私達のは身動きができないほど狭い部屋。 「私達のほうが先に来て、待ってたのに~」 って私は夫に八つ当たり。 「どっちにしろ、誰かが悪い部屋に行かないと いけないんだから」 って、仏様のようなことを言う夫。不満がつのる私。 そして、夜。 旅の途中で取引先さんに会うとかいって別行動を取った X夫婦がまだ到着しない。 おなかをすかせたみんなは、先にご飯に行こうということに。 すると夫は、 「みんな先にどうぞ、僕達、X夫婦を待ってますから」 って。私はまたまた不満。 なんで、勝手にどっか行っちゃった彼らを待たないと いけないの~。 結局X夫婦が島に着いたのは9時も過ぎた頃。 一緒に食事したときは、やっぱり待っててよかったとは 思ったけど。 夫は、なにはともあれ、まず人様に譲ること っていうのが身についている。 私は、中国では人を押しのけて前に進まないと、 自分の権利が守れないって気がして、 夫の行動についイライラがつのる。 道徳的には夫の行動は素晴らしいって思うけど、 こんな調子じゃ、いっつも貧乏くじを ひいてる感じで、私はなんか納得できず、 正直も休み休みにしようよって思ってしまう。 そんな私のイライラを忘れさせてくれたのが、 ご飯を食べた後、夫と一緒に浜辺に出て見た 満天の星空。 島には明かりが少なく、真っ暗闇の中に 数え切れない星が降るように迫ってくる。 今年は島で誕生日を迎えた。 ↓なーんにもない島。赤い屋根は泊まる予定だったコテージ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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