カテゴリ:中国発見・気づき
今日、夫の会社の人たちと
10人ぐらいで、釣堀に釣りに行きました。 ここで釣った魚は買取って持ち帰らなければなりません。 全部で20匹以上釣れたのですが、 さて、皆さんならどうやって分けますか。 もし日本人なら、ここで誰か世話好きの人が、 「魚持って帰る人~!」 と聞いて、「はーい」と手を上げた人の数を数えて、 魚を分けるのではないでしょうか。 「私、1匹だけでいいわ」 などという人もいるかもしれませんね。 でも、中国ではそういうやり方をしないようです。 今日、みんなで魚を分けている時、 「うちは2匹だけほしいな」 と言って、2匹もらって帰ったのですが、 帰りの車の中で、夫に、 「大勢の人がいて、物を分けるときに、 『ほしい』と言ってはいけない。 ほら、だれも『ほしい』って言ってなかっただろう?」 と怒られてしまいました。 でも、いるかいらないか意思表示しないと、 分からないじゃない? 「中国人は、たくさんの人で物を分ける場面では、 みんな遠慮して、『いらない、いらない』って言うのが普通」 と、夫。足りなくなる可能性があるときは、 みんな「いらない」と言って譲り合うものらしい。 「じゃあ、みんな『いらない』って言ったら、 どうやって魚を分けるのよ?」 と、つばめ。 夫いわく、中国では、こういう場合、 リーダーがみんなの「いらない」の声色を読んで、 本当にいらないのか、遠慮しているのかを判断して、 各家族に分けるものらしい。 そういえば、みんな「いらない」といいながら、 リーダーに「君とこはこれだけ」と 押し付けられるようにして魚を持って帰ったな。 なるほどねー。 中国ではこういう時、「ほしい」という意思表示は しないものなんだね。 もしここで日本みたいに、 「魚いる人~!」と聞いたら、 きっと誰も手を上げないのだろう。 どうりで、つばめみたいに、 「2匹だけほしいな」などと、 意思表示する人が誰もいなかったわけだ。 中国であつかましい人と思われないように、 つばめも気をつけなくては、と 思った一件でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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