カテゴリ:考えごと・所感
まもなく10月1日、中国の建国記念日、
国慶節がやってきます。 最近は街の装飾も国慶節に向け きれいにほどこされ、十字路には 花で作られた天壇や水立方などの花壇がお目見えし、 お祝いムードを盛り上げています。 最近は毎日、新聞に国慶節の特集記事が 特別号として発行されています。 さて、先週の金曜日は国慶節パレードの最終予行演習があり、 北京全域にわたって大規模な交通規制が行われました。 その日の晩、出張から戻った夫も、 北京南駅からうちにたどり着くまで、 かなり苦労したようです。 天安門で行われるパレード、 今までに何度も予行演習が行われ、 北京オリンピック開幕式と同等か、 それを上回る熱の入れよう。 10万人を動員する超大規模なパレードとみこし、 1000人の軍隊楽団、2500人の合唱団と200人の打楽器楽団、 それに戦車や新型レーダー、戦闘機まで出頭するらしいから、 すごい催しになりそうです。 8万人の小中学生が参加する2万平方メートルの巨大人間絵画は 49変化するというから、これも見ものです。 天安門まで歩いていける距離に住んでいるつばめ、 ぜひぜひこの目で国慶節60周年記念行事を 見たいのはやまやまですが、 なにせ出演者だけでもこの規模なので、 一般大衆は天安門で実際に行事を見るというのは無理のよう。 おとなしくテレビで見るしかなさそうですね。 それにしても。 建国記念日の行事に当然のように 兵隊や戦車のパレードが組み込まれているというのは、 日本人のつばめからすると違和感あり。 夫に聞いてみると、国慶節のこの行事は、 そもそも国家の最高主席が陸海空軍を検閲する行事なのだそう。 すごい数の兵隊が参加すると思ったら、 こっちがメインなので数が多いのが当たり前で、 むしろ一般民衆のパレード参加のほうが 行事の意味からすると付けたしのよう。 過去のバレードといえば共産党の総書記であるとともに、 人民解放軍の最高司令官である トウ小平さんが陸海空軍の兵隊に手を振り、 「同志の皆様、ご苦労である」と挨拶し、 兵隊一団が、 「人民のために働くのが当然です!」 と応じる場面が有名ですが、 今回、胡錦濤総書記はどんなパフォーマンスを 見せてくれるのでしょうか。 日本では軍隊や兵器を一般市民が目にする機会は ほとんどないので、こういう中国の行事に接すると、 違和感を感じますが、ブラジルやトルコ、インドなど いろんな国の建国記念日にも、兵隊パレードや 戦闘機が空を飛んだりするパフォーマンスが あったりするよう。 つばめは日本人だから、日本のほうが普通だと思っていたけど、 世界を見渡せば、別に中国だけが特殊というわけではなさそうですね。 ともかく、国慶節60周年に向けて日に日に お祭りムードが高まっている中国、 どんな催しが見られるのか、 つばめもとても楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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