カテゴリ:中国で子供の教育
先週の新聞に、
「幼稚園、入園が困難でお金がかかる」 という記事が載っていました。 タイムリーな話題なので、記事の中身を読んでみると、 質のいい一部の公立幼稚園は2012年の枠まで すでに埋まっており、択園費は10万元を 超えているという内容。 ある公立幼稚園の前である親子をインタビューしているのだが、 その子の親は家族すべてのコネを総動員して やっと入園申し込みを受け付けてもらい、 その後、別の手段を使ってやっと入園が決定したらしい。 その幼稚園は今年100人の枠に800人が殺到、 2012年の枠まですでに埋まっているとのこと。 でもその子の母親は小さい声で、 「私の経験からいうと、 再来年まで枠は埋まっているといっても、 実は毎年裏で募集はされているはず。」 「もしほんとにこの幼稚園に入りたいんだったら、 すぐにコネを探すこと、そして 択園費を多めに準備すること」 と後輩ママに扮した記者にアドバイス。 択園費をいくら準備したらいいかという問いには 親によって回答がまちまちだったが、 十数万元と答えた親も。 択園費というのが具体的に何の費用なのか、 つばめはいまいちつかめていないのだが、 いずれにしても、人気のある幼稚園に 子供を幼稚園に入れるには、 コネ以外に日本円で100万円を超える 「択園費」なるものがかかるようなのである。 これ、私立ではなく公立幼稚園の話だと いうのだから驚きだ。 ま、うちの近くの運動場もないボロ幼稚園は そこまで行かないと思うけれど。。。 記事によると、北京市の幼稚園の数は、 1996年の3056件から現在1266件まで 半減しており、特にオリンピックベビー含め ここ三年のうちに生まれた子供数が増加したのもあり、 半数の子供はどこの幼稚園にも入れないのが 明らからしい。 住んでいる地区によって、 行く公立幼稚園が決まっていて そこで必ず受け入れてもらえるというのならいいけど、 中国の公立幼稚園はそういう学区制?ではなく、 全国から園児を受け入れたりしているから、 人気のある幼稚園はすごい競争率になるのだとか。 政府もこの問題の解決に向けて動き始めているようだが、 いろんな利権問題もあるだろうし、 なかなか簡単には解決できなさそう。 中国は幼稚園だけではなく、 みんなが平等に受けられるはずの義務教育も、 学校による教師や環境の差が非常に大きく、 みんなコネと金で越境していいところに 子供を入れようとするのだから、 幼稚園だけ解決というのは難しいかもね。 日本では、学歴社会といっても、 まずは本人が勉強がんばるしかないけど、 中国では本人ががんばるより以前に 幼稚園からずーっと 親のコネ・カネサポートがないと始まらないのだから、 中国の親の負担たるやおして知るべし。 中国でチビに満足に教育を受けさせられなくても、 いざとなったら日本留学って手があるじゃん、、、 なんてつい考えてしまうつばめなのでした。 ↓石ころ遊びだ~いすき! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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