カテゴリ:育児
チビちゃん、1ヶ月過ごした日本から
中国に帰国直前に満2歳3ヶ月になりました。 日本にいた1ヶ月のチビちゃんの日本語の 表現力の伸びには、本当にびっくり! 最初は、母以外の人には、どんなに日本語で 話しかけられても全部中国語で返していたチビでしたが、 それも1週間ほどでオール日本語に切り替わり、 日本のおじいちゃんおばあちゃんの話す関西弁を すごい速さで吸収。聞いた言葉をそのまま ブツブツと自分の中で繰り返し、 次回使うときには応用まで利いているので、 家族で驚くやらおかしいやら。 例えば、家族の誰かが、 「タラリ~、鼻から牛乳~」 とおもしろがって教えたら、数日後に、 「タラリ~、鼻からお茶~」 といったのには笑えました。 やれ、「いくぞいくぞー、ピョーン!」やら、 「出て来い、出て来い」やら、 「うーちゃん、固まってる」やら、 つばめが教えた覚えのない言葉が 次々とチビの口から出てきます。 きっと日本のおじいちゃんおばあちゃんが チビの相手をしながら話しかける言葉を 覚えたのでしょう。また、 「開けられへん、おばあちゃんが開けて」「まだできてへん」 と否定形が関西語尾になっているのをはじめ、 「誰が作ったんやろうなぁ」「ここ出っぱってるやろ」 「何にも入ってないやんか」「こっち向きやな」 「(タンクローリーを)初めて見たわ」 「これトラックや。おじいちゃん消防車と思ってた」 「(電車)これはこっち行って、これはこっち行くねん。わかった?」 「日本に来たから、日本のおばあちゃんやおじいちゃんがおる」」 「リスさんはやっぱりどんぐりが好きやから、まつぼっくりは食べない」 「車、うーちゃんのよだれ吸うてくれた」 「しまじろう、『助手席に座りたい』って言うてる」 「さっきあの子も『電車に乗りたい』って言うてた」 「ここ空いてる。誰が座るところかなあ。 ありさんが座るとこちゃうか」 と語尾のみならず、長いフレーズのアクセントも 動詞の活用も完全に関西系。 もともとつばめは関西弁でチビに話しかけていましたが、 ここまでベタベタの関西弁を話すようになったのは、 日本に来てからのこと。 しかも口から出てくる日本語の量も質もぐっとアップ。 もうペラペラペラペラと絶え間なく 日本語をしゃべり続けてうるさいぐらいです。 「シトシト雨が降っています」 「(エビフライ)カリカリでサクサク!」 「木がユッサユッサ揺れてる」 「湯気がホワーッて出てる」 「鈴を鳴らしてる、リンリンリーンって鳴らしてる」 「ザップーン、ザップーンって波越えてお買い物行く」 「お母ちゃんの後ろに水かかった。おしっこかけた。ジョビジョビー」 と擬音語・擬態語も適切に織り交ぜてうまく状況を表現したり、 ひとりでごっこ遊びをしながら、 「こうやって、こうやって、それでこうたたんで・・・」 「(ブロック)へっこんでるところに 出っ張ってるところくっつけた」 「火を小さくしてる。お星様のフライパンで玉子焼き作ってる」 「この子にエビフライもらって食べる。 おじいちゃんのエビフライ回ってきた」 「(人形の)おなかの中に赤ちゃんおる。おなかだんだん 大きくなってきた。動いてる。赤ちゃん生まれた」 「赤い車(に)乗りながら(工事の車を)見てる。 お手手こうやったら(←出したら)危ない」 「これは速い!これはゆっくりの電車。 一緒の駅に止まってる。でも色が違う」 「普通と急行がすれちがった、ヒューン! 線路が二つあるからぶつからない。 これは黄色いからラピート(特急列車の名前)じゃない」 「パワーショベルがザックザック土掘って、それで出発して、 それでここの上に乗せてる。ザザザザザー。 いっぱいになったらここの上に下ろす」 と長い文を話すのみならず、一段落の長いまとまった内容を 話すことができるようになりました。 ごっこ遊びのほとんどが実際に料理を見たり、 電車に乗ったり、遊びに行ったりした際の 母や他の家族との会話を再現したもの。 1回聞いただけでもほんとによく覚えているものだと感心。 それにしても、2歳3ヶ月の人生のうち 2年間以上を中国で過ごしているにもかかわらず、 これだけの日本語が出るというのはたいしたもの。 子供の言語吸収能力ってすごいんですね。 チビは中国語と日本語が入り交ざった環境で育つから、 きっと言葉が出るのは遅いだろう、 2歳になってもしゃべらないかもしれない、 と覚悟していたのですが、そんな心配をしたのが うそのようです。 これから幼稚園など中国での社会生活が増えるにつけ、 日本語が退化する可能性もありますが、 できるだけそうならないように サポートしていきたいと思っています。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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