2506812 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ニーハオ中国

ニーハオ中国

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

2017/11/07
XML
カテゴリ:中国で子供の教育
わが子が生まれた時、
日本人の親として、

「日本語の本を読めるようになってほしい」
「本好きの子供に育ってほしい」

という思いを持っていました。

そして今、上の子が9歳、下の子が6歳半、
どちらも自ら日本語の本を手に取り、
好んで読むようになっています。

子供が小さい時には、
私以外に日本語を話す人が周りにいない環境の中で
本当に日本語の本を読めるまでに
子供の日本語を育てていってやれるかどうか、
心配していましたが、
案外早く子供たちが自分で本を手に取るようになり、
うれしく思っています。

まだ9歳と6歳ですので、
これから日本語がどのように上達していくのか、
はてまた退化していくのかは分かりませんが、
これから海外で小さな子供を育てる後輩ママに
少しでも参考になるように、
これまでどのように子供の日本語の読書力を
育ててきたのかについて
少し書き留めておきたいと思います。

《つばめの戦略》
1.家庭に日本語の本を買い揃える
生まれて数か月から、子供のために絵本を準備しました。
絵本数冊からはじまって、
こどもちゃれんじbaby・プチシリーズを友人にもらったり、
ネットでおすすめ本を色々購入したりしてだんだん数が増え、
1歳頃には数十冊の絵本がありました。
その後も、月刊教材のこどもちゃれんじを中心に、
「こどものとも」「かがくのとも」シリーズなど、
本はどんどん増え続け、今では、数えてみると、
延べ500冊近くの本がある状態です
(実際に今見ているのはこのうちの一部ですが)。
数は多ければ多いほどいいというものではありませんが、
ある程度の冊数は必要だと思います。
子供の興味や年齢に合った本が、
常時数十冊ぐらいはあってよいのでは?
つばめは、子供が興味を持ちそうな本をたくさん揃えるために、
古本屋やネットで安く購入していました。

(購入のポイントは、つばめが子供の頃に読んだ思い出の絵本、
 ネットなどで調べたその年齢に合ったおすすめ絵本など。)
(今思えば、もっと図書館を利用すれば、
 そんなにたくさん本を買わなくてもよかったかな、
 とも思いますが、子供が小さいうちは
 図書館に行くのもままなりませんし、
 いつでも家にあった本はそれこそ覚えるほどに読まされて、
 親子ともに心に染み込んでいる思い出になっています。)

2.時間の許す限り子供に絵本を読んでやる
少しでも時間があったら、親のほうから
「本読んであげようか」と声をかけ、
本を読み聞かせてやるようにしました。
子供に「読んで」とせがまれたら、
できるだけ他のことは置いておいて、
まず子供に本を読んでやり、
次々に「読んで」と本を持ってこられても、
「後で」とか「もうこんなに読んだからいいでしょ」
とか言ったり、嫌な顔をしたりせずに
できるだけ読んであげます。
12冊の月刊絵本を次々と「読んで」と持ってこられて
それを毎日のように全部読んでいた時期もありました。
2歳ぐらいでも、12冊の絵本の読み聞かせを聞き続けられる
子供の集中力って、すごいものですね。
逆に、読み聞かせの途中で飽きてしまった場合には、
無理やり聞かせることはしないようにしていました。
「本を読む時間は楽しい」という思いを育てることが
一番大切だと思っていましたので、
「子供が読んでほしがるならどんどん読んであげる、
 嫌がった場合には決して強制しない」
という方針で、読み聞かせをしてあげていました。

3.家のあちこちに本コーナーを作る
リビングの入り口、リビング奥、
書斎、寝室、1階のおじいちゃん家と、
それぞれに本コーナーを作り、
いつでも本が子供の目に止まるようにしました。
本は、時々目立つ場所にある本を入れ替えたりして、
常に子供に目新しさを感じさせる工夫をしました。
寝室に本を置くと、寝る前に絵本を読み、
朝の起き抜けから、また「読んで」とせがまれたりしますが、
できる限り子供の希望通りに読んであげるようにしました。
日本語環境にいる子供なら、
そこまでしなくても自然に日本語を身につけますが、
海外で、一日の大半を日本語以外の言語環境で過ごす子供に
それなりの日本語を身につけさせるには、
親との日本語での会話以外に
日本語の本の存在が大きな部分を占めると考えたため、
親が多少無理をしてでも、
本を読み聞かせてやるようにしていました。

4.通信教育を利用する
3歳から「こどもちゃれんじ」の通信教育教材を活用。
(0~2歳向けのこどもちゃれんじは友人の子のお古を活用。)
本やDVDも子供の年齢に合わせてうまくできていますし、
海外で子供の日本語力を育てるのにとても有用だと感じています。
毎月海外に届けてもらうと送料等もかかり高くつきますので、
つばめは子供の年齢より1年上の教材を頼んで
日本の実家にためておいてもらい、
日本に帰省した際に1年分をまとめて中国に持って帰り、
1か月分ずつ出して使っていました。
ひらがな・カタカナも、こどもちゃれんじのおまけで
ついてきたひらがなマシーンやカルタなどで
自然に覚えていきました。

5.本読み発表体験で自信をつけさせる
4-5歳ぐらいになると、日中ハーフの子供が集う会などで、
みんなの前で絵本を読む体験をさせました。
同じフレーズを繰り返すだけで読める絵本や、
家で何十回も読み聞かせてもらって
ほとんど暗記している絵本などを読ませ、
「日本語の本が読める!」という自信を育てました。
本当に字を読んでいるかどうかは大切ではなく、
読めるという自信を持たせたり、
本を読む雰囲気を楽しむということが大切だと思います。

つづく。

↓リビング入り口の本コーナー。
 つばめが子供の頃に母に読み聞かせてもらった思い出の本たちなど。
 今でも本を開くと母の声が脳裏に蘇ります。
 子供は、読み聞かせをしてもらった時のうれしさや
 親の声のぬくもりを、一生覚えているものです。
PUOB8501
PUOB8501 posted by (C)つばめ

↓こちらもリビング入口。
 幼稚園児向け「こどものとも」「かがくのとも」シリーズは、
 薄くてよい本が多いので、古本屋で出会うと迷わず購入。
 中国語版が出版されているものは
 中国語版の絵本を購入して日本語を書き込み、
 両方の言語で読めるようにしてあります。
TGET7664
TGET7664 posted by (C)つばめ

↓リビング奥、テレビ横の本棚はこんな感じ。
 (中国語の本も一段だけ置いてます。)
IMG_6785
IMG_6785 posted by (C)つばめ

↓書斎。こちら、すでにあまり読み聞かせしなくなった本を
 置いてあります。しかし、最近自分で文字を読めるようになった
 ふたり目ちゃんが、このあたりの本をまとめて引っ張り出して
 読んでいることも。
IMG_6788
IMG_6788 posted by (C)つばめ

↓寝室にも。寝る前に読み聞かせます。
 時々、寝室とリビングの本を一部入れ替えます。
IMG_6791
IMG_6791 posted by (C)つばめ

IMG_6792
IMG_6792 posted by (C)つばめ

↓寝室にある中国語の本。
IMG_6793
IMG_6793 posted by (C)つばめ

中国語の本は、親戚に買ってもらったり、
夫が購入したりですが、
子供のレベルや興味を考えずに
いきなりセットで購入したりするので、
結構長い間、積んだままでした。
せっかく買っても、置いとくだけじゃ、
子供が自分で読むことはありません。
が、子供が小学校に入り、中国語の本読みが宿題に
出るようになってから、夜、夫が寝かしつけに
中国語の本を読み聞かせるようになり、
中国語の本もやっと日の目を見ることになりました。
やっぱり、最初は読み聞かせてやらないと、
子供は自分で本を読もうという意欲も沸いてきませんよね。
小3の息子は、最近中国語の本も手に取って読むようになりました。
(漫画中心ですけど苦笑!)

↓アパート1階の義父の家の3段ボックス棚。
 毎晩、義父の家で夕食を食べてから6階の自宅に上がるので、
 ご飯前などに自分たちで読めるように本を置いています。
MGWO0442
MGWO0442 posted by (C)つばめ

TNWN4635
TNWN4635 posted by (C)つばめ

MTJV4277
MTJV4277 posted by (C)つばめ

↓そういえば、トイレにも、
 中国語版のしまじろう(幼児用)を置いています。
 そのせいで、子供たち、なかなかトイレから出てこない。。(苦笑)
IMG_6826
IMG_6826 posted by (C)つばめ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017/11/08 09:57:57 AM
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:海外で子供の日本語読書力を育てるには(その1)(11/07)   はとぽっぽ さん
懐かしい〜‼︎
うちも山のように絵本を買い揃えてました。日本のようにすぐ手に入る訳ではないので、揃えるのは一苦労で、一冊一冊思い入れがありますよね。つばめさんもご苦労されたと思います。特に中国語の絵本に日本語を入れるのは…、本当に大変でした。私が適当に訳しても良かったのかも知れませんが、絵本原文の日本語にこだわりたかったので、日本の動画サイトで絵本朗読の動画を必死に探して、一字一句書き起こしました。恐ろしく時間がかかったのを覚えています。

全部残しておきたかったのですが、残念ながら家が狭いこともあって、増え続ける本に保管場所が追いつかず、二年生が終わった時点で数百冊あった絵本、こどもちゃれんじ、幼児図鑑などの本を手放しました。今、うちの本棚には所狭しと児童書が並んでいます。三年生になってから、文庫版の児童書も読めるようになり、省スペースに役立っています。絵本の一部は学校の図書室に寄贈したので、学校に行けば再会することができます。 (2017/11/09 01:27:27 AM)

Re[1]:海外で子供の日本語読書力を育てるには(その1)(11/07)   つばめ@北京 さん
>はとぽっぽさんへ
 やっぱり、はとぽっぽさんのご家庭も、数多くの日本語の本を揃えられ、また苦労して中国語の絵本に日本語を書き込んだりされていたのですね!私は、その時の子供の年齢より1年ほど後に読みそうな絵本(中国語版)を先回りして購入し、日本に戻った際に図書館でその本の日本語版を探し、写真を撮っておいて、その日本語を中国語の本に書き込んでいました。日本語がない中国で買った絵本は、お話を読む際に私が適当な日本語に訳して読み聞かせていたものもあります。でも親が翻訳に頭を使うので、疲れますね。。。とにかく、中国語の本であろうと、日本語の本であろうと、私のところに持ってきた本は、全部日本語で読み聞かせました。
 本は、数百冊あっても、子供が実際に手に取って読む本は限られていますし、思い切って本を手放されたのは賢明な選択ですね。あまり読まない古い本をいつまでも並べておくのではなく、読まなくなった本は手放すなりしてスペースを作り、そこに今読むだろう本を並べていってあげるのがいいと私も思います。うちは下の子もいるので、まだ並べっぱなし。。。6歳の下の子は今2、3歳の本を読み、自分で読める喜びをかみしめているようです(笑)。小さい頃の絵本は、いつもそばにあって何度も何度も読んであげるものですが、3年生ぐらいになってくると、何度も読み聞かせるというより、ある程度長いお話を子供が自分で読むようになるので、家に買い揃えるのはほどほどにして、図書館に子供を連れて行き、子供に好きな本を選ばせるようにしていこうというのが、つばめの次なる戦略です(笑)。 (2017/11/09 10:30:48 AM)

Re:海外で子供の日本語読書力を育てるには(その1)(11/07)   いっちゃん さん
うちの子、あまり絵本に食い付かないな~と思っていたところだったので、とても参考になりました。
たくさんの絵本に触れさせていたらそのうち興味を示す本に出会えるかも...くらいに思ってたらいいんだね。 (2017/11/10 12:35:23 PM)

Re[1]:海外で子供の日本語読書力を育てるには(その1)(11/07)   つばめ@北京 さん
>いっちゃんさんへ
そうですね、まずは家庭にいろいろ本を置いてみて、無理やりというのじゃなくて、興味を持ったタイミングに、さりげなく楽しく読んであげるというのがいいかも。
日本だったら図書館もあるし、何百冊も揃えなくても、
図書館で借りた本を子供の目につくところに
並べておいたり、一緒に図書館に行って、
子供が興味を持つ本を探すっていうのも
いいかなと思います。
お子さんがママの温かさとともに
たくさん本を読んでもらって、
豊かな情緒を育んでいけたらいいですね。 (2017/11/12 09:58:15 PM)

Profile

つばめ@北京

つばめ@北京

Comments

つばめ@北京@ Re[1]:体育の中考(中学学業レベルテスト)が終了(04/21) >むぎ茶さんへ あたたかいコメント、あ…

Recent Posts

Archives

2024/04

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Favorite Blog

ホンコンスターオー… ホンコンスターオーさん

© Rakuten Group, Inc.