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カテゴリ:TA心理学(交流分析)
交流分析の自我状態の説明の続きです。
依存から脱却するためには、使う自我状態を「養育的な親の自我状態 NP」「大人の自我状態 A」「自由な子どもの自我状態 FC」にすることが大事です。 あら探しをしたり、批判したりする「批判的な親の自我状態」、自分のしたいことを無理に我慢して、他人の言いなりになったり、逆に「おまえの言いなりになるもんか!」と何でもかんでも反抗する「順応した子どもの自我状態」を使うことは不幸になる道に入っていくことにつながるのです。 「え、他人のいうことをまったく聞かないの?」と驚いちゃう方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは言っていません。 他人の意見や要求に対しては、あるいは自分の直面する状況に関しては「大人の自我状態 アダルト」を使って、現実に配慮してケースバイケースで理性的に対応すればいいのです。(そこにアドラー心理学の知恵を使えば、より大きな共同体の幸福を考えながら自分の行う行動を決めていけばいいのです。協調・協力の方向性です。NLPのエコロジカルチェックと同じです。) 無理に良い子ちゃんになったり、反抗的な子どもっぽい反応をする必要もないのです。(良い子ちゃんも反抗的な子どもも「順応した子どもの自我状態 RC」なのです。)なぜならば、良い子ちゃんも反抗する子どもも、子ども時代に刷り込まれた自動的な反応、子ども時代の遺物だからです。(子ども時代にはできなかった反抗をしていることもあります。) 「順応した子どもの自我状態RC」が「親」に対する自動的な反応なのに比べて、「自由な子どもの自我状態」は自由な自発的な反応群です。 好きなことをして、楽しむときに、理性的に「アダルト」を使っても、「養育的な親」を使って「うん、みんな楽しみなさい。」と言っても、自分自身は楽しめませんよね。 そんな時に使うのが「自由な子どもの自我状態」です。いたずらっぽくて、楽しい雰囲気を醸し出します。 誰かに不当な攻撃をされたら、腹が立ちますよね。悲しい出来事があったら悲しいですよね。このままじゃ危ないことになるぞと予想されるときは怖いですよね。明後楽しく遊べたらうれしいし楽しいですよね。 そんな喜怒哀楽を自由に感じて、良い意味での子どもらしさを感じて表現するのが自由な子どもの自我状態です。 たまには自由な子どもになって、人生を楽しみましょうよ。 ………………………………………………………………………………………… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月14日 10時12分02秒
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