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カテゴリ:TA心理学(交流分析)
TA心理学、交流分析では、人が「ドライバー」という行動を取ることが報告されています。
ドライバーとはもともとの意味は羊を追うことを意味していました。 後に、馬車が現れて、御者が馬に鞭を当てて追い立てることになり、自動車が現れてから、ハンドルを握って車をコントロールする人をドライバーと言うようになりました。 交流分析で言うところの、ドライブは「追い立てる」という意味でドライバーは「追い立てるもの」という意味になります。 私たちの毎日の生活で、私たちの行動を駆り立てるもの、無意識にせよ意識的にせよ、私たちの行動を突き動かしているものがドライバーです。 次の5つのドライバーがあります。 ★ <完全であれ> きちんとやりなさい ★ <喜ばせろ(他の人を、または親を)> 人に喜んでもらいなさい ★ <一生懸命やれ> もっと努力しなさい ★ <強くあれ> しっかりしなさい ★ <急げ> てきぱきやりなさい これらは幼児期に親がCP「批判的の親の自我状態」を使って送られたメッセージを取り込んだものです。 親が子供をしつけたり、教育する際によく用いられる指示や命令と考えれば良いでしょう。 「存在するな」などの禁止令が非言語的に存在するのに対して、この五つのドライバーを含めて 拮抗禁止令は 言葉 として取り込まれています。 多くの場合、拮抗禁止令は、禁止令を弱める働きをすることが多いようです。私の観察するところでは、100%そうではないようですが、 禁止令に対抗するという意味で 拮抗禁止令と名づけられました。 たくさんある拮抗禁止令の中で、この五つのドライバーが一番強力に働くし、多くの人に存在しているという点でポピュラーです。 例えば、自分では理解できない「存在するな」などの禁止令のプレッシャーを感じたその人は、「完璧であれ!!」のドライバーに突き動かされて、特徴的な態度を取ります。 いかにも、自分は完璧だというような顔つきをして、人差し指を立てて、「隅から隅まで見ることが大事だ。」などと偉そうに言います。ほとんど無意識にやっています。この間5秒から20秒程度です。 5秒~20秒。短い時間の中にドライバー行動は行われ、次の行動に移っていくのです。 ですから、本人は自分がドライバー行動を取ったことにすら気づいていないことがあります。 周囲の人はよく知っています。 「ああ、また始まったよ。」などと思ってみています。分かりやすい、パターン化された態度だからです。 交流分析を学びたい人は(電話カウンセリング初回無料) 熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp 096-384-3181 メールhiro@yukiduke.jp 携帯は http://cocorosodan.mobi 下記のQRコードからもどうぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月30日 13時31分25秒
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