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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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May 9, 2010
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カテゴリ:時事
昨日の記事に関して、予想していた通りのコメントが来ました。

「単純な話、この件はアメリカが日本の政治的安定を重視する立場から「まぁ、あんまり結論を急がずに時間をかけてあらためて協議しましょうよ。こっちもいろいろと調整することがあるからさ」と言って鳩山総理に助け船を出せば済んだ話じゃなかったでしょうか。確かに一度決まったことをひっくり返してアメリカのメンツを潰したのは日本側ですが、そこはお互い大人なんですから、従来の日米関係であれば多少ケンカをした後は双方痛み分けで手打ちにしたはずです。
しかし、今回、アメリカがそれをあえてせずに海の向こうで放置プレイを決め込んだのは、政権獲得後にあからさまな親中姿勢を見せた日本の民主党政権を警戒して、基地問題で非協力的態度を取って政権を窮地に追い込んだ上で夏の参院選で潰すことを目論んだからではないかと疑わざるを得ません。」

ええ、きっとこういう風に思う人たちが日本に出てくるから、何とかアメリカが妥協すべきだと説得しようとしたんですけどねえ。

アメリカに言わせれば、普天間は14年間裏切られ続けてきた話。今盛り上がっているときに解決できなければ、延々とこの問題は残る、というのがそもそものアメリカの実務者レベルの思い。そして、この14年のあいだに、自民党政権が沖縄に各種振興費というアメを与え、じっくりと説得し、ようやく地元も仕方ないか、と思いまとまりかけていたわけで、それを横から、県外移転と訴えてしまわれたら、じゃあ、やってもらおうじゃないの、という感情になるわけで、それをいまさら出来ません、っていわれたって、ふざけんな、となるってもんです。

で、そんな最悪な地元調整の不調を見て、アメリカの実務者レベルは怒りもし、頭を抱えるわけです。他にも、鳩山不信になるような、鳩山発言などありますがね。

けど、民主党の親中姿勢に云々は、あまりないと思っていただいて大丈夫。そこまで思ってないし。だって、国民もあきれ果てるほど、鳩山の言葉に重みがないじゃない?アメリカが信じないって言ったって、それなりに根拠があるし、私も論破できない。特別民主党に悪意があるわけじゃないけど、さりとて、助けてやらねばならぬほどの思いもない。自力で何とかしておいてくれる?こっちは、いろいろ忙しいし。というのが本音です。

「同盟国である日本の政治体制の安定性に直結する極めて重要な問題です」

という指摘もありますが、アメリカが真剣に心配しないといけないくらい安定性に問題がある、というのは、東京に連日反政府デモが10万人単位でおきて、民主主義体制が崩れるか否かくらいのことを指すわけで、自民か民主かでもめている程度なら、アメリカもしょっちゅうやっているわけで、驚くには至らない。

また、日米間の担当者が無能ではないか?という指摘もありますが、全くその下地がないとはいわない。が、それ以上に解決しようという意思が足りなさすぎ。少なくてもアメリカ側でいえば、鳩山じゃ相手にならない、という不信感が強すぎる。あえて海兵隊の恨みを買ってでも解決しようという意思は生まれようがない。そして、日本側も、官僚たちも、「政治主導」の名の下に決定プロセスから締め出されたわけだから、わざわざ意見具申をする気もしないし、はやく出ていけ、と思っている。もちろん、去年9月から今に至るまで官僚を使いこなせていない民主党が悪い、という見方もあるけどね。

「それにしても、普天間基地問題に関する議論の中で、対中国・北朝鮮政策を睨んで将来の極東アジア安全保障体制をどのように構築すべきかという本質的な議論が全く行われなかったのは、一体どうしてなのでしょうか。政治レベルだけではなく、言論レベルでも真剣に議論された形跡がありません。ついにインテリの世界でもまっとうな人材が枯渇してしまったのでしょうか。」

ここは、異論がないです。でも、日本の場合、人材が枯渇したというより、注目されるべき人材に注目がされない、という方が現実かもしれません。アメリカの場合、中国に流れた?

「鳩山総理も、当初自らが華々しくぶち上げた「東アジア共同体構想」に沿って、アメリカを含めた関係国の間で将来の地域的な安全保障システムについて協議して、米軍と自衛隊その他の国軍の国際的な役割分担についてある程度具体的なプランを関係国間で合意することが出来れば、日本が責任を持って東アジアの平和と安定の維持に貢献するという大目標を掲げて、正々堂々と沖縄の在日米軍基地の存廃について説得力のある議論を展開して指導力を発揮出来たはずです。
そして、国際合意を得た大目標を実現する為には、国家としてあえて沖縄や他の地域に基地負担の犠牲を強いることもやむを得ないと覚悟を決めれば、連立相手の社民党もいつまでも余計な口をはさむことは出来なかったことでしょう。」

沖縄の政治を分かっていないアメリカ人識者もよく、大上段の国家安全保障の観点から沖縄を説得せよ、といいますけどね。でも、そんなことをしても、沖縄は動きません。徳之島でもなく、なぜ沖縄でなければならないか?が説明できないから。沖縄は基地によって経済が成り立っているので、ないと困る、と半分思っているし、さりとて、海兵隊の犯罪や騒音、飛行機事故の危険性は目に余る。この愛憎のバランスをお金で何とか沖縄の面子のたつように同意してもらえるようにもって行く、のがこの問題の本質です。

「いずれにしても、今回の問題は、まず初めに日米間で将来構築すべき日米安保体制の姿について首脳間で正面から真剣に議論してある程度の将来像を作り上げた上で、それに基づいて在日米軍基地問題に取り組むべきであったと思います。
このことは、別に今からでも遅くは無いのでアメリカ側に協議に応じるよう求めるべきではないでしょうか。」

とりあえず、参院選が終わって落ち着かないことには、現時点厳しいですねえ。それに、民主党にそもそも日米同盟のあるべき姿がイメージできているのか?という疑問もあり。その前にも「より対等な日米関係」といいながら、自ら日米間のアジェンダを提示できないくらいですから。。。





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Last updated  May 9, 2010 03:26:11 PM
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