コスモポリタン・ライフ

オリコンの調査結果で

ご存知の方も多いと思いますが、

男女別、年齢別でも

「住んでみたい国」のランキングの上位は・・・・・

アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ。

みんな英語圏。

その下に

ヨーロッパ都市（スイス、フランス、イタリア、ドイツ）が

入っている。

私の住んだことのあるスウェーデンも入っている。

解説によると

福祉のイメージが強いので、

「終の棲家」として

最適と考える人が多いのでは？

というものだった。

私としては微妙です。

どの国に住むにしても

個人的な好みがあるので

一概にいえません。

が、

経験者として

スウェーデンが「住みたい国」と言うとしたら、

その理由は、

「自然」かな。

北欧ゆえの

澄んだ空気に、輝く緑。

人と自然が調和してのんびり暮らせる。

そんな感じ。

でも、

これと引き換えに、

１年の半分は、

概して「日が短く、寒くて暗い」時期です。

もっとも日が短い冬場は、

たとえば、 

朝も１０時半ごろにようやく明るくなるけど、

午後２時も過ぎるとすでに暗くなり始めます。

これが、

日本だと冬は３ヶ月程度で終わりますが、

スウェーデンでは、

この最短日照時間が３ヶ月くらい続き、

＋

その前後もまだまだ日照時間は少ない。

太陽すら出ない日も

たくさんあります。

この日照時間が人体に与える影響は

意外にも多大ということが

住んでみて実感。

これで、北欧には

ウツが多いといわれています。 

植物ですら

日照時間が足りなくて光合成できないので、

人間の体にも当然悪い。

私は、

朝陽の代わりに

部屋の電気を全開にして

目を覚ましてました。

それだけではない。

寒い！！です。

まあ、スウェーデンに住んでみたいといっても

いきなり北部の冬に－４０℃にもなる場所に

住みたい、という人は少ないでしょうが、

暖房完備のスウェーデンですら、

外出はキツイですよ。

これだと、

「終の棲家」に住む頃の年齢層の方には、

ちょっと過酷かと。

福祉ですか？

そういわれてますけどね、

まあ、それだけスウェーデン市民は高額税金を

払っているわけですし、

いつでも、だれでも福祉にあやかれるとは

限りません。

働かざるは権利ナシ。

といっても、

スウェーデンでは

就職も難しい・・・・・

また、

英語が出来ても

出来ないよりはマシだし、

英語も通じることが多いけど

スウェーデン語ができないと

社会参加できません。 

なので、

スウェーデンに住むようになったガイコク人は

四苦八苦で勉強します。

高額な税金を払っているスウェーデン人ですら、

最近は

老後の面倒は

自分で見ろよ～

と政府のコマーシャルに脅かされているので

将来は・・・・・

わかりません。 

あと、

３０代のランキングの中に

「モルディブ」というのもありました。

これも住んだ経験から言うと、

私は

二度と住みたくありません。

アウトドア派の人はいいかもしれませんが、

それでも長く住むと

感覚がかなりズレるでしょう。

ホテルで働いていた頃、

日本人のお客様が

「こんなところに住めていいですね～」

といわれたのですが、

トンでもありません。

よくないです。

そういう人は

小奇麗で色白な方が多かったのだけど、

モルディブでは

原始的生活を強いられるので

強烈な紫外線で

肌は黒こげ、防ぎようナシ、

お肌が～なんていってられません。

不衛生な環境で

病院も島によってはないし、

娯楽もほとんどありません。

おまけに

イスラム国家ですが、

ドバイとは全然違います。

さて、

私がいいたいのは、

ドバイも最近はテレビの影響で

認知度が上がってきているようですが、

ドバイ、

上位とはいいませんが

１０位以内に入っても

おかしくない

立派な都市ですよ～

旅行先としても、

「終の棲家」としても。

だって、

ドバイの家を買えば、

もれなくレジデンスビザがついてくるので、

最初からビザがなくて困るってこともない。

英語ができれば

生活には困りません。

退職金で家を買うか、

投資先として家を買う人もいます。

スウェーデンなんかより

全然気候はいいし、

モルディブより

同じイスラム国家でも

衛生的だし、

みなさんのお好きな欧米文化もあふれてるし、

設備も整っている。

台風やハリケーン、地震などの

天災の心配もありません。

え？

夏の灼熱地獄ですか？

そのときは

近場のヨーロッパに足を伸ばしましょう。

または

冷房の効いた部屋で

猛暑にあえぐことなく

インドア・ライフを楽しみましょう。