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テーマ:私の好きな昔話(41)
カテゴリ:できのよくない思い込みレポート
ピラミッドを築いた古代エジプトの神話では 死後の魂は冥界の王オシリスの法廷に立たされます。 小さい頃このオシリスという名前が 面白くて面白くてたまらなかったことがあります。 お尻・・ス・・だと思ったのだと思います。 ウンコとかオシリとかがおかしかった頃がありました。 何も関係ありませんが。 オシリスの法廷には42人の審判官がいて それぞれ専門の質問をします。 面接試験方式です。 この質問がなかなかの難問で予習なしでは通過できません。 けれども死者たちのほとんどが スラスラとまるで暗記してきたかのように 回答してさらっとパスして行くのです。 暗記してきたように・・ではなく暗記しているからなのです。 死者たちは生きている間に模範解答を勉強してきているのです。 そのための参考書がちゃんと売られているのです。 これはもうほとんどカンニングです。 それに比べれば 仏教の泰山王のやり方の方が ずっとずっと理にかなっています。合理的です。 6つの鳥居を見て 死者たちは自分で好きなモノを選びます。 大きいのが好きなモノ ケバケバシイ色が好きなモノ かわいい鳥居が好きなモノ シブイ色合いが好きなモノ 飾り付けの派手なモノ・・ 地味でめだたないモノ・・ 各自自らの個性で選びます。 その選び方の個性を仏教では業(ごう)と呼びます。 偶然ではなく必然なのだと説明します。 冥途の旅・・・つまり中陰の状態はこれで終わりです。 ですから この四十九日目・・七七日(なのなのか)のことを 満中陰と呼ぶのです。 そしてその後は来世です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月17日 01時47分05秒
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