|
テーマ:源氏物語のお話(8)
カテゴリ:ちびたエンピツで
今はもうあがってしまっているのですが。
夕べはすごい雨でした。 雷が遠くで聞こえて それでもときどき空いっぱいが明るくなるほどの稲光でした。 帚木ハハキギ雨夜の品定めでは 光源氏はほとんど何もしゃべりません。 ただ眠りたかっただけなのです。 ですから 他人の発言も何も聞いてはいないのです。 相槌を打つこともしてはいません。 ただただあくびをかみ殺しています。 光源氏にはこのときすでに妻がいます。 だから 男たちの女性論に興味がなかったというのではないのです。 彼はあるひとりの女性のことを考えていたのでした。 10代の光源氏はむちゃくちゃです。 夜が明けて妻の元へ退出した彼は 唐突に別の女性のいる他人の家へ行くと言い出します。 紫式部が光源氏に思い入れを持っていたことは確かですが。 完全な好意を持っていたかといえば・・決してそうではなかった・・と 私はそう思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月17日 12時26分46秒
|