懐かし映画劇場 「狐の呉れた赤ん坊」 1945
NHKBS2の先週の昼の懐かし映画劇場は阪妻特集だった。祝日を除いて、4本上映されましたなーあ・・・「あばれ獅子」は父子鷹でして、勝小吉の磊落な性格を見事に演じてましたな~あ・・ まあ、いちばんぴったりする役でしたなーあ・「狐の呉れた赤ん坊」は制作年を見て、びっくりですわ・・ GHQの方針で時代劇はだめだと思ってたんですが、チャンバラがだめだったわけで、このようなチャンバラのない映画は上映されていたんですねぇ・・ちょっとした驚きでしたがなーあ。GHQとはなーあ「Go Home Qiuqly」で、早くアメリカに返ってほしいという意味でつけられのか~あ(笑)(^o^)「稲妻草紙」ですが、田中絹代がちょっとなーあ、三国連太郎と相思相愛のなかとは、ちょっと老けすぎてるような気がしたなーあ・・ でも、時代劇に出てたんですねぇ・・「王将」ですがなーあ、浪花の雰囲気がたまらなくよかったですなあーあ・・・坂田三吉ストーリーですがなーあ。 以上4本を、録画して楽しみましたがなーあ・・阪妻といっても、伝説の人ですからねぇ・・・やっぱり、「雄呂血」ですねぇ・・あのロングカットの殺陣のシーンはすごいですものねぇ・・サウンド版で見ましたけどねぇ・・ でも、サイレント時代のスターだったんけど、トーキーになって、イメージがねぇ・・声を聞いてねぇ・・ 想像と違っていた・・・でも、人気は衰えなかったんですがな~あ・・・70年代に、阪妻映画祭というのに行って、数本見ましたな~あ・・ 場所は祇園会館でしたな~あでも、映画では5~6本しか見てないんです。印象に残ってるのが、「無法松の一生」ですねぇ・・これは、一部、カットされたんですよ、内容がふさわしくないとねぇ・・当時は戦時下ですものねぇ・・あとは、木下恵介監督の「破れ太鼓」ですな~あ・・・頑固親父を、よく似合ってましたなーあ。では、「狐の呉れた赤ん坊」についてですなーあ戦後まもなくの映画なのなんですなーあ。監督が丸根賛太郎です。舞台は大井川の渡しの金谷宿で、馬方と川越人足が居酒屋で張り合ってます。馬方が川越人足を馬鹿にするんですなーあ。服を着てるから、川越人足より偉いとかな~あ・・まあ、そんなところへ狐にやられたと川越人足の仲間が飛び込んできて、川越人足の寅八(阪東妻三郎)が狐退治に行きまして、赤ん坊を拾ってくる。 そして、捨てに行くが捨てきれず、寅八が育てるんですな~あ。6年経って、この子が何と御落胤というのが解って、跡継ぎ死んだので、跡目にと迎えにくるんですな~あ・・なくなく別れて、送り出すという、お涙頂戴のストーリーですがな~あ・・・今の、時代にはどっちららけの話ですな~あ・・当時は、子供は宝で、みんなで育てるという、風潮があったんですなーあ・・・人情劇で、見ててほろっとするように作られてますし、役者の演技もいいですからな~あ・・・この作品は、1971年に勝新主役ででリメークされてますけどねぇ・・まあ、わても年を食いましてなーあ、こういう単純なものがいいですな~あ・・・