世界初公開「次世代型健康法」その2
【 その2 自然治癒力 】少し難しくなるけど、今回は自然治癒力についてお話します。自分の体を自分で治してくれる力・・・これが自然治癒力。膝をすりむいても、1週間もすれば元通りってやつです。でも実はもっと様々な働きがあって、体の中に毎日発生するがん細胞をガードマンのような細胞(NK細胞)が捕まえて食べてくれるという働きも自然治癒力の一つです。で、その自然治癒というのは、誰が管理し・命令を出しているのか?その責任者こそ、脳幹《本脳ちゃん》なのです。・・・だんだん難しくなるけど、がまんしてね。脳は大きく分けて、知識・理性を担当する大脳新皮質《知脳ちゃん》と感情や・免疫・自律神経・ホルモン・古い記憶などを担当する脳幹《本脳ちゃん》に分けられます。(かなりざっくり言い切った!)イメージしにくいですか?脳を、私の苦手なブロッコリーに例えると緑のモシャモシャしたところが大脳新皮質《知能ちゃん》・茎のところが脳幹《本脳ちゃん》です。モシャモシャの知能ちゃんは、学級委員長タイプ。勉強が得意で理性的。茎の本脳ちゃんは、情熱的で、行動がストレート。理屈は苦手なタイプ。二人が協力しあってうまく行動できればいいのだけど、知能ちゃんが理屈ばかり言いすぎると、本能ちゃんはストレスを溜め込みます。学級委員長の言うことは聞かなくちゃいけないので、ストレスを溜めながらも知脳ちゃんの指示に従うんだけどストレスがあまりに溜まると本能ちゃんは逆襲に出ます。無理なダイエットを続けた後の、過食とかもその一つ。理性ではコントロールできない行動を起こすことで、本脳ちゃんもストレスを発散しているのです。すこし話がそれたけど知能ちゃん(大脳新皮質)が発達すればするほど、本脳ちゃん(脳幹)の働きは抑え付けられる=自然治癒力も鈍くなる のです。だから大脳新皮質の発達していないトカゲはしっぽを切っても生えてくるでしょ・・・人間には到底かなわない自然治癒力です。つまり、理屈で考えれば考えるほど、自然治癒力の働きは鈍るのです。「バカは風邪ひかない」なんていうけど、これ本当なんですよ。なるほどわかった。でもアタマで考えない、理屈で考えるな というけれどじゃぁどうしろというんだ?(お話はまだまだ続きます)