はないちもんめ

普段、健康であることのありがたさを忘れているけれど
ちょっとした折に、ふと

「あぁ！！健康であるだけで、どんなにすばらしいか？」と、
気付きます。

乳癌検診、エコーの結果は、灰色判定で、今度は前回より多くの組織を採って
細胞診をすることになり、、、、
灰色であって、黒ではないので、
今度の検査で白だと安心できると、思ってはいます。

でも、人の運命は解らないものです。
昨日一昨日の夜に、職場の緊急連絡網で訃報が届きました

長くうちの乳児院の院長をされていて、２年前に退職されたばかりの前院長が
亡くなられたと、、、

小学校の校長をして、その後の６０代の１０年間近くを、
福祉の為に尽力されてきた人で、
私が今の職場に、就職することになった採用を決めてくれた恩人になります
印象が自分の父親に似ており、その飄々とした風貌や態度が、
時には頼りなくも見えたりもしましたが、温和で声を荒立てて怒る所を
見たことがないような、そんな人柄でした。

引退して２年しか経っていません。
特に寝込むような、病気を患っている噂も聞いていませんでした。
何で亡くなったのか？は、今解らない（休みで情報が無い）のですが、
やっと、悠々自適なのんびりとした、愛妻との老後を過ごしていかれるのだと
思っていました。
残念です。これからでしたのに・・・

私の父親が大腸癌、胃がんで闘病中で、祖父が胃癌で死に、
主人の父が肝臓癌で亡くなり
主人の母が今乳癌で闘病中・・

周りに当たり前のように、癌と闘う人がいる中、
自分がならないとは言えません。
だからこそ、今健康だと思えていることはありがたいです。

ありとキリギリスの話で例えれば
ありの生き方を通して来た主人と私は、
仕事をリタイヤしてからの安定、安楽な生き方こそが目標です。
なので、６０代こそそれまでの苦労とか、努力が実を結ぶ結実の時期だと思っている訳です

癌保険に、個人年金、主人は自営業なので国民年金の他に国民年金基金もしています
今、巷に老後に対する心配も解りますが、
前もって準備することこそ自己防衛手段だと思っています

今（若い時）を心底楽しもうと思ったら、いくらあっても足りません。
実際、やりたいことも、随分我慢していると思います

でも、所詮人の欲望なんて限度が無い訳ですし、
一つ叶えば、他の事も、あれもこれもしてみたいことに
際限がなくなる事は解りきっています。

その中で、自分にとって一番大事なことを見極めて
出来ることに絞って、時間とお金をかけるしかない

子育ての時期
教育資金が必要な時期
子どもの独立の頃
そして、老後資金を貯める時期

出来ることを、選んで来たら、
遊べるほどの余裕が無かっただけの事で
不幸だったとは思っていませんが、
これから、自分たちの自由になるという時期に

絶対、欲しい物があるとしたら

生き生きと過ごせる夫婦二人の健康

これに限ります。