テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:★私の読書ノート
彼女の小説のヒロインの名前はいつも独特。 今回は「七竈」。 孤独で、儚げで、飛び切りエキセントリックな美少女。 舞台は北海道旭川、北国の地方都市。 七竈が唯一心を許せる相手は 自分とそっくりの美少年「雪風」。 「純愛」とはもしかしたら「自己愛」の変形かも。 それにしても、周りの大人たちの、何とスノッブなこと 色んな視点からの章による構成になってるけど 「ビショップ」の章は結構面白かった。 「女の人生ってのはね、母をゆるす、ゆるさないの長い旅なのさ。・・・」 なんか私にはピンとこないかな・・・ 二人揃って「白っぽい丸」なのかも・・・ね。 それに二人に憧れる「みすず」は、きっと作者を含めて 私たち自身の側なんだろうな・・・って思う。 どこか少女小説の片鱗を感じる 別れのシーン、赤いマフラーが印象的~ 桜庭一樹の世界には魅了されてしまったよ。 ★ ★ ★ ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.11 15:53:40
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