自助グループ　"夢のたね" の ブログ

[治療や回復や生活へのサポート] カテゴリの記事

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  新しい自助グループが立ちあがりました。

  私の友人たち（三重ママ会）が、自助グループを立ち上げます。私の友人たちに対する実感は、「誰かのために」、「それが自分のために」、つまり、ＷＩＮ　ＷＩＮの関係なんですね。当事者と支援者の距離が近くて境界が曖昧だと感じました。でも、それが社会のあるべき自然な姿なのだと思います。私は距離を多くとる方なのですが。。。「三重ママ会」のメンバーとは、抵抗なく、気持ちよく距離感が縮まってきています。「三重ママ会」メンバーの持っている人柄、気遣い、優しさ、温かさ、がそうさせるのでしょうか？では、「クレヨン」のご紹介です。「くれよん」は「無縁社会からの脱出」を理念として、老若男女、障害の有無を問わず交流する」ことを通じて、「仲間」「居場所」「つながり」を作っていこうと活動を始めます。 ぜひ、興味ある方のたくさんの参加をお願いいたします。

  2016年05月29日

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  認知行動療法　べてる式

   本書は、認知行動療（技法）とべてるの場（生活や仕事）の比較検討について論じています。以下に夢のたね管理人の視点で感じた部分を抜粋して紹介します。 　先ず、認知行動療法の問題解決の手順を説明します。1.問題を受け入れる2.問題を具体化する3.現実的な目標を立てる4.目標を達成するための手段を考える5.実行計画を立てる6.計画を実行し、結果を検証する　1.と2.の手順で大切なのがコミュニケーションです。認知行動療法のコミュニケーションにおいて、ポイントとなるのが質問の仕方です。「ソクラテス質問法」と呼ばれるコミュニケーション技法を多用します。「調子はいかがですか？」はソクラテス質問法ではない。「この一週間、体調はいかがでしたか？」は、環境と身体反応の関係について尋ねたソクラテス質問法です。その他には「その出来事が起きた時、あなたの頭にはどんな考えが浮かびましたか？」は、環境と認知について尋ねた開かれた質問です。「そう考えて、あなたはどんな気分になったのですか？」は、認知と気分感情にについて尋ねた開かれた質問です。やり取りが具体的であるとコミュニケーションは活性化します。ソクラテス質問法を重ねるだけで、クライアントの自己観察的な視点は徐々に形成されていきます。セラピストは、クライアントのペースに合わせ、時には、「変わりましょう。」というより「そのままでいいので、”そのまま”を観察しましょう。」と問題解決を保留にしながらも認知行動療法に必要な自己観察について、深めていくことが大切な時もあります。　認知行動療法に特に3.4.5.6.について興味を持たれる方は、専門書を読まれることを勧めます。　一方、べてるという場（生活や仕事等の日常的な場）では、数々のミーティングやSST、当事者研究等により、人の話を聞き、自分の悩みを話すことで、自己認知は「駄目なままでいいんだよ。」と認知が再構成されることが起こっています。また、べてるでは、問題を無くすのではなく、問題を大事にし続けます。例えば、ある当事者の「瞬間爆発」てきな問題行動を無くすのではなく、「ゆっくり爆発」に変化することを目指します。　べてる式に興味を持たれる方は、書籍が出ているのでご自身で読まれることを勧めます。 　最後に、向矢地生良さんの言葉を紹介します。　多くの当事者は病院を生活の場とし、苦痛を除かれ、少しの不安も不快に感じ、薬を欲し、悩み、それ自体を消し去ることを目的とするかのような世界で長年暮らしてきた。その中で彼らは不安や悩みと出会いながら生きる」という人間的な営みの豊かさと可能性を失う。 

  2015年12月12日

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• 初心者のための認知行動療法

  認知行動療法とは　人間の気分は、同じ出来事が起こっても受け取り方によって、変わってきます。例）・事実：コップに水が半分入っている受け止め方A)半分しか入っていない↓↓↓気分がマイナス受け止め方B)半分も入っている↑↑↑気分がプラス　人間の気分や行動が認知（物事の考え方、受け取り方）によって影響を受けるという理解に基づいて、1.その認知のあり方を修正して2.問題に対処することによって3.気分の状態を改善させる　ことを目的とした精神療法（心理療法）です。認知行動療法の基本的な考え方とは通常の考え方　いやな出来事　→　認知（自動思考）　→　いやな気持ち認知行動療法の考え方　いやな出来事　→　認知を変更　→　いやな気持ちが軽くなるマイナス思考をプラス思考に変えるわけではありません。しなやかに出来事を受け取る力をつけることが目的です。認知行動療法的思考の実例（Aさん）状況　上司に挨拶したが、返事が無かった思考　嫌われている　←　自動思考（認知）気分　悲しい、むなしい行動　１日、上司を避ける身体　胸が苦しくなった 認知行動療法の実例（Bさん）状況　上司に挨拶したが、返事が無かった思考　忙しそうだな　←　自動思考（認知）を変更気分　気遣い行動　後で声をかけてみる身体　特になし 自動思考の特徴　←クリック1.思い込み・レッテル貼り2.白黒思考3.べき思考4.自己批判5.深読み6.先読み　考え方は人それぞれで良いのですが、それが極端になり過ぎて自分自身が苦しくなってしまうような場合には、思考（認知）見直した方が楽になります。　思考（認知）の見直す手法として、認知再構成法（コラム法）があり、ネットや書籍で紹介されていますので、詳しくはそちらを参考にしてください。　ここでは、自動思考（心のクセ、考え方のクセ）の切り替え方について紹介します。1.思い込み・レッテル貼り　→　反対の事実は無いか？考えてみる2.白黒思考　→　点数、割合をつけて、段階的に考える3.べき思考　→　他の解決策がないか？考えてみる4.自己批判　→　誰にどのような責任があるか？考えてみる5.深読み　→　読みの根拠を見直してみる6.先読み　→　肯定的に解決策を考えてみる　心に効く万能薬はありません、認知行動療法も向き不向きがあり、しっくりこない人もいます。向いたていないと思うときは違うパターンを考えてみましょう。パワハラやセクハラなどのについては、別対応が必要です。また、治療中の方は主治医と相談してください。認知行動療法をもっと知りたい人は、ここトレ　←　クリックこころの耳　←　クリック

  2015年11月27日

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• 労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度

  はじめに　うつ病などのメンタルヘルス不調者は１０年間で２倍に増加し、労働者の自殺者数は７，０００～９，０００人で推移しています。このような中、平成２６年６月に労働安全衛生法が改正され、ストレスチェック制度及び面接指導の実施が５０人以上の労働者がいる事業者に義務化されました。労働安全衛生法とストレスチェック制度についての情報を紹介します。 労働安全衛生法（以下、安衛法）とは目的：職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進する。　事業者の責務として安衛法の目的を達成するため、事業者は単にこの法律で定める労働災害防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて、職場における労働者の安全と健康を確保しなければなりません。そして、安衛法には罰則規定があり、違反した事業者は刑事罰を受けることになります。また、民法による損害賠償責任が生じます。最近の判例では、安全配慮義務違反の範疇が拡大されてきています。　電通事件：入社２年目→過重労働→うつ→自殺（１億６８００万円）　おたふくソース事件：メンタルヘルス不調→自殺（１億１１００万円） 事業場におけるメンタルヘルス対策とは　労働者の心の健康に関する現状は、仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事項がある労働者の割合は、厚生労働省の調査で６０％となっています。そこで、国は、第１２次労働災害防止計画において、「メンタルヘルス対策の推進：メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合を８０％以上とする。」とする。目標を立てて以下の取り組みを推進しています。　メンタルヘルスケアの４つの取り組み　1.職場環境改善、メンタルヘルス不調者を発生させない組織作り　2.教育・研修・情報提供、メンタルヘルス不調者の未然防止・早期発見　3.ストレスチェックの実施、ハイリスク者の面接　4.職場復帰支援、再発予防 ストレスチェック制度とは　対象となる労働者とは、期間の定めのない労働契約により使用される者（契約期間が１年以上の者）であること。週労働時間数が、通常の労働者2の所定労働時間の４分の３以上であること。ストレスチェックの流れ　ストレスチェックの実施　→　本人に結果通知　→　本人から面接指導の申出　→　医師による面接指導の実施　→　医師からの意見聴取　→　事後措置の実施　ストレスチェック実施者（以下、実施者）とは、医師、保健士又は、研修を修了した看護師もしくは精神保健福祉士のことをいいます。　ストレスチェック実施時に使用する調査票とは、職業性ストレスチェック簡易調査票を用いることが望ましいとされています。（調査票の項目は厚生労働省HP参照）　実施者は、調査結果から、評価点数による方法と実施者による面談により高ストレス者を選定して、当該労働者が医師による面接指導を受ける必要があるか否かを確認します。　医師の意見聴取（面接指導）とは、医師は、就業上の措置の必要性の有無及び講ずべき措置の内容その他の必要な措置に関する意見を聴き意見書を作成します。　事後措置とは、就業時間の変更、作業の転換、労働時間の短縮、深夜業の回数の減少等を講ずることを言います。　労働者のみなさん、頑張って仕事をしている時はご自身のストレスに気がつかないいものです。頑張り過ぎて症状を悪くする前に、ストレスチェックを受けてご自身のストレスを客観的（点数化）して状態を把握しましょう。そして、必要であれば就業上の措置を講ずることを産業医と相談することが、早く回復して１００％の力で就業するための近道だと思います。

  2015年11月23日

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• カウンセリング（リスニング）の実際

  　カウンセリングの手法や技術は国家資格が有るわけでもないので、カウンセラーの技量は玉石混淆だと思う。また、カウンセリングの技法は、教科書で理解するのではなく、人との関わり時間を積み重ねて身につけていくもので習熟に時間が掛かる。　ここでは、皆さんの生活の中で役に立つ「傾聴（リスニング）」について、紹介したいと思います。１．傾聴とは？　聞くではなく、聴くこと！　「聞く」は、聞こえてくる状態です。聞こえてくる言葉を自分なりの解釈をしている状態です。 　一方、「聴く」は、耳だけでなく、目や心をつかって、注意を払い相手の感情、物の見方、価値観を含めて理解しようとしてきくことです。　「聴く」の漢字は、耳「みみへん」に、十「十分な」、そして、目「横になった目」と心「気持ち」で成り立っています。この字には言葉にならない相手の気持ちまで、話す相手の様子を目でしっかりととらえ、声のトーンに含まれた感情をも心をつかって丁寧にきくという意味がこめられています。　つまり、相手の話に集中し、相手のことを考えながらその人の話をきくことです。２．傾聴の効果・カタルシス（感情の浄化）効果　－　心が軽くなる・真の問題、原因の把握　－　問題解決（アドバイス、コンサルテーション）が容易になる・自己を客観視　－　自己に気づき、主体的な問題解決が可能となる・真剣に聞いてくれる　－　人間関係の深化３．傾聴の技法・単純な受容　－　相槌を打つ、うなずく・単純な反射　－　一部の言葉を繰り返す・要約した反射　－　話を要約して繰り返す・感情の反射　－　話（言葉）の背後にある感情を繰り返す・沈黙　－　思考する時間なので大切にする・質問　－　反問をする。・質問の仕方　－　オープン・クエスチョン（５Ｗ１Ｈ）、クローズド・クエスチョン（ハイ・イイエで答えられる） 

  2015年10月29日

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• 三重県　こころのケアガイドブック

   三重県内の有益な情報が載っていますので、ご紹介させていただきます。 表紙もくじ　←クリック中紙・裏表紙　←クリック診療機関編　←クリック相談機関編　←クリック専門相談編　←クリック社会資源編　←クリック　社会資源編の中に「夢のたね」も紹介されています。

  2015年10月25日

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• 職場におけるコミュニケーションの在り方

  　平成２４年厚生労働省の「全国労働者健康状況調査」で60.9％の労働者が「強い不安、悩み、ストレスがある」との結果があります。ストレスの具体的な内容は、「職場の人間関係の問題」が第１位、「仕事の質」が第２位、「仕事の量の問題」が第３位となっています。職場の人間関係に起因するストレスは、コミュニケーションを在るべき姿に変えることで軽減されます。　今日のコミュニケーションは顔を合わせていないメールの利用が増大していますが、対面性（Face　と　Face）のコミュニケーションが重視されています。人間関係円滑化には、相手を理解することが重要となります。相手を決めつけてみない、相手の言動に関心を持つ、相手と自分の考えにズレた時が相手理解のチャンスです。　人には乳幼児期から親のかかわりによって形成された人格（性格）ととコミュニケーションの癖があるので、その癖を知り対処法を知ることで人間関係は改善されストレスは軽減されます。興味のある方は、交流分析を学ばれることをお勧めします。　交流分析はハードルが高いので、実践的なコミュニケーションの例を紹介します。事象：コップを割ってしまった部下に対して、上司としてどう対応したら良いか？1.事実確認2.怪我が無くてよかった3.次にコップを割らないようにするにはどうしたらよいか？質問する。4.答えを聞く5.なるほど！共感する。（自分の考えと異なっていても）6.答えを言う7.答えに対してどう思うかを考えてもらう時間はかかるけれど、丁寧な手順を踏むことでコミュニケーションが円滑になりストレスが軽減される一例です。どうかお試しあれ！ 

  2015年10月07日

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• 障害者の就労に関するサービス

  1職業訓練：職業上の知識や技能を身につけるための訓練です。相談窓口はハローワークですが、訓練は職業能力開発施設で実施します。2障害者委託訓練：民間の企業や社会福祉法人などを委託先として職業訓練を実施します。製造・OA・介護など多様な訓練コースがあります。原則として3カ月以内です。3障害者トライアル雇用：民間の企業での3カ月間の試行雇用です。企業から給与が支払われます。終了後、対象者、企業双方が合意すれば正式な雇用契約を結ぶことになります。4障害者短時間トライアル雇用金：トライアル雇用ですが、精神障害者が働きやすいように短時間の就業（週10時間以上20時間未満）から一定の期間をかけて週20時間以上を目指していくものです。事業主には奨励金（月額2万円×最大12カ月）が支給されます。5ジョブコーチ支援（雇用前）：民間の企業で雇用前に職場実習を行う場合に、職場にジョブコーチが一定期間訪問し、同僚や上司にあなたの障害の特性や接し方などの理解を深めてもらう取り組みをします。困ったこと、分からないこと、不安なことがあればその場で相談できるので安心です。6ジョブコーチの派遣（採用時）：民間の企業で初めて働く場合、不安や緊張が強いと思います。このような場合、ジョブコーチ支援を利用すると職場にジョブコーチが一定期間訪問し、同僚や上司にあなたの障害の特性や接し方などの理解を深めてもらう取り組みをします。困ったこと、分からないこと、不安なことがあればその場で相談できるので安心です。7ジョブコーチの派遣（雇用後）：民間の企業で働いている間に、だんだん仕事や人間関係がうまく行かなくなる場合があります。このような場合、ジョブコーチ支援を利用すると職場にジョブコーチが一定期間訪問し、仕事のやり方に係る助言や、同僚や上司に障害の特性などの理解を深めてもらったり、人間関係がうまく行くようアドバイスしたりします。8職場復帰支援（リワーク支援）：うつ病等で休職中の方に対して、職場復帰に関する活動に係るご本人、事業所、主治医３者の合意形成に向けた支援を行った上で、(1)生活リズムの立て直し、(2)コミュニケーションスキルの習得、(3)職場ストレスへの対処法の獲得を目的とするプログラムで復職に向けてのウォーミングアップを実施します。9就労移行支援：民間企業への就職等への移行に向けて、施設内での作業訓練、民間企業での職場実習、適性に合った職場探し、就労後の職場定着のための支援が受けられ、併せてビジネススキルや働き方、病状コントロール等を学ぶことができます。期限はおおむね２年間でその間に模擬面接や履歴書の書き方の練習等就職に必要な様々なトレーニングが受けられます。近くにどんなところがあるのかは、市町村の障害福祉の担当課で相談に乗ってくれます。実施しているのは「就労移行支援事業所」と言われるところです。10就労継続支援 Ａ型：民間の企業と雇用関係を結ぶのと同じように、福祉施設と雇用関係を結び労働者として働きながら生産活動に関する知識及び能力の向上を図ります。就労継続支援Ｂ型と異なり、最低賃金が保障されますが、雇用契約を結んでいることによる制約もあります。近くにどんなところがあるのかは、市町村の障害福祉の担当課で相談に乗ってくれます。実施しているのは「就労継続支援Ａ型事業所」と言われるところです。11就労継続支援 Ｂ型：作業量が多く工賃も比較的高いところから、ゆったりした環境で自分なりのペースで働けるところまで様々です。利用期限はありません。近くにどんなところがあるのかは、市町村の障害福祉の担当課で相談に乗ってくれます。実施しているのは「就労継続支援Ｂ型事業所」と言われるところです。12精神障害者社会適応訓練：福祉施設ではなく民間の企業で一定期間仕事を体験しながら、就労への意欲、持続力、人づきあいなどの向上を図り、再発防止と社会生活への適応を目指す訓練です。古い言い方ですが、「職親」と言われることもあります。実施主体は都道府県で、精神障害者に理解ある事業所に訓練を委託します。現在の体調に合わせて、１週間に何日働くか、１日何時間働くか相談しながら進めることができます。訓練期間は６ヶ月ですが、最長３年まで延長することが可能です。

  2015年07月12日

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  三重県自閉症・発達障がい支援センターあさけ　研修会

  第５回　三重県自閉症・発達障がい支援センターあさけ　研修会に参加してきました。自閉症とは　自閉症は、次の３つの特徴をもつ障害で、３歳までには何らかの症状がみられます。　　（１）対人関係の障害　　（２）コミュニケーションの障害　　（３）限定した常同的な興味、行動および活動　最近では、症状が軽くても自閉症と同質の障害のある場合、自閉症スペクトラムと呼ばれることがあります（スペクトラムとは「連続体」の意味）。アスペルガー症候群とは　対人関係の障害があり、限定した常同的な興味、行動および活動をするという特徴は、自閉症と共通した障害です。アスペルガー症候群（Asperger syndrome）は、明らかな認知の発達、言語発達の遅れを伴いません。学習障害（LD）とは　学習障害はLDと略されることもあり、Learning DisordersまたはLearning Disabilitiesの略語とされています。全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学んだり、おこなったりすることに著しい困難がある状態をいいます。注意欠陥多動性障害（AD／HD）とは　注意欠陥多動性障害（AD／HD：Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder）は、ADHDと表記されることもあります。注意持続の欠如もしくは、その子どもの年齢や発達レベルに見合わない多動性や衝動性、あるいはその両方が特徴です。この３つの症状は通常７歳以前にあらわれます。　　（１） 多動性（おしゃべりが止まらなかったり、待つことが苦手でうろうろしてしまったりする）　　（２） 注意力散漫（うっかりして同じ間違いを繰り返してしてしまうことがある）　　（３） 衝動性（約束や決まり事を守れないことや、せっかちでいらいらしてしまうことがよくある）　一般的に多動や不注意といった様子が目立つのは学齢期ですが、思春期以降はこういった症状が目立たなくなるともいわれています。詳細な説明はこちらもご参照ください。 事例報告では、三重県自閉症・発達障がい支援センターあさけの担当者の話の後に、当事者の母親からお話があり、リアルな話が聞けた。話を聞きながらメモをとったのでいくつか紹介します。・障がい（自閉症スペクトラム）の特徴として、自分自身を振り返り調整することが苦手（自己を見る能力が低い）・支援困難さの要因の一つとして、本人や家族が「障がい」という言葉のダメージが大きく受け入れられない。・原因（障がい）が分かったことで、どんな支援が必要かが分かり、対策が具体化した。・困った時は助けを求める。社会資源を活用する。・自分で自分を評価して認めることで、本人の自尊感情が高まる。・スモールステップで本人が達成できる目標を設定する。振り返りをする。

  2015年01月18日

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• 自助グループ(Self Help Group)とは

  自助グループとは、アルコールの問題や薬物依存の問題、病的賭博、摂食障害、ひきこもりの問題などを抱えた人たちが同じ問題を抱えた人と自発的に、当事者の意志でつながり、結びついた集団のことをいいます。一人で自分の問題から脱却することはむずかしいですが、グループメンバーと体験を共有し、分かちあい、自分の抱える問題や悩みをしっかりと直視して自分を変化させていくことができます。問題別に様々な自助グループがあります。アルコール・薬物依存症の自助グループ、摂食障害自助グループ、ひきこもり自助グループ、アダルト・チルドレン自助グループなどです。 身近な居住地に利用したい自助グループがあるかどうかの情報は市区町村、保健所、精神保健福祉センターにお問い合わせください。

  2014年10月05日

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• 当事者の組織や団体

  当事者の組織や団体は、障害者自身が仲間と悩みや心配ごと、人生の希望を分かちあい、支えあって社会の偏見や差別をなくすため活動しています。精神障害者の方の当事者組織にはどのようなものがあるか当事者組織には、全国組織、都道府県ごとの当事者会、病院に付属した当事者会、地域を基盤とした当事者会、同じ理念のもとに結集した当事者会、その他様々な組織があります。身近なところにどのような当事者組織・団体があるか知るためには、市区町村、保健所などの行政機関に問い合わせてみるのがよいでしょう。活動内容啓発活動として偏見や差別を解消するための活動があります。たとえば、当事者自身が講演会で自分の体験を話し、聴衆に訴えかけていくこともあります。 勉強会では病気や薬の知識、法制度など専門家を呼んで学んだりします。各種イベントの開催や出版物発行などもします。 国・自治体にむけた各種の要請行動をします。たとえば、人権擁護、生活環境の改善、法制度改革への意見提案などです。 当事者活動（ピア活動）同じこころの病を体験した仲間が、同じ体験をしている仲間の相談にのったり、生活を助けたりすることで困難を乗り越えることがあります。このような役割をピア・サポート（ピア・グループ、ピア・カウンセリング）といい、仲間同士であるからこそできる尊い支援となっています。こうした活動に取り組んでいる当事者組織・団体は、まだまだ数が少ないです。地域の市区町村、保健所等では、地域での当事者活動の情報を教えてもらうことができます。

  2014年10月05日

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• 家族会とは

  家族会とは、精神障害者を家族にもつ人たちが、お互いに悩みを分かちあい、共有し、連携することでお互いに支えあう会です。支えあいを通して、地域で安心して生活できるための活動を行っています。家族会組織の種類家族会にはいくつか種類があります。たとえば、病院を基盤とした「病院家族会」、保健所が事業としておこなっている「保健所家族会・家族教室」、地域ごとに結成されている「地域家族会」、さらに全国や都道府県ごとの連合会などがあります。活動内容家族会によって頻度はまちまちですが定期的（月1回、年数回など）に会を催しているところが大半です。内容は家族同士の交流を主眼に家族としての困りごとを話し合ったり、専門家を呼んで病気や薬物治療、社会資源、福祉制度などの勉強会をします。普及啓発活動としてフォーラムやシンポジウムを企画したりします。精神保健福祉関連の講演会などにも取り組みます。また行政などへの要望・働きかけなどの社会的な活動も精力的に行っています。 精神保健福祉センター・保健所・市町村などで、連絡先、入会方法、活動内容などの具体的な情報を提供してくれます。

  2014年10月05日

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