ゆりんいたりあ日記

気候の温暖な南イタリアは、野菜果物が安く、オイシイ。
だから、食べ物も、気のせいか、味が濃くように思うし、
お値段も安いのが嬉しい。

さて、伝説ではスパゲッテイやマケロニはナポリが発祥
とか言われているけれど、それは定かではない。
ただ、イタリアは地方によって独特のお料理やパスタが
あるのが、とても面白い。

ナポリでは、こんな表現がある。
「パンのように良い、オイシイ。」
酵母が違うのか、ナポリのパンは中がふんわりしていて
外が固く、確かに美味しい気がする。

パスタはどうなのか、というと、パスタも特にナポリ近郊
グラニャーノで作られるセモリナ１００％のパスタはコシが
あって、グッド。

今回特に明記しておこうと思うのは、旧市街のナイル川の
広場近くにあるお店タンデム。
ここは、ラグーが有名で、ラグーしか置いていない。
ラグーはミートソースだけれど、ここのラグーは私が知る
ラグーとは違って、煮込んだ柔らかいすね肉と濃いトマト
ソースが面白かった。

お店はとても小さいので、要予約。

あと、ナポリのお菓子は有名で、街中でよく見かけるのが、
とくに、ババと言われるものと、スフォイヤというもの。
ババは、基本的にはキノコの形をしていて、スポンジにラム酒
が沢山かかっている。
スフォアイヤは、貝の形で、薄いパイ生地が何層にも
なっていて、中にリコッタチーズが入っている。

各家庭で使うお菓子屋さん（良く働くお母さんは自分の家で
作ってしまうらしいが）があるようだが、私たちが行ってみた
のは、サンドメニコマッジョーレ広場のお菓子屋さん、
スカトウルキオ。
リコッタチーズはとてもボリュームがあって、美味しかった。