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ゆりんいたりあ日記

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ゆりんいたりあ

ゆりんいたりあ

2022.11.07
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カテゴリ:アート!
ウクライナ侵攻による戦争(になっていると思う)は
終わらないし、コロナもずるずる続くし、インフレは
すごいし、と考えていると暗くなる時があるが。

芸術の秋到来で、何とか気持ちを引き上げようと先日
ローマのボナパルテ館で始まったゴッホ展に行って来た
ので簡単ながらその報告。

ちなみに、ボナパルテ館はあのナポレオンの母上が晩年
住んでいた場所で、以前は彼女が緑の囲いがあるバルコニー
に出ることができた。
(車いすだった彼女がヴェネツイア広場の人々を眺める
ため、しかし自分は見られたくなかったので囲いを作らせた
と言われている)

ゴッホ展はすごい人気で、夏から予約を受け付けていた。
予約をしていくのがベターだが、無しでも並んで入場は
可能。或は朝一番でどうぞ。

今回はオランダのオッテルロにあるクレラーミュラー美術館
より彼の作品が約50点来ている。
オランダのアムステルダムにあるゴッホ美術館は行ったこと
があるが、そのほかにも彼の作品が多い美術館がオランダに
あることは知らなかった。

2フロアーに渡って彼の作品が年代順に並べられているので
非常に興味深い。
また、作品と作品の間には彼がお兄さんのテオに書いた手紙
(有名ですよね)からの言葉などが並べられていて、ゴッホ
がどのように考えて絵を描いたのか、というのがよく分かる
ようになっている。

彼の初期の作品は暗い色彩で描かれたじゃがいもを剥く女性とか、
畑の人々とか、が多い。

彼の言葉に、石炭工夫や織物職人はまだ別の人種だ、他の労働者
や手職人と何か違わせるものがある。私は彼らに大きな親近感を
感じる。いつの日か、まだ未改革とも言える彼らを知らしめるよう
に描くことができたら、幸せだ。

私が出来るようになりたいのは、手を描くことではなくて、
ジェスチャー。数学的にちょうどの頭でなくて、そこにある深い
表現。例えば鍬で耕す農夫が、頭を一瞬持ち上げたときに風の匂い
を嗅ぐような。つまり、人生。

段々と明るい色を使うようになっていくわけだが、これも
彼の言葉にあるのは、

段々醜く、年取って性格も悪くなり、病気がちで貧しくなるが
それと同時に色彩を輝かしいものにし、良く接近した色を使い
自分のリベンジを取りたいという願いが強くなる。

なるほど、と思う。

些細な感動は我々の人生を大きく導くものであり、
我々は知らないまま感動に従っているということを
忘れてはならない。

ゴッホ展
2023年3月26日まで
Piazza Venezia, 5

時間 月曜から金曜は9時から19時
   土日は9時から21時まで
(チケット売り場は一時間前に閉まる)

チケット料金18ユーロ
*料金にはオーデイオガイドが入っている*
予約料金は1,50ユーロプラス

公式サイトはこちら。
www.mostrepalazzobonaparte.it

個人的にはお奨め。ローマでお時間があったら是非。

追伸:ゴッホの作品は実をいうとローマの美術館でも
見ることができるのを思い出した。あまり知られていない
が、あの、バチカン美術館にあるんだな、これが。





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Last updated  2022.11.08 17:56:13
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Re:ローマのゴッホ展(11/07)   釈迦楽 さん
 やっぱりゴッホはイタリアでも格別な人気なんですね!

 日本でも定期的にゴッホ展が開かれますが、すし詰めの人の頭越しに一瞬ちらっとゴッホの絵を見ただけで人波に押し出されるような見方しかできないので、最近はあきらめて見に行かないようになってしまいました。

 あまり人気があり過ぎるというのも、何だか可哀想な気がしますね。絵だって、もっとじっくり見てもらいたいだろうに。
(2022.11.07 21:26:26)

Re[1]:ローマのゴッホ展(11/07)   ゆりんいたりあ さん
釈迦楽さんへ

お元気ですか。いつもありがとうございます。
それ、よく分かります。
人気のある展覧会ってすっごく混みますよね。
人混みも嫌いだからうんざりしちゃいます。

今回は展覧会が始まってから割とすぐに行きましたが、
平日の朝一を狙って行ったらちょうど良いくらいに
人もほとんどいない状態でした。
おかげでゆっくり見れました。

次回はラウル ドウフイ展を観に行こうと思っています。
私は興味ある展覧会は外せないの。
そこから沢山のエネルギーを貰うことにしています。

お互いに元気でいましょうね。 (2022.11.08 17:48:44)


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