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怖い映画かと思いきや、よかったです。王道の家族モノであると同時に、ミステリーでもありました。
見ていくなかでの疑問 ・なんで夫婦は別居してたの? ・なんで瑞穂ちゃんはおぼれたの? ・瑞穂ちゃんはどういう女の子だった? ・瑞穂ちゃんが見せてあげたいといっていた景色は? ・冒頭の少年はいつ出てくるの? プールで溺れて、長期脳死状態となった6歳の女の子。脳死判定をするには心臓移植の決断をしなければならない。しかし子供の臓器提供の意思なんて、家族が生前(?)に確認しているはずもない。体は生きている。心臓も動いている。家族は自宅で先の見えない看護を始める……。横隔膜ペースメーカや脊椎に電子信号を送る機械で、自発呼吸や運動ができるようになった瑞穂ちゃん。そんな瑞穂ちゃんを付きっ切りで看病しているお母さんが、なにか狂人のように見えてきて、家族から非難されるようになります。「結局、プールで溺れた日に、お姉ちゃんは死んでるんでしょ?」長男の生人の言葉から、スイッチの入った母は、衝撃的な行動を起こします。結果として、瑞穂ちゃんを生かしておきたいと思っていたのは、夫も同じ気持ちでした。家族は一致団結します。そして、瑞穂ちゃんの友達から、秘密が告白され、家族は瑞穂ちゃんの意思を知り、決断をします。 ラストシーンは、瑞穂ちゃんの気持ちを尊重した家族の優しさに胸を打たれます。 「人魚」とあるのが不思議だったのですが、これはアンデルセンの人魚姫ですね。キーワードは心臓と自己犠牲ではないでしょうか。人は誰だって、自分のために生きると思われがちですが、違うんですね。というか、瑞穂ちゃんの性格は人間として生きていくには優しすぎたのかも知れないと思うし、このお母さんゆえの瑞穂ちゃんなのかなぁ。瑞穂ちゃんはお母さんに似たんじゃないのかなと思いました。 是非観てみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月03日 00時51分23秒
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