父は八十八歳の誕生日

2012.02.23

朝方、あろうことか夢をみました。とうとう父があの世に逝ってしまった！という静かなできごとだったのです。ふとあたりの明るさで目がさめ、朝食後に電話をかけてみました。電話口に母から父に替わって「お誕生日　おめでとう　ございます」とだけ言うと「ありがとう」と答えてくれました。生きてた！私には姉がいて兄がいて弟がいます。なのに　父は私が生まれたとき　男の子ではなかっただけの理由で不機嫌だったらしいのです。それだけの理由だけではないが　私は父が大嫌いでした。姉は小さい頃　母の勤める小学校に　父が汽車に乗って連れて行き　　まだ赤ちゃんだった兄の子守さんに　姉を預けて　帰ってしまったことがあったと聞きました。その日、母は家庭訪問で何時間も学校に戻れなかったようです。幼い姉は　ただ泣くばかりで　トラウマをかかえることになってしまいました。それでも　父に対しては　うらみ辛みはないようです。その姉から　父への思いを　改心するように諭されました。子を持ち、孫を持つ今となっては　できるだけ　大嫌いから　嫌い　やや嫌い　ふつう　尊敬まで持っていくしかないな　と改心を決心しました。すると　不思議なことに思った瞬間から　父から返ってくる言葉が　何となく違ってきたのです！私の大決心を　見抜かれたのかと思うほどでした。八十八才の誕生日の今日早咲きのチューリップを持って　誕生日祝いに　行ってきます。私のハンドルネーム「ゆうこ」は父の名前　「ゆういちろう」の　ゆうと　娘（こ）で「ゆうこ」なのです。イメージ 1

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Last updated 2012.02.23 11:19:10
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