あそびはこどもの仕事やで！：遊び学ブログ

　相撲や「Ｓケン」など、いわゆる格闘系のあそびは、体格や力の差が出るあそびでもある。そんな格闘系のあそびの中で、比較的に力の差が出ないのが、「三歩相撲」だ。正確には、力の弱い子でも勝つチャンスがあるあそびとなっている。

　あそび方は簡単で、三歩以上、出来ればその倍くらい離れたところに、平行線を引き、対戦する子がそれぞれの線から進むのだ。この時、進むことができるのはジャンケンで勝った方で、三歩だけ前に進むことができる。

　このように、ジャンケンで勝った方が三歩進み、相手を倒すか相手のどちらか一方の足を元の位置から動かす（位置をずらす）だけで勝ちとなる。だから、三歩で相手の後ろ側に回って対戦することもできる。力が弱くても、ジャンケンに勝てば、勝負に勝つことができるのだ。

　この「三歩相撲」は、二人だけでも楽しめるが、チーム対戦としても十分に面白くあそべる。チーム対戦は、チームのキャプテン（大将）がジャンケンをして勝てば、そのチームの全員が三歩進むことができ、相手チーム全員を倒したり足の位置をずらせば勝ちとなる。

　チーム対戦の「三歩相撲」は、力を合わせたり作戦を練ったりして、より面白くあそべる。そんなに広くない空き地や、広めの路地でもあそべるし、全く道具もいらないあそびだ。また、保育園児などの幼いこどもでもあそべるあそびでもある。


「こどものあそび（遊び方）」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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