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保護猫日誌　猫保育園休園中

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[とらちょ] カテゴリの記事

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とらちょ　でっかい

昨年12月に去勢してから3ヵ月余り。とらちょはこんなに大きくなっていた。あんなに華奢だった子がたくましくなって、すっかりティキちゃんを追い越してしまっている。がたいは大きくなっても、オレンジの艶やかな被毛やピンクの愛らしい鼻はそのままで、瞳にはまだ幼さが残っいて美少年の面影が…。＾＾そして多分、まだまだ遊び盛りのやんちゃ坊主なのだろうな。里親さんはとらちょの新しい名前をいろいろ考えられて、結局「とらちょはとらちょ」だと、そのままに落ち着かれたそうだ。とらちょの今をお知らせくださる度に、いいご家族に恵まれたことを心からよかったと思う。そして戯れる幸せそうなふたりの様子に、ニコニコ微笑んでしまってしょうがない。とらちょ、絶好調だね。ただ、ティキちゃんのまだら食いのお残りに与っているとかで、今後の体型がちょっと気がかり。＾＾遺作展のご案内をいただきました。急逝された里親さんのご親族がイラストレーターをされていた方で赤川次郎作、三毛猫ホームズシリーズの初期の挿絵を描かれていたその原画他、多種の作品の展示・販売をされるそうです。昨年の猫の日に猫好きだったお身内を亡くされて、そして迎えられたとらちょ。猫の縁を感じます。表参道近くの「アートスペース瑠璃」3/27(火）～ 4/1（日）　12:00～20:00 （最終日は18:00まで）

2007年03月26日

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とらちょ　元服

とらちょは、12月13日に元服（去勢）を無事済ませたとお知らせをいただいた。去勢を機に性格が変わることもあると聞く。里親さんは少しはおとなしくなるかと期待されていたけれど、相変わらず元気いっぱいだそう。＾＾入院でとらちょが家を空けた一晩、ティキちゃんはしょんぼりで、ご一家は静かすぎてもの足りない一夜になったそうだ。とらちょは家族として、ティキちゃんの兄弟として、欠かせない存在になったんだね。お送りいただいた写真を拝見すると、どれもとらちょの方がティキちゃんに寄り添っていて、兄弟を得たことの喜びがあふれている。とらちょ、幸せだね。　本当によかったね。 ↑　元服前　見納めです＾＾思い返す度にあんなにいい子はいないと、あの大らかさが懐かしい。どんな場所でもどこに行っても、陰ることのない太陽のようなとらちょ。私もその太陽に照らされている。　離れていても。

2006年12月22日

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ティキ＆とらちょ　コンビ復活！

とらちょと最後に会った日。ティキちゃんの体調がよくなくて、元気に遊ぶ姿も見られず残念だった。調子の悪い時にとらちょにかまわれるとティキちゃんは不快らしく、とらちょとの仲が逆戻りしたりで里親さんも心配されていた。その後、ティキちゃんの体調も順調によくなって、今はとらちょともまた以前のように仲良くなれたそうだ。やはりとらちょの方からくっついていったり、ちょっかいを出したり、あとをついていって兄さまの行動を真似したり、時にはしつこすぎてティキちゃんに叱られているみたいです…。とらちょは予想通り、大きな子になりそう。送り出した頃に比べても、がっちりしてきている。ティキちゃんの減量もうまくいって、とらちょはもう同じくらいになっているそうだ。ティキちゃんの体調やとらちょとの仲が心配だったけれど、こんなに仲睦ましい幸せそうなふたりの様子に、ほっとしてうれしくなった。ベランダの手すりにとまったトンボに興奮ティキちゃんが大好きなのねティキちゃんにせっせと毛繕い　兄さまへの敬意？あくびの豪快さはうちに来た当時のまま＾＾

2006年10月19日

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感謝

思いがけず長く続いたこの　「保護猫とらちょの日誌」とらちょの里親募集の一助になればと始めたものの、いつの間にか、とらちょと楽しんでいる自分の日誌になっていました…。元気で明るくて、毎日何かしらやってくれるとらちょに振り回されながらも、それが面白くて楽しくて、本当にあっという間の2ヶ月でした。皆さまにはずっととらちょを見守っていただいて、応援をいただいて、幸せを願っていただいき、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。とらちょは新しい場所で、これからも元気で幸せでいてくれるでしょう。当ブログの主役のとらちょはステージを移ってしまいましたが、またその後のとらちょの様子をお知らせいただい時は、ここにアップしたいと思っています。そしてまた里親募集のお手伝いをさせていただけたら、またここで… とも考えています。楽しかった分、とらちょとの別れは辛いものでしたが、そう思わせてくれるような素敵な経験をさせてもらいました。たくさんの出会いとご縁をいただき、ありがとうございました。とらちょ　楽しい思い出をありがとう！来月あたりには元服？です（9/18撮影）

2006年10月11日

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再会と別れ

すっきりと澄んだ秋晴れの日。とらちょとの再会を楽しみに、おかるさんと里親さん宅へ向かった。一段とがっしりして大人びたとらちょは、私たちを見るとそそくさとソファの下へ。明らかに、初めましてのはにかみをいただきました…。フーッ！こそされなかったものの、見知らぬ人への警戒心丸出しそのもの。こらこら～、それはあまりでないかぃ？でもこんな再会は、初めてこちらに来た日にすでに予想はできていた。あの日キャリーバッグから顔を出したとらちょは、そこがどこかも周りの私たちも眼中になく、ティキちゃんだけに釘付けだったもの。その時に、とらちょのそれまではリセットされてしまったのかも知れない。よりよく新しい環境になじむために、新しい絆を築くために。それが仔猫の小さな心には一番負担のない生き方。私たちへのクールな振る舞いも、とらちょがそこを自分の居場所としている証として、かえって頼もしく安心できた。そんな様子はまた、里親さんに託すことがとらちょを裏切るようで、辛く思っていた私の気持ちを軽くしてくれた。今日からとらちょは正式な家族に。猫たちのことを優しくおおらかに語ってくださる里親さんに、とらちょの心配はもういらないと思えた。これからますます、とらちょはこのご一家を愉快にかき回していくことだろう。残念なことにティキちゃんの体調がよいとはいえず、ふたりの元気に駆け回る姿を見られなかった。ティキちゃん、早くよくなりますように。皆様、とらちょを末永くよろしくお願いします。

2006年10月09日

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兄弟相撲

東京は大雨に洗われるように、降り続いた一日だった。雨の日の猫はよく眠ると言うけれど、このふたりはどうだっただろう。何もかもが楽しい盛り。きっといつものように、追いかけっこに取っ組み合いとにぎやかだったに違いない。そんな場面をとらえて、送っていただいた。とらちょとティキちゃんは、人でいえば小学生と中学生くらいになるはずだけど、やっぱり遠慮なしで挑んでいるみたい…。ティキちゃん、お子ちゃまのお相手いつもお疲れ様です。

2006年10月06日

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4人兄弟

これから寒くなっていくにつれて、猫の温かさがうれしくなる。いつの間にか体に寄り添っていたり、膝に乗ってきたり。その重みとともに感じる温かさは格別。それぞれの体温を通じて、愛情も伝わってくるような…。人も猫も温かさが恋しくなるこれからが、猫との暮らしのベストシーズンかも知れない。そんな幸せを垣間見せてくれたこの写真。とらちょとティキちゃん、ふたりのお嬢さんが寄り添って眠る様子は穏やかで平和で幸せそのもの。とらちょはこの４人兄弟の末っ子にすっかり落ち着いたよう。＾＾

2006年10月04日

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のんびりのび～

ぐんと気温が下がって、雨も降ったりの今日。深まっていく秋を感じる。里親さんから　以前こんなお写真もいただいている。題して　「熨斗イカとらちょ」　だそう。陽を浴びて　のび～とくつろいでいる。とらちょは体を伸ばすと、びっくりするぐらい長くなるね。今までバルコニーへ出入り自由だったとらちょには、外気が気持ちよくてたまらないのだろう。とらちょ、そこからの眺めはどう？これから益々陽射しが恋しくなってくる。

2006年10月02日

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修行開始一週間

元彼の歯ブラシをいつまでも取っておくようないじましさを振り払うように、　（そういう甘酸っぱい思い出はないけれど＾＾）昨日はとらちょの生活用品を片付けた。部屋がすっきりとしたら、ここについこの前までとらちょがいたんだなぁ…と、少しとらちょが遠くなった気がした。とらちょを送り出してから、ちょうど一週間。里親さんにはまめにご連絡をいただいて、とらちょの様子をお知らせくださる。添えられた写真にも文面にも、とらちょを迎えてから賑やかになったことを、ご家族みなさんが心から喜んでくださっているのが感じられる。とらちょはすっかりティキちゃんと仲良くなって、もう兄弟のよう。そしてティキちゃんは以前より落ち着いて、しっかりしてきたそうだ。のんびりしているととらちょにご飯を取られちゃうもんね。＾＾兄弟ができて、遊び相手ができて、いい感じに戯れるふたりを　にこやかに見守るたくさんの家族がいて。こんなにいいおうちに迎えられて、とらちょは幸せものだぞ～。ご迷惑をかけない程度に、元気にティキちゃんと遊んでね。

2006年09月30日

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とらちょ仕舞い

とらちょは来月8日、正式に里親さん宅に家族として迎えられることになった。ティキちゃんとも仲良くなって、幸せそうなとらちょの様子にひと安心。もう戻ってくることはないと確信できた。下り坂かと思った天気はどうにかもって、陽射しも見えた。それで今日はとらちょ仕舞い。食事セット、トイレ、遊び道具の箱類、タオル類、せっかくおかるさんが用意くださったのに全然使わなかったハウス　など。とらちょの生活用具をひとつひとつ、使っていた頃を思い出しながらゆっくり片付けた。この夏、ふとした切っ掛けでやってきたとらちょに振り回されて、それを喜んでいる自分がいた。楽しい思い出がいっぱい。あっという間の短い夏。それらをみんな一緒に、大事に仕舞った。

2006年09月29日

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噂のふたり

どうにかやっていけそうと、ひと安心した昨日。今日は里親さんからの続報にびっくり。とらちょは自分の居場所を確立するに及ばず、兄さまの分まで侵害してそうな勢いです。とらちょ～、少しは遠慮とか　兄さまを立てるとか…。　どうもすみませ～ん。もう、こんなになじんじゃって…。　なんて微笑ましい光景。兄さまも　すっかり以前のティキちゃんに戻ったそう。それにしてもとらちょ。ティキちゃんの上に乗るなよ、前に出るなよ…。いろいろと迷いもあったけれど、こんなに楽しそうなとらちょたちを見ると、こうしてよかったと思える。がんばったね、とらちょ。ありがとう、ティキちゃん。（里親さんご提供）

2006年09月28日

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雪解け

手のりーずとのデート翌日。雨、雨 …の一日に、脱力状態。　とらちょもいないしな…。そして今日もまた雨かと思えば、やがてきれいな夕焼けに。明日は秋晴れか。とらちょのその後のお知らせをいただいた。兄さまを追っかけたり追われたり、絡み合ったり、パンチにキック。無邪気に遠慮なく仕掛けてくるとらちょにそれまでシャー！で不快感を表していた兄さまに変化が見られるそう。今はとらちょのちょっかいを楽しんでいるような、互いにじゃれあっているように感じられるそうだ。かなり前進！　結構うまくいってそう…。それぞれの性格の違いが、お互いに影響を与えあって、「オモロイ関係」になっていきそうで期待大！　とのことです。とらちょの無邪気な暴走を心配していたけれど、里親さんにはおおらかに見守っていただいて幸せに思う。とらちょはその元気と明るさで　どんどん周りを巻き込んでいく　小さな竜巻のよう。うちに来た時も　そうだったっけ…。まだそのままにしてある、とらちょのもの。出戻りの用意は万端だけど、それが役立つことはない気がしてる。仲良く水を飲むふたり(里親さんがご提供くださいました）

2006年09月27日

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柔よく剛を制す…？

とらちょのゴロゴロを耳元に感じて　目が覚めた今朝。もういないんだった…。　すぐに起きなければならない理由もなくなり、二度寝した。メールの行き違いもあって遅れたけれど、手のりーずに会いに行く。猫でできた心の隙間は、猫で埋めるべし＾＾まだ生後2ヶ月足らずの小さな三兄妹。柔らかいふんわりとした毛に被われて、まだ体つきも頼り無く、やっと両手に乗るほどの大きさ。とらちょも保護された時はこんなだったのかと、成長のすごさを改めて感じる。小さいなりにもそれぞれに個性があり、愛らしい。このおチビちゃんたちも　里親募集中。　（詳細はこちらへ）この子たちにも、幸せな道が開けることを願う。とらちょのその後の経過をいただく。里親さんもびっくりの　とらちょの順応性。半日で家にも慣れて、ご飯も兄さまの分までがっつく始末…。（すみませ～ん）兄さまの　「シャーッ！」　にも怯まず、　「ねーねー遊ぼうよ～！」攻撃を連発してるそう。あまりの無邪気さに、兄さま困惑されているご様子です。まだ世間知らずのガキンチョなんで、兄さま　どうかひとつ…。一緒に並んでご飯を食べている様子を見ると、歩みよりは期待できそう…かな？こうなるかと思ってはいたけれど、ここまでたくましいとは。　とらちょってば、なんていい子なんだろう。とらちょ　君なりのやり方でがんばれ！

2006年09月25日

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新しい場所

めいっぱい一緒に遊んで　写真を撮って、最後のご飯はツナとボイルささみ。撫でて　抱きしめて　頬ずりして、詫びて　泣いた。いつものままのとらちょが　余計に悲しかった。玄関を出てからの名残惜しさ。もうこのポーチで遊ぶこともないのかと、キャリーバッグから出して遊ばせた。小さな枯葉を無心で追いかける、その無心さが胸を突く。再びバッグの中に入ってから、鳴き声ひとつ出さない。澄んだ秋の空の青さが　目にしみた。里親さん宅で兄猫さんと初めての対面。やや軽めのシャー、シャーッ！　でお迎えいただいたが、とらちょは思っていた通り、平和主義なまま。応戦もせず、固まりもせず。とらちょは自分が親しみを寄せるのを拒否されるのが、納得いかなくて途惑っているよう。しばらく見ていたけれど、関係が悪化する様子はなかったので、そのまま経過を見てもらうことにした。帰り際、テレビの後に入り込んでしまったとらちょの写真を撮って、ごめんね。　がんばって！　と小さく別れを告げた。家に戻り　ドアを開けても、とらちょはもう飛び出してはこない。とらちょのいないことに、かえってとらちょの存在の大きさを思い知らされる。不安な夜。心休まらない夜。寂しい夜。私にとっても。　とらちょにとっても。

2006年09月24日

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最後の夜

明日　とらちょは新しい生活が始まる。そして私は　ひとりの生活に戻る。ここ数日、再びとらちょの環境を変えてしまうことに　くよくよ。それは最初から承知していたことだけど、いざとなると無垢な魂を翻弄するようで、呵責を感じる。それでも　心遣いをいただいたり、またいろいろ思い返してみたり、自分の気持ちをどうにか整理して、今は何というか、かえって気持ちが落ち着いている。明日の準備、何していこうか…。考えて、とらちょをシャンプーして　さっぱりしてもらった。バルコニー遊びで少し汚れてもいたし、これまでを一新してスタートしてほしくて。すべすべの手触り、毛の先がきらきら。　本当に美男子だね～、とらちょ。あまりの男前ぶりに兄猫さんに、「いけ好かない奴…」　なんて思われなきゃいいけど。最後の夜。何も知らない　無邪気な寝顔。明日の今頃は、どうしているかな。あさってには、きっといつものとらちょに戻れているよね。きっとそう。　君なら大丈夫。楽しい時間をありがとう、とらちょ。　遠くから君を応援してる。とらちょの幸せをずっと祈ってる。ガンバレ！　とらちょ！

2006年09月23日

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離愁

今日は昨日と違って、ずっと曇り空。空気も少しひんやりして、雲を通ってきた光はもの足りない。そんな日なのに、とらちょはバルコニーに出ずっぱり。姿が見えないと思ったら、バルコニーのヘリに置いたアイビーの鉢と壁との間に身をはさむように置いて　じっと下を眺めている。そんな様子に、お気に入りの場所からの眺めを見納めているのかしら…。などと、つい思ってしまう。彼にとっては今日も明日もあさっても、単なる日常のつながりでしかなくて、今していることに深い意味などあるはずもなく、ましてや明日のために何かするわけもなく、そのひとつひとつに意味を見出そうとするのは、私の感傷。せめて、今のとらちょを深く心に刻みたい。そう思う、私の過剰反応。離愁。　センチメンタル全開。

2006年09月22日

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安堵

私がめそめそしている間も、いっぱい遊んで　寝て　食べて。とらちょには　これまでと変わらない時間が流れている。限られたとらちょとの時間。私はその終りの時から時間を計るような、いつもとは違う時間の流れの中にいるようだ。これまでと変わらないとらちょの毎日。繰り返しの中にも、途切れなく彼の成長が見える。感じたことのない角度からの視線に、ふと目を向けると　とらちょの誇らしげな顔があった。以前から挑戦し続けていた冷蔵庫に、とうとう上がれるようになっていた。やったね～。　制覇したんだね、そこも。得意げに背を反らせてしっぽをぴんと立てて見せるけれど、降りる時の情けない怖気づきようといったら…。まだまだ子供だね、とらちょ。それでもまた　とらちょは新しいことに果敢に挑み続ける。今度はポーチの扉を越えて、新世界への冒険を試みようとする。危ない危ない…。　そこから先は保護者同伴ですよ。とらちょの好奇心には　ここは狭すぎるんだね。澄んだ秋空の下、バルコニーのへりに優しい光と爽やかな風がとらちょを誘う。猫草は芽生えの柔らかい葉の時期を過ぎて、いつの間にか尖った葉先の緑の濃い葉が茂り始めている。ずっと見向きもしなかったくせに、とらちょはその尖った葉を不器用に食む。手で葉を引き寄せて、顔をしかめて、しがむように。誰も教えもしないのに、ちゃんと猫草の食べごろを知って待っていたんだね。少しずつひとつずつ自分を克服していく　とらちょ。その可能性、隠された能力 … 生き抜いていく底力のようなものを感じて、とらちょのこれからに　少しだけ安堵した。

2006年09月21日

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杞憂

言葉ですべてを伝えられたり　分かり合えるというわけではないけれど、私ととらちょのように　言葉を介さない関係というものはもしかしたら、永遠の誤解によって成り立っているのかも知れないと思うことがある。これからとらちょの身に起こることは、私が心痛めているよりも、彼にとってはほんの一時の、それほどの波瀾にはなりえないのかも知れない。これまでのとらちょを見ていると、彼の立ち直りの早さ、不安や辛さを吹き飛ばすようなパワーに、芯からの明るさ、のびやかさを感じる。そのこだわりのなさが、これからの彼の味方になってくれるではないかとも思う。見知らぬ場所にひとり取り残されて、見知らぬ人に囲まれて、とてつもない不安や寂しさに見舞われたとしても、そこに自分へのいたわりを感じ取れたなら、きっと不安を克服して、新しい家族、新しい居場所を自ら受け入れられるだろう。そう思うと、今の私の彼に対する心配や申し訳なさは　単なる杞憂に過ぎないばかりでなく、とらちょと過す最後の時間を辛く重いものにしてしまう。できるならば最後の思い出は　今までと変わりなく穏やかで楽しさにあふれたものにしたい。そう思ってはみても、あのまっすぐな澄んだ瞳で見つめられると、心の底までも見透かされているようで、ちくちくとした心の痛みは消えはしないのだ。

2006年09月20日

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罪

元気に遊んでいたとらちょがふと動きを止めて、私の目をじっと見つめる時がある。　「とらちゃん？」　ミュ～。　「どしたの、とらちゃん」　　ウミャ。　「お腹すいた？」　　　ミャン。そんな時は勝手な会話を試みてみたり。相槌を打つように声を返してくるのが愛らしい。もし本当に話ができたのなら。　そう思ってしまう。刻々と訪れている変化に、とらちょは気付いているだろうか。実際に昨日はお見合いと、確実にとらちょのこれからが変わろうとしている。でもとらちょはきっと　自分の未来がこのまま　この場所で　私のそばで、まっすぐにずっとどこまでも続いていると疑いもしていないだろう。大人の事情で、それがずっと以前からまっすぐではなかったのだと知った時、どんなにか彼を傷つけてしまうだろうかと、そのことが辛くてならない。すでに一度、おかるさんの手を離れた時、とらちょはどれだけの不安と寂しさを味わっただろう。やっとその傷が癒されて、今という瞬間瞬間を貪欲に楽しんで、成長していく姿を目の当たりにしながら、再び同じ思いをさせることをとても罪深く思う。例えそれが彼の幸せのためになされたことだとしても、とらちょにとってはより深い傷を負わせることになる。そのジレンマに心を裂かれるようで、咽喉の奥から痛みが押し寄せてくる。ごめんね。　ごめんね。　ごめんね、とらちょ。近づいてくる別れを前に、私はどこかに贖罪を探し求めている。そんなものはありはしないのに。

2006年09月19日

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お見合い

昨夜は眠れそうになると目が覚めるという繰り返しで、なかなか寝付けなかった。自分がお見合いするわけでもないのに、何やってんだ…。今日はとらちょを迎えたいと申し出てくださった方に、とらちょに会っていただく日。これをお見合いと呼ぶそう。その前にとらちょを保護したおかるさんに来ていただいた。2ヶ月ぶりの再会なのに、とらちょは椅子の下へ入り込んで出てこない。おまけに　シャーッ！って。　そんな～。おかるさん、寂しそう…。　孵りたてのヒナのようなとらちょの時から、看病して可愛がってくれたのに。でも、それも仕方がないよね。生まれてからのこの4ヶ月の間、とらちょにとっては実にいろんなことがありすぎて、小さな心の中にはきっと収まりきれなかったことだろうから。そんなとらちょの警戒ぶりを心配しながら、とらちょを望んでくださったご家族をお迎えした。たくさんの知らない人に囲まれてちょっと怯えたとらちょを代わる代わる抱っこして、優しく撫でて愛しんでくださる。ご自分の猫さんのお話などを聞かせていただきながら、この方々のお気持ちの中では　もう既にとらちょとの生活が始まっているかのように感じられた。今週末日曜日にとらちょをご自宅にお連れして、しばらくの間一緒に暮らして、猫さんとの相性やとらちょの生活ぶりを見ていただく。そのままとらちょを家族に加えてくださることになるかも知れない。皆さんがお帰りになったあと、とらちょはスイッチが入ったように元気に駆け回った。さっきまでの不安を吹き飛ばすかのように。あともう少しの　ひとりと一匹の生活。楽しく過そうね、とらちょ。今日のためにmegmegさんがご用意くださった赤い三角エリをして

2006年09月18日

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メッセンジャー

何かやるごとに　これも最後かと思いながら過しているここ数日。忘れ物を捜しているような、落ち着かない気分。深夜、取り損ねた郵便物を取ってこようと　とらちょを抱いて下まで降りた。エントランスホールの片側は大きな一枚ガラスになっている。その向こうにある道路との境には、ささやかな植栽がなされていて、暗くなると大きな鏡のように、ホールの中を淡く映しだす。その前を通って、メールボックスから郵便物を取り出した。片手で取り出したので、それらがばらけそうになり持ち直そうとして、そのガラスの前の一段高くなっているところに置こうとし時、ガラスのすぐ向こうに一匹のキジ猫がちょこんと行儀良く座っているのに気がついた。みーちゃん…。　もちろんそんなわけはなく、まだ若いであろう愛らしい顔をしたその猫は　じっと私を見ていた。無性に懐かしさを感じて、私が顔を近づけても驚きもせずにこちらを見返している。ふと、とらちょはどんな反応をするだろうかと　その猫の目の前に差し出してみると、警戒もせず顔を近づけて　フンフンと様子をうかがっている。キジ猫の方はひどく興味ありげにとらちょに近づいて、彼の動きに合わせて鼻を上下させながら移動する。一方とらちょは、キジ猫ほどには相手に興味を持てないようで、ホールのあちこちを探検する方に気を奪われそうになる。本当にマイペースだね、この子は…。2匹とひとりは　まるで鏡の中にいるかのような　不思議な時間をしばらく過した。そのうちその猫に触れてみたくなった私は　部屋に戻りとらちょを残して　再び下へ降りた。自動ドアが開いて　すぐに正面にあるガラスの向こうにあの子を探したけれど、そこにはもういなかった。あきらめきれずに外へ出て辺りを見回しても、あの子は再び現れてはくれなかった。仕方なく植え込みの陰に、お土産に持ってきたジャーキーを少し置いて部屋に戻った。「心配しないで。　とらちょはこんなだから　きっと大丈夫だよ。」里親さんのうちの猫さんとの仲を気にしている私に、あの子はそう伝えに来てくれたのかしら…。そんな風に考えながら郵便物を見ていたら、先日ネットでプレゼント応募した　ささみジャーキーが届いていた。なんだか急に現実に引き戻されたようで、ふふっと笑えた。うん、大丈夫だよね。　きっと…。深夜　中庭にて

2006年09月17日

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日時計

とらちょがうちに来た頃は、バルコニーにはほとんど陽が射し込まなかった。少し広くなっているヘリの上だけに　夏の陽射しが注いでいた。そこがとらちょのお気に入りの場所になって、ついでに撮影ポイントになった。陽を浴びると　とらちょのキャラメル色の毛は金色に輝いて、生命力を注入されているかのように　元気なオーラを放つ。今日は久しぶりの陽射しに、貯まっていたエネルギーを　爆発させるみたいに跳ね回っていた。陽の当たるバルコニーから反対のバルコニーまで。うちの最ロングコースを行ったり来たり。その間に動くモップに　じゃれて邪魔したり。ネズミをさらって行ったと思ったら、ボールをお土産に置いて行ったりして。苦手な掃除機におののいて、しばらく姿を消した以外は本当によく動いていた。そうして元気のメーターがゼロに近づいた頃、お腹の隙間をご飯で埋めると　充電開始。そんなとらちょに　励まされるような一日。なんて素敵な一日。陽射しはとらちょが来た頃よりも、はるかに優しく柔らかになって、やっとヘリだけを温めていた陽射しが　今はもうバルコニーの半分を満たしている。まるでとらちょと私が過した時間を計る　日時計のように。確実に。用意した猫草には　見向きもせず

2006年09月16日

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好きなもの　好きなこと

とらちょの好きなもの　好きなことおいしいご飯　カリカリよりも缶詰。　缶詰よりもボイルささみや刺身。　　ミルク大好き。好みはあっても　何でもちゃんと食べる。　給食は残しません！　食欲は優等生。遊ぶことネズミのおもちゃ。　スーパーボール。　ひも。　ダンボール。　丸めた紙くず。　自分のしっぽ。　人の手。駆け回る。　跳ねる。　飛び上がる。　追いかける。　噛み付く。　からみつく。あるものを何でもおもちゃにして遊ぶ、買って買ってとねだらない。　よい子。寝ること丸くなって。　お腹を上にして。　横を向いて。　体をよじって。　顔を隠して。無邪気で　天下泰平な寝相。　寝る子は育つ。水のある場所水は神秘。　水は跳ねる。　水は流れる。　水は移ろう。　水は潤す。変化あるものへの探究心。　好奇心は無限。　見つめる猫。　人大きな手のひら。　やわらかい腕の中。　ゆったりとした膝の上。　温かい体温。　遊んでくれるし、側にいると安心。　いなくなると寂しい…。　だからゴロゴロいって誘うの。　すりすりするの。甘えんぼ。とらちょの好きなもの。もう少しするとね。　もっと増えるよ。袋で遊ぶのも大好きもぐったり　穴から手を出したり　のぞいたりダンナ撮影

2006年09月15日

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残された時間

とらちょをお預かりした当初、こんなかわいい子には　すぐに里親さんが決まってしまう。短い間だろうけど、精一杯かわいがってあげよう。そう思っていたのに、夏休みに重なって家を空ける人が多いせいか、なかなか申し出がない。それでも一緒に過ごせることが楽しくて　それでもかまわなかった。しかし日々発見があり、成長が目に見えるこの時期を、単なる一時預かりの私が　果たして独り占めしていいものか。いつしかそう思い始めていた。とらちょの生涯を見守ってくださる方にこそ　このかわいい時のとらちょを見ていてほしい。やっとその願いが通じて、里親さんのお話が現実化してきた。残された時間を　精一杯の愛情を注いでかわいがってあげよう。未来の里親さんに負けないくらいに。　そんなわけで、現在おいた全面解禁中。今までのしつけって、いったい…。　超あまあまでやってま～す。エヘヘ…。＾＾最初の頃のとらちょ　顔つきがまだ幼いピンぼけ　構図もズレズレ　　それでもましなワンショット

2006年09月14日

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チームとらちょ

とらちょに、急にたくさんの里親さんの手が差し伸べられて、私たちは喜びながらも、その対応にあわてている最中だ。私たち…チームとらちょはとらちょの幸せを第一に願い、里親さん探しを協力しながら頑張ってきた。とらちょを保護したおかるさんを中心に、頼りになるアドバイザー役のmoomamaさん。WEB関連の制作・広報担当のぴかさん。私はとらちょのお世話と、可愛さアピール担当か。それぞれができる範囲で、またお互いに助け合いながらやってきた。実際に会うことはほとんどないけれど、メールのやり取りで相談しながら進めてきた。その他にも、リンクを張って下さる方。　募集活動のご提案をくださる方。　フードやおもちゃ、かわいいグッズなどを提供くださる方。私に不都合があった場合に、引き継いでとらちょをお預かりくださる方まで。そしてたくさんの励ましのお言葉。多くの人に心配や応援をいただいて、多くの温かさにこの活動は支えられてきたと思うぴかさんは現在腎臓の病気を抱えた猫さんの介護中であるけれど、他三人は老猫の介護をし、そして看取るという経験をしている。moomamaさんは5月に、おかるさんはつい最近、愛猫を見送られたばかり。愛するものが弱り苦しみ、命の炎が消えていくのをすがりつくようにあがいて、そうしながらもまた、すがりつくことが苦しみを増すのではと迷い…。自分の気持ちに折り合えないまま見送った、あの時。moomamaさんやおかるさんの悲しみに自分を重ねて、愛惜の思いが再び強く蘇った。せめて今、目の前にある命を幸せに繋げてあげたい。そんな思いも私の里親探しの活動の後押しになっていたように思う。他のみんなにもそういう思いがあったのではないだろうか。でもきっと、「これ、猫バカの性分だから」　なんて、からっと笑うんだろうな。チームとらちょ、解散まであと少し。

2006年09月13日

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兆し

とらちょは今、里親さんのお申し出をたくさん頂戴している。どなたのお申し出の文面にも　猫への愛情があふれている方ばかりで、とらちょのことをとても気に入ってくださっている。とらちょがひとりしかいないのが申し訳なく思う。うれしくてありがたくて、そしてやっぱり寂しくて。いつかこんな時が来るのを待っていたはずなのに。実はずっと募集を続けてはいたのだけれど　ほとんど反応がなく、さすがに季節の変わりを感じ始めた頃には　少々焦りが出てきた。そこで新規蒔き直し。募集サイトの登録を見直したり、ポスター貼りなど始めた矢先に、嘘のように次々とお申し出を頂いた。タイミングってやつなのか。　とても不思議。この拙いブログをご覧くださっていた方々の「とらちょ、いいおうちが見つかるといいね」そんな風に思っていただいたそのお気持ちが　パワーを送リ続けていてくださったのかも知れないと思う。　ありがたい。近くとらちょとお見合いをしていただくことになっている。気に入ってくださるだろうか。

2006年09月12日

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花咲かとらちょ

うちは網戸の端をいつも10cmちょっと開けている。虫もめったに入ることはないし、エアコン嫌いなので窓はいつも開けっ放し。最初の時こそバルコニーから室内に入る度に搾ったタオルでとらちょの足の裏や体を拭いてやっていた。しかし私がちょっと出入りする度にするっと出てしまうので、さすがに何度もやってはいられない。その分掃除すればいいや…。そうなると3回でも10回でも変わりはしない。で、とらちょはバルコニーへ出入り自由になっているわけだ。東京のほこりはすごく真っ黒。バルコニーを水洗いしても、すぐに汚れる。だからピンクの肉球が薄汚れて、おまけに爪の際に汚れまでたまってしまう。でもね、薄汚れた肉球になんとなく野生味やたくましさも感じたりして。＾＾そんな足で洗面所の濡れたシンクに上がるもんだから、みごとな足跡が花盛り。肉球の跡って梅の花みたい。花咲か猫　か？　おぃ。うぃ～っす！現在、里親募集に多数の応募をいただいております。ひとまず募集は閉めさせていただくことにいたしました。ありがとうございました。

2006年09月11日

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鉄腕

昨晩といってももう今朝のことになるけれど、朝まで友人とおしゃべりしたあと、明るくなりかけてから眠りについた。寝入りかけると、向こうでガサガサと音がする。見に行くと、朝食用のクロワッサンの入った袋をとらちょがかじっていた。まさかこんなものに手を出すとは思わずに、そのまま台に置いていたらこれだ。それをカウンターのさらに上にあるたなにのせて、またベッドへと戻った。しばらくすると、何やらまた活動的な音が…。行ってみると、何とさっき手の届くはずのない安全地帯であるたなに置いた、あのクロワッサンの袋を下に落として、とらちょがかじっている…。どうやって？　そんなはずは！そのたなはカウンターに乗っても、背伸びしてやっととらちょの手が届く高さ。それにカウンターと同じくらいの出っ張りなので、飛び上がるには足場が悪すぎる。とらちょ、いったい…？背伸びして手をかけて、懸垂のように体を持ち上げた…か？一度背伸びしているのを見たことはあるけれど、まさかそこまでできるなんて～！大きなお手手のおかげ？とらちょ～、ただものじゃないね。こんな顔して　やるときゃやります現在、里親募集に多数の応募をいただいております。ひとまず募集は閉めさせていただくことにいたしました。ありがとうございました。

2006年09月10日

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変化

最近のとらちょ。　少し変化が見えてきた。出迎えや見送りがちゃんとできるようになった。以前のように、ポーチに出たくて来るのではない。見送る時は玄関に置いてある小椅子に乗せると、ドアから出てはいけないと理解する。出迎える時は、できるだけ鍵をそーっと静かに開けても、もうドアの所にいる。そしてドアが開き始めると同時にポーチに出てしまうけれど、入りなさいと促がせばすっと戻ってくる。そして盛大に咽喉を鳴らせて、「お帰りなさい」と嬉しさを惜しまない。こういう時、猫のいる幸せをしみじみと感じる。また、呼んでも気が向いた時にしか寄って来なかったとらちょが、今は呼べばタタ～ッと駆け寄ってくる。それがなんとも愛らしい。何れ里親さんが決まれば、とらちょは新しい名前をもらうだろう。今は「とらちゃん」のちゃんを強調して呼んでいる。そうすれば「太郎」になっても、最初は「太郎ちゃん」と呼んでくれたら、新しい名前にも慣れやすいかな。　… なんて老婆心。自分本位の遊び優先の姿勢から、人との関係により興味を持ってきたのかもしれない。おいたもわんぱくも相変わらずだけれど、人との暮らしの中で、とらちょなりに得ているものがあると感じる。ますます、かわいい。現在、東京都大田区にて一時預かり中です。駅至近です。　お見合いのお申込歓迎いたします。里親についての詳細はこちらをどうぞとらちょについてのご質問等は左のメールのところからどうぞ

2006年09月09日

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美しい猫

とびっきりの美男子と評判のとらちょ。　（内輪で＾＾）いや～、でも本当に男前なんですよ。引き締まって、すらっとしたボディ。滑らかな被毛は、ミルクティーにキャラメルを流したような優しく甘い色。しかも小顔で、しっぽはひたすら真っ直ぐで長い。丸く大きな輝く瞳。　鼻筋もすっきりと。　大きな耳は好奇心のアンテナ。小さな口元や肉球にさした桃色はあくまでも濃く、若さを彩っている。太く大きな手は、将来のたくましい姿を予感させる。その肉球はぷくぷくとはちきれんばかりの弾力・・・はぁ～！　とらちょってば、美しい子だなぁ。やっぱり、猫バカ ^^ 現在、東京都大田区にて一時預かり中です。駅至近です。　お見合いのお申込歓迎いたします。里親についての詳細はこちらをどうぞとらちょについてのご質問等は左のメールのところからどうぞ

2006年09月08日

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トイレ考

久々の猫との生活で、再び猫用製品に目を向けるようになった。フードもおもちゃも生活用品もいっぱいある。ついつい、いろいろと試してみたくなってしまう。昨日ホームセンターに行ったのは、トイレ砂の購入のため。先日も行って、ヒノキでできた砂を買って試してみたけれどあまりよくない。固まりが悪く、トイレを傾けただけで崩れてしまうほど。飛び散りも多く、使ううちにたくさん粉になってしまう。とらちょもあまりお好みではなさそう。香りは好きなのに残念。次に紙砂に変えてみたが、これも使いよくはない。散る。　散りまくる。それにとらちょがくわえて遊ぶので、ますます散らかる。　害はないのかしら？ということで、2種類が撃沈。どうも粒の大きめのやつは肉球にはまりやすく、おまけに軽いと広く散らばる。結局ベントナイト製が一番使い良いし、とらちょも好みだったようなので、今回選んでみたのが活性炭をベントナイトで包んでいるもの。素早く小さく固まる、臭いも防ぐそうな。これはどうだ？まあまあの使い心地。　固まり具合はまずまずだけれど、おしっこしたてだと全然固まってなかった。消臭効果はあると思う。　しばらくはこれでいくか。それにしても、最近のとらちょは前みたいに必死に砂をかかなくなった。砂の変えすぎかな。　　　　　　　　　快眠快食快便！　天下泰平な寝姿　　　　　詳細はこちらをどうぞ　　　⇒　　　⇒　　　⇒　　　　　　　　　　　　　　今は東京大田区にて預かり中（駅からすぐです）　　　　　　　　　お見合いは随時お受けいたします　　　　　とらちょについてのご質問がありましたら　　　　　← こちらのメールのところからどうぞ

2006年09月07日

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三角エリ　第二弾

昨日に続き、おめかしとらちょです。ベージュ地に赤いハートがきいてます。三角エリ、第二弾！とらちょ、いかがです？　　　おめかししようと…　　　いつもと変わらず…今日行ったホームセンターのペットコーナーにいた、7ヶ月のアビシニアンの女の子。でかっ！　意外とむっちり。とらちょの方がお目目ぱっちりで、スタイルがよくって、断然かわいいっ！…と思ってしまった、猫バカひとり。＾＾とらちょ、4ヶ月。　元気な美形の男の子。ただ今里親募集、大プッシュ中！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　詳細はこちらからご覧下さい　⇒　⇒

2006年09月06日

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三角エリ　デビュー

今日とらちょに、megmegさんからプレゼントが届いた。かわいい三角エリです～！　　　こんなにかわいいパッケージ！　カードもありました首回りを採寸してお願いしたので、サイズもピッタリ。これをつけたら、とらちょも男前が上がります！かわいいよ～。　おぼっちゃまみたいだよ。襟をつけてあげた最初は気になっていたみたいだけど、しばらく襟を反対側にしていたら慣れたよう。写真館で撮るみたいに、しゃきっとしたところをねらいたかったのに、なかなかうまくいかない。　次こそは！でも、かわいさは確実にアップしてます～♪megmegさん、ありがとうございました。とらちょは多くの人に、たくさんの応援をいただいています。ありがたいことです。　とらちょに代わり、感謝いたします！

2006年09月05日

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日々成長

独立心の芽生えを感じた昨日。仔猫の成長は目に見えるように著しい。そしてまた…。とらちょはバルコニーのへりに、とうとう自力で上がれるようになった。それまでは「上がりたいよ～」とねだって、それで上げてやっていたのだけれど、ジャンプしてやっとこさ手をかけて、そして腕力と後足で蹴り登るやり方で上がれるようになっていた。そういえば昨日。ふと見ると、とらちょがバルコニーのヘリに上がっていた。あれ？　さっき上がらせてあげたんだっけ？　そっか～、そうだよね。　（←この辺がオバサン＾＾）その時には、もう既に自分で上がれてたんだなぁ。ということは、高さ1メートル足らずのところはもうとらちょの天下なわけね。やったね～、とらちょ。　　　しっぽにみなぎる　自信

2006年09月04日

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ひとりの時間

どこに行くにもついてきて、いつも私の見えるところにいるとらちょ。なのに、昨日今日と少し変わってきたような気がする。今、とらちょは寝室でひとりベッドの上に寝ている。そういえば、私の方がとらちょの姿を探すことが度々出てきたような。自立の目覚め？それともおいたをした時に、わざと冷たくしているから少しすねちゃったのかな。どうしたの～、とらちょ。　　　ふわぁ～～　　　んん～～っ　　　で、何？　寝てたのに～　　　もうっ！　用がないならほっといてよ～　　　　　こんな風に思っているのかな…　

2006年09月03日

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水回り好き

とらちょの体重を量ってみた。この前と変わらず、２kg。　やっぱり0.5kg刻みじゃよくわからないか。おかるさんのブログのとらちょを保護した時からを読み返した。保護された時は780g。　2倍以上にはなっているわけだ。お顔も結膜炎と風邪でぐずぐずになってたのが、こんなかわいい子になっちゃって。保護された時、ずっと鳴きっぱなしだたとらちょなのに、うちに来た当時はほとんど鳴かなくて、たまに「ピャ～ッ」と頼り無げな声をだすだけだった。それが「ニィーニィーッ」になり、今はもう少し猫らしく鳴けるようになった。ご飯の時はそれはもううれしそうに鳴く。よくここまで元気になったね。　それに随分しっかりしてきたね、とらちょ。たった4ヶ月の間に本当にいろいろあったんだよね、この子は。その生い立ちに、ほろり…。　その成長に、ほろり…。　そして今はすっかり元気なとらちょは、また行動範囲を広げていく。今日は洗面所のあたりで気配がすると思ったら、洗面ボールの中で私の洗顔フォーム泡立て用のスポンジで遊んでいた。次にはネズミを持ってきて遊んでいたし…。また楽しいことを見つけられちゃったね。この子はシャンプーは平気だし、お風呂には入ってくるし、流しには上がるし、それにトイレは私が腰掛けている便座に手をかけて中を覗くほど。おかげでお尻を少しずらして座る羽目になる。ふたを閉めるとそれは名残惜しそうに…。なんでこの子はこれほど水回りが好きなんだろう？　　　一番好きなのはこの時間

2006年09月02日

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いってらっしゃい　お帰りなさい

とらちょはいつも私のそばに居たがるくせに、見送りも出迎えもしてくれなくて寂しく思っていた。でも、今はしてくれるんです！とらちょにとって、玄関は不審人物（客人）がやってくる鬼門のような場所。ボールを追いかけて遊んだりするけれど、ドアの向こうには関心を示さなかった。それが一度ゴミ出しに行く時、人に会わない深夜をねらって抱っこで連れて行ったら、玄関の向こう側にも興味がわいてきたようだ。動くエレベーターのドア窓を面白そうに見つめたり、ゴミ置き場やエントランスなど、自分の普段居る場所とは違う雰囲気が珍しげだった。何よりも玄関ドアの向こうにあるポーチでも遊べると知ったので、もう出たくってしょうがない。幸い扉が付いていて逃亡の心配はないので、たまに出してやっていたら、それ以降出かけようとするとすっ飛んでくるし、帰ってきてドアを開けるともうそこにいる。ドアが開いてポーチに出るのを待ち構えているのだ。一度大きな荷物を抱えて帰って来た時、部屋にとらちょが見当たらなくてびっくり。探し回っていたら玄関の外から鳴く声がした。荷物で隠れた足元をするりと出て行ったらしい。それにいつも出かける時は、出たい出さないの攻防だ。お迎えも見送りも、本当は外に出て行きたいから。とらちょのいってらっしゃいにお帰りなさいは、美しい勘違い。それでもなんだかうれしい。　　　　フンフンフン…　ここもボクの縄張りだぃ！

2006年09月01日

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しつけ　再考

とらちょのしつけ。　「トイレ閉じ込め編」は既に終了している。悲しげな声を出すのがかわいそうで…。それに私がトイレに行く時は相変わらず先に入っていくほどで、トイレ嫌いにもなってやいないし。　とらちょにしてみれば私がそんな意地悪を自分にするなんて、思ってもみないのかも知れない。だからただのお遊びのように受け止めているのだろう。そう思うととらちょの信頼を裏切るようで、気が咎めてやめることにした。いろいろと試行錯誤があってこそのしつけだと思う。まだまだこれからだ。無言でその度にテーブルから降ろす、不気味な声を出す、薄めた酢をスプレーする、などなど。アドバイスもいただきました。　ありがとうございます。お宅ごとに、猫さんごとにやり方もいろいろとあるのでしょうね。前の猫は舌打ちの音が嫌いで、何かやった時や何かやろうとした時に鋭く舌打ちをすると、ヒェ～ンとごめんなさいしていた。その表情が本当に反省しているようで、実際いけないことだとちゃんと理解もできていたようで、元野良だったのに容易くうちのルールを受け入れてくれた。既に大人だったせいもあるだろう。お子ちゃまとらちょは好奇心全開で、行動を起こす度にそれがいいか悪いかなんて、考える余裕すらもない思うがままの今。でも、ここ数日のしつけが何も残さなかったわけではない。今はテーブルに乗ったら、無言で降ろしてあとは無視している。なんとなくではあるが、自分のやった今の状況がよろしくないことだとは、少しはわかってきたみたい…な気がする。テーブルに上がったとらちょに私が静かに近づいていくと、逃げようとしたり新聞の下に隠れようとしたり。ちっとはわかってくれたのかな。　それでもまた同じことをやってしまうのだけれどね。半歩くらいは前進できた…ということで。しつけ、模索中。　　　ん？　なんだ？　　　およ？　　　これが落ち着くのニャ～♪　　　焼酎の入っていた箱　とらちょにぴったり冷蔵庫が復活した。　霜取りのサーモスタットの故障だそう。

2006年08月31日

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食欲

ちょっと冷蔵庫が使えないだけなのに、心もとない生活。いかに機械と電気に頼って過していたかがよくわかる。冷蔵の方は20度と外に出しておくよりはましな程度になってしまったが、なぜか冷凍庫が－3℃だったのが－13℃にまでいつの間にか復活！正常時よりもまだ高めとはいえ、氷を作れるようになったので、保冷箱で残った野菜などを保存できている。さすがに乳製品、肉等は傷みが心配なので、申し訳ないが廃棄してしまった。食べ物を粗末に扱うことに罪悪感を覚えるのは、昭和生まれの習い性か。明日には直るはず。　あともう少し。そんな状況もとらちょの食生活には影響なく、変わりない食欲を発揮している。保護猫ということで、いろんな方にご飯の援助や心遣いをいただいている。　ありがたいことだ。カリカリに普通食や子猫用の缶詰だけでなく、子羊や七面鳥なんてものまである。それに刺身や茹でた鶏肉などもトッピングすることもある。豊かなとらちょの食卓。しかし、とらちょはそんな贅沢がわかっているのかどうか…。缶詰ならば何でもいいみたいで、全くこだわりがない。臭いをかいだり、味わったりする余裕もなく食らいつく。はぐはぐはぐ…、一気に胃に送り込むだけだ。誰も盗りはしないから、落ち着いて食べてもいいのに。最後はお茶碗をひっくり返して、底にこぼれ落ちたのまで探すほど。カリカリの時は少し残念な色を見せるけれど、それでも好き嫌い言わずに食べる。缶詰よりも勢いが少し鈍って、途中休憩が入ったりして時間はかかるけれど完食する。ただ飛び跳ね出たカリカリが見捨てられることはあるけれど。そんな風にがつがつ食べた直後でも、私のご飯にまで狙いをつけてくるとらちょ。今は保冷箱にまで目をつけて、かじる始末。量が足りていないのかとも思うけれど、参考用量よりもおまけしてあげているくらい。それにいつも食後しばらくすると、ケフッと小さなげっぷ。これはお腹一杯の印じゃないの？やっぱり、とらちょの食欲は底なし…。　　　ぴかさんにいただいたキャットニップ入りのお魚　　　う～う～興奮して放しません

2006年08月30日

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冷蔵庫

朝起きて冷えたお茶を一杯！と思って飲んだら、あんまり冷たくない…。ん？　はて？　あ～、アイスクリームが軟らかくなってる！冷蔵庫、壊れました。買って４年目。　急に壊れるものなの？唯一の救いは10年保証がついていること。　でも冷蔵庫の中の物までは保証されないよね。修理を頼もうと電話するけれど話中ばかり。仕方なく絵画展に行く約束をキャンセルさせてもらった。　見たかったなぁ、残念！とりあえず冷凍食品で朝食をとって、そしてアイスクリームにとりかかる。若干軟らかいものの、まだ大丈夫。　とらちょにもスプーン一杯だけ手伝ってもらった。でも、ハーゲンダッツ2個と白熊でギブアップ。　残りの100円アイスよ、さようなら～。普段はあまり食べないくせに、結構買い込んでいた。修理は木曜になった。　せめて冬なら、せめて今日中ならば救われる物もまだあっただろうに…。今、冷凍庫で－３℃。　氷を買ってきて、保冷箱に入れたら少しは残せるかも。そんな事態もとらちょには理解できるわけもなく、私がバタバタしているのがかえって楽しそう。修理に備えて冷蔵庫周りの掃除を始めたら、冷蔵庫の上が気になってきたみたい。まだそこを制覇するのは君には無理かな。とらちょ、そろそろ夕ご飯にしようか。　半分残しておいたご飯が傷まないうちにね。それと、とらちょの大好きなヤギミルクはちゃんと守るよ。　　　あくびの時　舌がくるんとなるのが可愛い♪

2006年08月29日

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しつけ…？

とらちょのおいたに、とらちょの苦手なことを組み合わせることでしないように仕向ける。この方法で気長にしつけていこうと思ったのだけれど…。とらちょがテーブル（調理台等）に上がったところで、私が「また～、とらちょさんっ！」などど叱りつつ飛んで行って、すぐにトイレにお入りいただく。このやり方に疑問がわいてきた。とらちょにとっては、トイレに入れられるのがいやなことには変わりない。しかしとらちょの方から見ると、自分がテーブルに上がる度に、何やら私がにぎやかに叫びながら自分にかまってくれる。トイレには入れられるけど、すぐに出してもらえるし、なんだか面白いぞ～。そんな風に感じているのじゃないかと思えてきた。声をあげて叱ると確かにテーブルから降りはするけれど、それがいけないことだということに結びついての結果なのか、単に大声や私の勢いにびっくりして行動を途中で止めてしまっただけなのか。私に叱られて自分のしたことに「しまった～！」とか「やばい！」みたいな、いささかの悔悟も今のところは感じられない。それにトイレから出してやるなり、猛烈にゴロゴロいってるし…。私のこのしつけが、とらちょにとっては単なるレクリエーションになってしまっている?そんな疑問を持ちつつも、まだ始めたばかり。他にいい方法もみつからないし、しばらく続けてみるしかないか。ということで、このドタバタはまた繰り返される…。　　　毎度の怒鳴り声にも　どこ吹く風のとらちょさん

2006年08月28日

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しつけ

テーブルに上がらない。この約束をとらちょと取り付けるために、日々奮闘している。どこに上がろうと寛容なお宅もあるし、一時親の私がとらちょに余計な色をつけてもと思う。ただ実際問題、調理台の上には包丁や煮えている鍋もあるし、食卓にはできたての熱い汁物など危険なものだらけなのだ。盗み食いも気になるけれど、もしものことを考えるとぞっとする。だからこのひとつの約束だけでもと、とらちょの躾を試みている。まず、とらちょにとっていやなこと。それを条件付けることでやってはいけないことを理解させようと考えた。テーブルに上がる　＝　いやなことが待っている　そう植え付けることでわかってもらえるかも知れない。とらちょの嫌いなものは掃除機の音。　スイッチを入れた途端に別室に逃げる。しかし、その度に掃除機を出してきてコンセントを差し込んで…では、いささか即時性に欠ける。次に「ひとりにされること」を考えてみた。とらちょは私が家にいる限りは、別室で過ごすことはまずない。ひとりになるのは好まないようだ。　いつも私の姿を確認できる範囲にいる。そこでテーブルに上がったならば、即トイレに入ってもらうことにした。暗く狭いひとりぽっちの空間はやはり居心地が悪いらしく、すぐに悲しげな声をあげる。カシカシカシ…、ドアの隙間を必死にかく。やっぱりいやだよね。　寂しくなっちゃうよね。そんな風でうまく同情を買わされて、ドアを開けてやることになってしまう。出られると安心するのか、すぐにゴロゴロ咽喉を鳴らせてくるとらちょ。　こいつめぇ…。そんなことを何度か繰り返しているのだけれど、経過ははかばかしくない。これも遊びの延長のように思っているのか、こちらの真意は伝わらないようだ。まだまだ子供だしね、仕方ないか…。そんなわけで、今日も私の怒鳴り声が響く。「こら～っ、とらちょさん！」　（叱る時はなぜか、さん付け）　　　しっぽ　意外と長いんです～

2006年08月27日

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お風呂

私の入浴中にのぞいたり、ドアの前でお風呂からあがるのをいつも待っている、とらちょ。ひとりになるのが寂しいのかな。でも待っていてくれるのって、うれしい。　そんなにお風呂が気になるのならと、入浴中に呼び入れたらすっと入ってきた。浴槽のふちに飛び乗ってふたの上に移動すると、横たわってのんびり。ずっと見つめられると、照れちゃうよ。シャンプーする泡が飛び散ろうとシャワーの水が跳ねようと、さして気にする風でもない。終いには香箱まで作っちゃってる。一足先にとらちょをバスルームから出して、風呂を仕舞ってから出ると、とらちょはちゃんと待っていてくれた。　なんて可愛いやつなんだ、とらちょってば。先日シャンプーをした時も全然いやがらなかったし、とらちょは本当に水が平気な猫なんだね。今度はお風呂で泳いでみる？　　　　う～ん　この角度がなかなか♪

2006年08月26日

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康太ちゃん　やすらかに

２５日の午前１時。おかるさんの手を握りながら康太ちゃんが旅立った。長い闘病を頑張っていた康太ちゃん。それを支えていたおかるさん。１９年の時間を一緒に過したふたりは、お互いが欠けてはならない存在だっただろう。おかるさんを残して旅立っていった康太ちゃん。　康太ちゃんを見送ったおかるさん。どちらも無念と未練と寂しさでたまらないだろう。おかるさんはとらちょの命の恩人。康太ちゃんとじょーやんちゃんの介護で大変な時にもかかわらず、とらちょを保護された。お仕事と介護。　お忙しい中、とらちょのためを考えて私に託された。そして今、とらちょは事情もわからず私のそばで無邪気に遊んでいる。命の巡り合わせ、終り、順番…　　いろんな思いが駆け巡る。

2006年08月25日

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プライス

昨日行ったホームセンターにはペットコーナーがある。かわいい子犬や子猫がガラスの向こうで遊んでいたり、眠っていたり。そんな中にちょうど生後２ヶ月の子猫がいた。ちっちゃくてまだ頼り無げな感じだ。　とらちょの半分くらいの大きさだろうか。とらちょも２ヶ月前はこのくらいだったのかな。短い間にすごく成長するものだね。生後２ヶ月ではまだ母猫が恋しい頃だ、心細いだろうに。でもここではご飯も寝床の心配もないし、気遣ってくれる人もいる。とらちょはそのくらいの時には、もうすでに厳しい世間にひとり放り出されていたわけだ。それからどんな苦労をしてきたか計り知れない。満足に食べられず寝床を求めて彷徨って、おまけに病気になって、ぎりぎりのところで踏ん張って生きてきたのだ。こんなにちっちゃかったのに、よく頑張ったね…。そんな風に出自は違っても、今そのチビちゃんととらちょは同じように里親を求めている。ただ同じでないのはプライスカードがついているかいないかだけだ。その愛らしさに変わりはない。　　　何を夢見てる？　　　明るくのびやかな彼は　そんな過去を微塵も感じさせない　　　　　　　　　　　　　　* 新しい写真が増えました　どうぞご覧下さい　⇒ ⇒

2006年08月24日

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トイレ

トイレ砂の補充にホームセンターへ行ってきた。食欲旺盛で快便のとらちょ。うちに来てからは便秘も下痢もなく毎日快腸。ちっちゃいくせにトイレ砂の消費は案外早い。とらちょはトイレに入ると、ザクザク砂を掘りまくる。何が気に入らないのか、何度か掘り直すこともしばしば。狭いトイレ。たいして場所が変わるわけでもないのに、やけにこだわる。場所も掘り具合も納得できたら、腰を降ろす。大きい方でもあっと言う間に済んでしまう。　早い！トイレの後始末も念が入っていて、特に大の時はこれでもかというくらい。すぐに片付けるからと待っていても手を出させない。男の子でも結構きちんとしてるのね。さよならした猫も若い時はそうだった。猫って本当にトイレの仕方が几帳面で美意識を感じるほどだ。外でした時などは、あとが放射状にきれいに残るくらい回りの砂や土が丁寧に寄せ集められて、まるで山を作ったようにきれいに砂がかけられていた。そんな几帳面さも歳をとってくると、だんだんとぞんざいになってきて、最後の方は後始末に砂を掛けることもしなくなっていったっけ。だからとらちょが来た時には、その砂をかく音の元気よさにびっくりしたほどだ。ザッザッザッ！　とらちょは今日も元気な音を響かせている。　　　クンクン♪

2006年08月23日

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成長

夜になって涼しくなったが、昼間はかなり暑かった。風が弱いと体感温度がかなり違うものだ。掃除を済ませ、打ち水代わりにバルコニーも水洗いした。そのあとテレビを見ていたら、暑さのせいかいつの間にかうとうと。うちに来てすぐの時は、私が寝ていようとお構いなしのとらちょだったけれど、今はすっかり落ち着いて、ひとりでおとなしく遊んでいるか、一緒に寝るか。状況を読めるようになってきたみたい。朝も無理に起こされることはなくて、おとなしく待っていてくれる。えらくなったね、とらちょ。少しお兄さんになってきたとらちょのために、爪みがきを平置きから縦置きに変えた。ぐい～んと背骨をめいっぱい伸ばして爪を研ぐ。丸まっているとまだまだ子猫なのに、伸び上がると少し勇ましさを感じる。いつの間にか成長していくとらちょ。あまり急がなくっていいよ。　　　あんなことやたり　こんなことやったり…　　　今この箱がお気に入り　

2006年08月22日

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シャンプー

今日、とらちょを初めてシャンプーした。いやがって暴れるだろうか、悲壮な雄叫びをあげ続けるだろうか。嫌われちゃったらやだな～と少し躊躇したけれど、毎日バルコニーで汚れまくってるし…とシャンプーに取り掛かった。ん？　あれれ？　予想外におとなしい。それに特別怯えてもいない。でもこの状況を歓迎していないのは、手にかかるとらちょの力加減でわかる。そんなとらちょの協力態勢に答えるべく、ささっとシャンプーを済ませてあげた。短毛でそれに夏毛のせいか、濡れてもあまり見た目は変わらないとらちょ。すぐに乾いてさらさら。途中不満げな声を３回あげたくらいで、いいお客様でした。そういえば、私がお風呂からあがるのをドアのところでいつも待っているし、お風呂掃除の時もよく覗いて、シャワーの音にも平気だったね。この前なんか入浴中に入り込んで、浴槽のふちに上がり損ねて下半身を濡らしたけれど、ちょっと驚いただけだったもんね。シャンプーくらい、ノープロブレム！とらちょは水がへっちゃらな猫さんだ。　　　　お風呂上り　　　きれいになったと思ったら、またバルコニーでごろごろ　＾＾；

2006年08月21日

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釣れました～

今日も暑いが、室温は30度。風のよく通る部屋なのでエアコンはいらない。いつも開けっ放しの窓。そのため風下の網戸には,すぐにほこりが張り付く。その中にはとらちょの毛もたくさん見える。　櫛ですいてもたいして取れないのにね。かつて猫がいた時もそうだったっけ…。　これは猫との戯れの産物。　そう思うとほこりさえ愛しくなる。とらちょのおもてなしにも、いろいろと工夫をと心掛けているつもり。ネズミやボールもいいけれど、毎日限られた空間で過すのには刺激も欲しいところ。今日はぴかさんのところのちび監督お気に入りのストレス発散器具を参考に、梱包ひもで作ったシャラシャラのおもちゃを導入してみた。食い付き抜群！　目の色変わってます。跳ねる跳ねる！　後方ひねり一回転、決まりました～！これでかなりのカロリーを消費したと思われ、くた～っと床で寝てしまった。ますます跳躍力ついちゃうな～、これじゃ。　　　んが～っ！

2006年08月20日

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夢

今朝見た夢のお話。場所は建替え前の実家。　薄暗く、誰もいない。茶の間に続く物置と化した３畳間からゴソゴソする気配が。入ってみると、天袋の開いたところから３匹の子猫が顔をのぞかせていた。屋根裏から野良猫が入り込んで産んだのだろうか？何かが足元をするりと通った。とらちょだ。　（なぜかとらちょがいる）とらちょは子猫に気がついて、子猫の方へと掛けてある服をよじ登って行こうとした。その時、天袋から黒っぽい大きなキジ猫が顔を出した。不敵な面構え…、わぁ～とらちょがあぶないっ！ドサッ！　その猫は飛び降りた。大猫はとらちょには目もくれず、私の方へ歩み寄るとごろんとなった。見ると、大きなお腹。　今にも産まれそう。　女の子だったんだ。「こういうわけなんで、ひとつよろしゅう」可愛げのない顔で、精一杯そう訴えているようだった。ここで目が覚めた。もちろんこういう経験はない。　それにめったに夢を見る方でもない。何なんだろう。　居場所を求めている子は、とらちょだけじゃないってことか。手を差し伸べるべき子が他にも待っているということか。とらちょが来てから、もうすぐひと月。まだとらちょの終生の居場所は決まらない。毎日とらちょと楽しく過していても、とらちょのこれからを思わない日はない。それはとらちょとの別れを覚悟するための自分への戒めと、とらちょの幸せへの願い。そんな思いが見せた夢なのだろうか。私の気持ちも知らず、今日も元気いっぱい走り回るとらちょ。それでいい。　それが君の仕事。　　　　　　　　　　　　えへっ　♪

2006年08月19日

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