ゼノタのブログ

若干参加が恒例化しつつありますが、今回もアニメ評価企画に参加させていただきます。

ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人 様

今回は、1話・2話くらいまでは色んなアニメを見ていた気がいたしますが、

4月に会社の大再編があり、仕事が急にとてつもなく忙しくなった関係で、

事業仕分けがばっさばっさと進む、進む（苦笑）

結局はずっと見続けていた鋼錬を除けば、問題作？のエンビーしか残っていない事態に。

（鋼錬は別枠としても）他のどのアニメよりエンビーが面白いと感じたんでしょうな

私は＜人ごとかよ

それでは以下、アニメ評価です↓（書いてみたら長くなったので今回はエンビーだけ）

☆Angel Beats！

ストーリー／３
キャラクター性／４
画／４
演出／３
音楽／４
総合的な評価／４
合計／２２

前期で最も話題をかっさらったと思われるアニメ。
点数にしたら妙に平凡な感じにおさまってしまいましたが、
個人的には思いのほか満足しております。

まぁストーリーは穴だらけですが、最大の問題は、
主人公、音無くんの最後の台詞、『二人だけ残ろう』というアレです。

巷の評価ではこれまで仲間たちを消していったのは何だったんだとか、奏と二人きりに
なりたかっただけなのか？⇒意味がわからん！というものですが、

私が受けた印象は全く逆で、音無くんの残りたい、奏ちゃんと一緒にいたい、という反応
こそ無条件で説得力があるフィーリングじゃないかと思うのですよ。
SSSの人たちって、よくわからん世界だけど、とりあえず生きてる実感があるし、
ここに居座ろうとしてた人たちでしょ？
何でそんな人たちがあっさり消えようと結論付けたのか、そっちの方が
さっぱり意味がわからん。音無くんの演説シーンも端折られましたが、
そこの説明（消えた方が良いという説明ね）が絶対的に出来ないんでしょ。
『出来てない』でなく『出来ない』。

そして最後にちょこっと出た本音がそこまでの成り行きを全否定しまった。
だからこの物語は根本的に崩壊しているわけです。

そういう性質のものだと思うので、せめて２クールあれば、もう少しまともだったかも的な
意見にはまるっきり反対で、２クールもやったら余計にストーリーの穴が目に付いて、
見てらんないと思いますです。

じゃあ何について評価してるのか、と言えばオリジナルアニメのライブ感というのを
うまく昇華して、世界観に対する興味関心だけで引っ張り通すことに成功してるな、
という部分です。つまり放映期間中は一つ一つの出来事に対して、この世界のルール
と結びつけるとどういうことなんだ？みたいなことを頭によぎらせながら見てて、
それがとても楽しかったです。逆に世界観に対する感心だけで引っ張れるのは
1クールが限界なのかな、というのがこのアニメを見たことによって私の感じたことで、
1クールにピッタリと焦点があった作品作りが出来ている、というのがこのアニメの
凄さなんじゃないかと思う訳です。原作付のアニメの場合、大抵は放映が1クールでも、
1クールに焦点を当てきれないんですよね。話が完結しないので当然と言えば当然ですけど。
これがもう少し凝った世界設定なら1クールにおさまらないし、数々の不整合部分も
1クールものならばこそ茶目っ気ですまされるというか。
‥まぁ殆どの人が不整合部分が気になって仕方ないようなので、やっぱり成功しているとは
言えないかもしれませんがねｗ


‥てことで次回、鋼錬の評価につづきます