碁会所日報

碁会所日報の土田です。昔、「ニートな午後３時」という歌の歌詞で「♪ニート、ニート、エブリディ」というのがあった事をふと思い出しました。歌詞だけ書き出すとトホホホです。でもこれを思ったのは私だけではないようで、ぐぐったらいっぱい出てきました。

さて、家庭教師再開ということになって、急遽部屋を片付けました。Cindy氏のMac博物館と化していた部屋もなんとか片付き、ようやく碁盤とその周辺もすっきりしたところで私の碁盤を紹介しましょう。

五寸盤です。材質はわかりませんが、木目も美しく気に入っています。ただし私の置き方が悪いのか、柔らかいのか、打つと「へちょ」という音が出ます。横にあるのは碁石で、普通に部屋に置いていても違和感のないように、雑貨屋さんで買った蓋付きかごに入れています。このかごを白黒で探すのに丸一日かかりました。

碁盤は、これだけきれいなものにもかかわらず、もらいものです。最初はもうちょっと小汚い碁盤でした。

母によると、碁会所を始めて半年くらいの頃、下の店に、見知らぬお客様が「おたく碁会所しているんなら、これをもらってくれないか」と持って来て、返事をする間もなくそそくさと去っていったそうです。

おそらく親の形見の処分に困ったのだろう、それにしてもこんな大きなものはいらないのに・・・と、途方にくれているところに、常連の大工さんが入って来て「お！これはいい木やなあ。」と、調べ始めたそうです。

木には詳しい大工さんの目を引くような材質ならいいものに違いない、ということで、試しに天面直しに出してみた所、びっくりするほどきれいな木目が出て来ました。しばらくは母が持っていたのですが、膝が悪くて正座ができないし、家で勉強するような時間もないから、ということで、私がもらってきました。

まあもうちょっと家で打つようにして、なんとか役に立てたいものです。しばらくは家庭教師部屋となる所に置くので、物置きにしないように気をつけなくては。

で、節子はその後、同じように処分に困った人が持って来た手ごろな厚さの碁盤を家に置いているそうです。買わなくても碁盤が増える妙な碁会所です。