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いろいろな幸運が重なって、
ミシュランKYOTOで1つ星のお店「上賀茂秋山」へ ランチを食べに行く事になりました。 ミシュランに載る前から予約困難で有名なお店だというのに。 しかもおごりですぜ! お店につくといろりのある待ち合いに通されて、 お茶をいただきます。 今回は柚子茶でしたが季節に応じていろいろ変わるようです。 お店の中はカウンターの席のみ。 厨房ごしに和室が見えますが、ここは使用しないとのこと。 和食の店にしては珍しく、目の前で料理をしている姿を見る事が できるのが、ここの特徴でもあるようです。 厨房の中の人たちの動きは無駄がなく流麗で、 これもまた演出なのだなあと思います。 料理はどれもひとひねりもふたひねりもしてあって、 おいしくいただきました。 もともとのだしがすごく香りが良くて幸せな気分になります。 刺身はチヌ、タチウオ、サバ。 サバは酢で洗っただけとの事でしたが、酢の香りはそんなに立たず、 うまくさっぱりと余分な脂が落ちて、 サバというよりは別の魚を食べている感じでした。 タチウオは炙り霜にして、塩で。 刺身を塩で食べるというのは初めてでしたが、 非常においしかったです。魚の味が引き立ちます。 チヌはタチウオの印象が強くてあまり憶えていません。 鷹峯の樋口さんのネギの焼いたのもでてきましが、 ネギの香りは全くなく、果物のような香りがしました。 う~むさすが樋口さん。 どれも料理のサーブの仕方に気が利いていて、 そちらがとても気持ちよかったです。 食事のシメに、 おくどさんで炊いた土鍋ごはんを目の前でよそってもらうのですが、 このごはんが絶品で、ずっと噛んでいたくなります。 個人的にはこのごはんが非常に印象深かったとともに残念なポイントで、 ごはんのおいしさと、見せ方の上手さが素晴らしいあまり、 その日の食事の印象が 「あのごはんおいしかった~」 となってしまって、他のお料理がかすんでしまうんじゃないかと心配になります。 それはそうとして、さすがミシュランやなと思ったことがありました。 実は予約は6人だったのですが、1人急遽キャンセルになりました。 今回の幹事さんは、とりあえず6名分の予約をしてから メンバーの選定にかかったということですが、 どういうわけか、名前も電話番号も知らない人をお招きしたとのことで、 前日に、「ひょっとして来なかったらどうしよう」と心配されていたのが それが現実になったわけです。 時間になっても来られないのでどうしようかと店主に相談したら、 「ああ、うちはキャンセルでもいいですし、来られたら来られたで なんとかさせてもらいますよ」 と非常に柔軟な対応をして下さいました。 それで先に始めさせてもらってしばらくしてからその方からお店に電話があって、 まぁいろいろあってその人は今回は見送り、ということになったのですが、 幹事さんが「もお~信じられない!!」としばらく憤慨していたところ、 店主がパンッと手を叩いて、 「まぁその事はもう忘れてごはん食べましょっ!!」 と言って下さったおかげで、座の雰囲気も持ち直し、 楽しい食事となったわけです。 このあたり、非常に店主の男前っぷりが光りました。 また、お刺身も数人前ずつ盛り合わせて最初でてきたのですが、 途中で、一人前ずつに取り分けて下さいます。 その時にサバがだめな人がいたのでその旨を言うと、 即座にサバの代わりに別のものを用意して盛りつけて下さいました。 このあたりの心づかいもうれしいものです。 お店で働く人の対応も非常に気持ちよく、 味だけではなく雰囲気も重視するミシュランに載ったのも こういう部分だったのだなあ、と感じます。 夜は食後に別室でお抹茶だということでたっぷり2時間半はかかるそうです。 予約は前月の1日にまとめて承っているとのことですが、 急なキャンセルも入っているかもしれないので、 ダメモトで一度電話をしてみてもいいかもしれません。 おごって下さった幹事さん、お店のみなさん、 ご一緒のみなさん 楽しい時間をありがとうございました。 で、写真も撮ったのですが、 家でCindy氏に見せたところ、 「まったくおいしさが伝わってこない・・・」 と酷評されたので、残念ながら載せません。すいません。orz 他に行った人のレビューでご堪能下さいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月10日 13時21分36秒
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