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テーマ:神戸の魅力(20)
カテゴリ:神戸
様々な名前の品種があり、目を楽しませてくれます。 写真はマリアカラスと名付けられた薔薇。 マリアカラス・・・Vレンタル屋さんが普及してなかった頃、テレビの洋画劇場で、フェリーニのサテリコン(Satyricon)をみて知ったのです。まぁよくあの映画を親の前で平気で見ていたなと、今更ながら恥ずかしくなるのですが、ゲイジュツにそれほど造詣が深いわけでもない父が、急に覗き込んで「マリアカラスいうねん、世界一有名なオペラ歌手や」と教えてくれました。その時は、すごさがわからず、少し太った個性的な顔の人というイメージしかなかった。 オトナになるとこの人について書かれた文や、映像を目にするようになり、興味が変わりました。マリアカラスの声って、耳に残るのです。ハスキーなのにキーが高い。オペラの映像などを見ると他の歌手は、きれいに澄んだ声を出しているのに比べ、彼女のは、ざらつきがある力強い声なので明らかに違います。彼女の人生の悲哀が、音に滲み出ているのかもしれません。 普通のうまい歌手の歌なら単にBGMと聞き流してしまうのを、天才の歌は、人を振り向かせて音に向き合わせてしまうのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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