バス停地名学のすすめ

2008/03/18(火)22:27

第178回 【梅70編(12)】 芝久保(しばくぼ) 後編

西東京市(10)

(前回からのつづき) バスを降りると、都営と西武のバス停に並んで、西東京市のコミュニティバスである「はなバス」のバス停も立っていることに気が付きます。多摩地域のコミュニティバスといえば、西東京市の南に隣接する武蔵野市の「ムーバス」がよく知られていますが、ムーバスの成功をきっかけに、自治体によるコミュニティバスの導入は全国的に急速な広がりを見せ、もともと旧保谷市がコミュニティバスの運行を行っていた西東京市では、平成14年から4路線での運行が始まりました(後にもう1路線増え、現在は5路線)。芝久保を通る「はなバス」は、第4ルートと呼ばれる路線で、田無駅と多摩六都科学館を結んでいます。路線図を見ると、ルートはかなりくねくねと蛇行しており、住宅地の狭隘道路を小型の車両が縫うように走っている様子が目に浮かびます。因みに、「はなバス」の運行は西武バスに委託されていますが、この第4ルートのみは関東バスへの運行委託となっています。 青梅街道から一歩脇道へ入ると、閑静でのどかな住宅地が広がっています。畑地も多く残り、住宅が密集していないので、開放感のある散歩を楽しめます。気がつけば、田無タワー(正式名称はスカイタワー西東京)に吸い寄せられるように、東京街道を越えるところまで歩いていましたが、ここまで来たら多摩六都科学館まで歩いておきたいものです。多摩六都とは、小平、東村山、清瀬、東久留米と旧田無、保谷の六市を指しますが、田無と保谷が合併した後も、六都の呼称はそのままとなっています。 人気blogランキングへ

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