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カテゴリ:観光
酒田市に住んで11年目ですが、
初めて本間家旧本邸(←音が鳴ります。注意!!)を訪問。 邸内の写真撮影は禁止との事で、外観と庭の写真だけです。 現在でも本間家の所有なのだとか。 商人でありながら武士の位を許され、 商家造と武家造が一体となっている珍しい造り。 高い天井を持ちながら欄間は低く、中で刀が振り回せないようになっています。 また、欄間には隙間が空いており、密談できないようになっているとも。 当主自らは乾の方角に位置するたった5畳の部屋に、 そしてその妻は隣の2畳の部屋で慎ましく生活をしていたようです。 台所は、本来平民には土間しか許されていなかったにも関わらず、 本間家は武士の身分なので板の間。 台所には大きなかまどがあって、一気にお米45kgを炊けたそう。 戦時中は邸内に部隊が置かれていましたが、 本来のかまどは大きすぎて使いづらかったらしく、 その時新設された小さなかまども残っていました。 また今では失われましたが、神仏に奉げるためのお米を炊く専用のかまどもあったようです。 使用人の部屋は台所の真上の中二階に設けられていました。 これは寒さの厳しい冬場、少しでも温かな火の側に、という当主の気遣いなのだとか。 たまたま観光客が少ない時間帯に行ったので、 ゆっくり見学できました。 せめて一部だけでも写真撮影を許可してくれれば良いのに。 美術工芸品は無理としても。 昔から防火対策にはうるさかったそうですが、 そのお陰か昭和51年の酒田大火からも被害を免れています。 公民館として使われていた時代もあり、 梁には当時掲示物などを貼っていた画鋲の跡も。 修復しようと思えば可能だったが、 画鋲の跡も歴史の一部と、あえてそのままにしているようです。 FUJIFILM XF1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.10.11 19:36:28
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