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2011.04.17
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先週月曜日は母親の重要な手術の日で、表参道駅近くの甲状腺専門の
伊藤病院に行っておりました。 地元の病院ではうちでは無理だといわれ、伊藤病院でもかなり難しい手術だと 聞かされていたので、本人はもちろんですが、自分もかなり緊張してました。 本人が手術中地震がこないか心配としきりに言ってたけど、見事に起きました。 でかいのが。 震災からちょうど一ヶ月。一ヶ月前も両親共に手術の説明を受けに同病院で 地震にあい帰宅難民と化していた。 どんな因縁だ。 東北ではまた震度6など記録する洒落にならない地震になりました。 その後も一日揺れっぱなしみたいな感じでしたね。 ほんとに悲惨としかいいようがない心苦しいです。 ほんとにお願いだからもう辞めてくださいと思うも、その後も震度５クラス のがけっこう起きたな。 自分もなんでこんなときに…いい加減にしてくれ！と、待合室で軽く取り 乱しました。  しかし震災のあの日そういう目にあった人は世の中にたくさんいたはずだ。 本当に悲惨なめにあわれたと思う。 うちの母の手術は、幸い地震による影響もなかったみたいで、予定より一時間 プラスぐらいの時間で無事に終わりました。 合併症の危険はあるもののとりあえず成功との報告を受け、安心し先生（医師） に深々と頭を下げました。 意識が朦朧としてる母親に話し掛けて、しばらく様子を見て病院を後にしました。 苦しそうだけど、目をつむったまま、一生懸命手を振っている姿に涙した。 しっかりしろ俺！ （これからは俺が二人を支えなきゃならんのだぞ） やはり地震の影響でだいぶダイヤが乱れていた。 爺さん化してる親父がヘロヘロになるも、なんとか帰宅。 帰宅してみればまた棚の物が前程ではないが落ちてました。 地元は震度5だったそうな。 ワタガシよ…また一人にしてごめん。  伊藤病院がよいと教えてくれた人がいて・・・ 優秀な医師がいて・・・ サポートの看護師さん達がいて・・・ その他医療に携わるたくさんの方々がいて・・・ 手術前にたくさんの人達が激励をしにきてくれて・・・ 本人は自らを鼓舞し・・・ 母は手術にタチムカった。 僕等は応援で気力をわけ、母は気力を勇気にかえ、その意気込みが医療チーム の士気を高める。 そのどれがかけても成功は厳しかったのかもしれない。 約１０年前くらいの直腸の全摘出。 今回は甲状腺の全摘出。その他、リンパ切除 など数か所の転移部位の摘出。 たくさんのパーツを失ってしまっている母。 場所が悪かったのもあって、声ももう今までのようにはだせないとのこと。 つらいだろうね。 今日はだいぶ体はよかったみたいだけど、人との接触をさけ落ち込んでいる ような様子がうかがえる。 しかしそれも時間とともに受け入れられるだろうし、生きている以上は、笑える チャンスがある。 失ったものとは引き換えに必ず何か手に入れているはずだと俺は思う。 うちもガンという病の度に家族というチームワークが発展していってる気がします。 普段はドライな家族なんだけどね。  去年はおやじが大腸癌で手術した。 おそらく癌家系なんだろね。 俺もなると思っていて間違いないと思う。 これはマイナス思考とかそういうことじゃなくて、備えるための心構えとして なることを前提としておく。 しかしながら自分が年老いた時、周りに心を支えてくれる仲間はいるかと考えると 正直見通しは厳しい。  優秀な医療チームに巡り合えても、自分を必要としてくれる大切な家族や仲間が いないと治して生きようと思う気力なんてなくなると思うんだ。 そんなときのためにも、やはり結婚して家族をつくるということは重要な作業 に思えます。 これは自分のためであり人のためでもある。 なぜなら人は一人では絶対に生きていけないからだ。 誰かが繋がることでまた新しい繋がりが生まれる。 みなさんほんとにほんとにありがとうございました。 とりあえず、今は退院した母の様子に注意をしながら仕事もがんばっていこうと 思います。でずらい声をしぼってなんとか話す姿が、今は痛々しくもまだ生きてい けるんだなという実感につながる。 癌でも手術で治る癌もあれば、どうしようもないものもある。 この差はいったいなんなんだろう。 世の中にはどうしようもないこともたくさんあるという現実を受け入れていく しか私たちは生きていくことができない。 それでも生きていかなければならない。 原発問題いったいどうすればよいんでしょうかね。 これは本当に恐ろしい問題なんだろうけど、どうすればいいのか・・・ 友達から教えてもらったナターシャさんのメッセージ。(いつも何度でも） http://www.youtube.com/watch?v=ry_WACFd8Ds 悲しみの数を言い尽くすより 同じくちびるでそっとうたおう   （オヤジが茨城県つくば市で育てた花達） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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